<きちたび>チューリッヒの旅2023🇨🇭 旧市街にある名物ビアホール「ツォイクハウスケラー」で肉の塊「シュヴァインスハクセ」を食らう

パリ特派員時代、スイスにはよく行った。 ジュネーブで国際会議が頻繁に開かれていたし、そのほかにもいろいろ取材することがあった。 家族旅行でも何度かスイスの観光地を訪れたが、あれ以来久しぶりの訪問である。 今回は未踏国リヒ…

<きちたび>リヒテンシュタインの旅2023🇱🇮 公爵家も政府も所有する富裕層のための銀行「プライベートバンク」とは

日本人の個人資産の総額は、今年3月時点で2043兆円と過去最高を記録したという。 それでも世界から見ると、日本人はどうも資産運用が苦手な民族であるらしい。 金融資産の過半は現金や預金が占めていて、政府は「新NISA」を梃…

<きちたび>リヒテンシュタインの旅2023🇱🇮 “世界で6番目に小さな国”は「非武装中立」でなぜ生き残ったのか?

リヒテンシュタインは、世界で6番目に小さな国である。 面積は日本で言うと瀬戸内海の小豆島くらい、人口は3万9000人ほどしかいない。 自前の軍隊を持たず「非武装中立」を国是として、列強が激しく争ったヨーロッパの勢力争いを…

<きちたび>リヒテンシュタインの旅2023🇱🇮 首都ファドゥーツの宿はちょっと贅沢!丘の上に立つ絶景の「パークホテル・ゾンネンホフ」

リヒテンシュタインでの宿を決める際に私はかなり迷った。 そもそも選択肢が限られるうえ、値段もかなり高かったからだ。 散々迷った末に選んだのは、眼前にアルプスの山並みが広がる高級ホテルだった。 スイスのサルガンスからバスに…

<きちたび>グリーンランドの旅2023🇬🇱 COP28が「化石燃料からの脱却」で合意する中、世界が注視するグリーンランドの氷床を上空から見る

「およそ10年間で化石燃料から脱却を進める」 13日までUAEで開かれていた第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP28)は、石炭だけでなく石油や天然ガスも含めた「化石燃料からの脱却」で初めて合意した。 先進国や…

<きちたび>グリーンランドの旅2023🇬🇱 絶景に次ぐ絶景!クジラにも遭遇した「ヌーク・フィヨルド」珠玉のボートツアー

グリーンランドに行くにあたり、やはり氷山が見たいと思った。 そうなると、世界遺産にも登録されている氷山の町イルリサットが最適地だと思われた。 しかし、調べてみるとアイスランドからの直行便があるヌークからイルリサットまでの…

<きちたび>グリーンランドの旅2023🇬🇱 ホテルのレストランでなんとなく感じた「自殺率世界一」という雰囲気

食料を島の外に依存しているので、グリーンランドの食費はものすごく高いと聞いていた。 しかも私の宿泊したホテルはレストランが集まる街の中心部からは少し離れていたので、わざわざ食事のためだけに厚着をして外出するのも面倒だった…

<きちたび>グリーンランドの旅2023🇬🇱 最大都市ヌークの街歩き!わずか2万人の街で進む建設ラッシュとグリーンランド独立問題

アメリカのトランプ大統領が、突如「グリーンランドを買ってもいい」と言い出したのはコロナ前の2019年のことだった。 世界はまたトランプさんがバカなことを言い出したと笑ったが、あれは間違いなく本心だったに違いない。 誰かが…

<きちたび>アイスランドの旅2023🇮🇸 ホテル代の高い首都で泊まった「ホテル・レイキャビク・セントリウム」はダウンタウンの便利な宿

アイスランドに行くことを決め飛行機の手配を終えた後、首都レイキャビクのホテル代が非常に高いことに驚き、しばらくホテルを決めることができなかった。 まともそうなホテルなら1泊3万円は楽に超え、だいたい1万円くらいの宿を探す…

<きちたび>アイスランドの旅2023🇮🇸 忍耐と熱狂のオーロラツアー!私のiPhone14Proで三脚なしのオーロラ撮影に成功

私はパリ特派員時代、オーロラの研究をする日本のグループを取材するため10日ほどスウェーデン北部のキルナという街に滞在したことがある。 忘れもしない1995年のことだ。 あの時代、テレビカメラでオーロラを撮影するのは至難の…

<きちたび>アイスランドの旅2023🇮🇸 世界最大の露天風呂「ブルーラグーン」が火山活動で一時閉鎖!代わりに人気急上昇の「スカイラグーン」に行ってみた

今回アイスランドに行くことを決めてから、一番楽しみにしていたのが「ブルーラグーン」だった。 『世界最大の露天風呂』と聞くと、風呂好きの日本人としてはどうしても体験したくなってしまう。 こちらが冬の「ブルーラグーン」。 観…

<きちたび>アイスランドの旅2023🇮🇸 レーガンvsゴルバチョフ会談が行われた歴史的な場所へ!薄暮のレイキャビク朝散歩

今回アイスランドを訪ねるにあたって、ぜひ訪ねたい場所があった。 それは冷戦末期の1986年10月11日、当時のアメリカ大統領だったドナルド・レーガンとソ連の若き書記長ミハイル・ゴルバチョフによる歴史的な会談が行われたレイ…

<きちたび>アイスランドの旅2023🇮🇸 ゴールデンサークル② 大自然の息吹を感じる「ゲイシールの間欠泉」と「グトルフォスの滝」

アイスランド観光の定番コース「ゴールデンサークル」といえば、前回紹介した世界遺産「シンクヴェトリル国立公園」に加えて、そのさらに東に位置する「ゲイシールの間欠泉」と「グトルフォスの滝」をセットにして回ることを言う。 ひと…

<きちたび>アイスランドの旅2023🇮🇸 ゴールデンサークル① 世界遺産「シンクヴェトリル国立公園」世界最古の議会は地球の裂け目で開かれた

アイスランドは、文字通り「氷の国」である。 首都レイキャビクにいては今ひとつ実感が湧かないが、一歩郊外に足を運ぶとすぐにその意味を全身で感じることができるのだ。 レンタカーを借りて、自由に荒々しい大地を駆け回るのが最高で…

<きちたび>アイスランドの旅2023🇮🇸 ケプラヴィーク国際空港とレイキャビク市内を結ぶ「flybus」はバスターミナルで乗り換えてホテル近くのバス停まで連れて行ってくれる

アイスランドは全国民の数が37万人あまりの小さな国だ。 だから玄関口となるケプラヴィーク国際空港もコンパクト。 でも機能的でストレスなく入国手続きができる。 私たちを乗せたアイスランド航空機がケプラヴィーク空港に着陸した…

<きちたび>ロンドンの旅2023🇬🇧 15時間のフライトの後は空港直結「ソフィテルロンドンヒースロー」がオススメ!

ガザでは、1週間続いた休戦が終わり、イスラエル軍の攻撃が再開されたらしい。 私はこのニュースをロンドンで知った。 今回の旅の目的は冬のアイスランドとグリーンランドを訪ねること。 ついでにアルプスの小国リヒテンシュタインに…

<きちたび>アイスランドの旅2023🇮🇸 上海経由ロンドン行きの飛行機を予約したけど、中国での乗り継ぎに不安あり

来月、真冬のアイスランドとグリーンランドへの旅行を計画している。 この季節のアイスランドでは昼間の時間が4〜5時間しかない代わりに、運が良ければ街からでもオーロラが見えるという。 アイスランドへの行き方を調べると、ロンド…

<きちたび>アラビア半島の旅2023🕌ドイツ🇩🇪 古い街並みを丸ごと再生!21世紀に蘇ったフランクフルト「旧市街」を歩く

フランクフルトには何度か来たことがあるが、仕事だったりトランジットだったりで、まともに市内を歩いたことがなかった。 だから今回の中東旅行がフランクフルト経由になった時に、最低でも1泊してドイツを代表するこの街のことを知り…

<吉祥寺残日録>ウクライナ危機🇺🇦 私が「昭和」と同じ年になった64歳の誕生日、世界は80年前に逆戻りしてしまうのか? #220302

私は今日、64歳の誕生日を迎えた。 64年間続いた「昭和」と同じ年になったのだ。 春の日差しが差し込む窓辺に立って、ウクライナを想う。 私が生まれてから30年あまり、すなわち昭和が終わる頃までは世界は「東西冷戦」によって…