今日は20年ぶりの新紙幣発行の日。
1万円札は福沢諭吉から渋沢栄一に変わった。

とはいえ、今日新紙幣の両替を行なっているのはごく一部の店舗に限られるということで、お昼過ぎに私のメインバンクである三菱UFJ銀行の吉祥寺支店をのぞいてみると、明日4日から新紙幣に変わるというお知らせが貼ってあった。
まあ、焦らなくてもお札の価値が変わるわけでもないので、そのうちどこかから回ってくるだろう。
そのまま妻とスーパーに寄って、夕食の食材を買って家に帰った。

キッチンが新しく広くなったので、私も少し料理をしてみようと思った。
図書館で『夏めし100』という本を見つけ、その中から夏でも食欲をそそる料理を選んで、妻の助けも借りながら作ってみることにする。
本日の晩ごはんは、魯肉飯と並ぶ台湾グルメの定番「鶏肉飯(チーロー飯)」。
ついでに、夏野菜を使った作り置きメニュー「山形だし風」も。

山形の郷土料理である「だし」は、本場で食べたことはないがスーパーで売っているものを買ったことはある。
夏野菜と香味野菜を細かく刻み醤油などで和えたもの。
見た目も爽やかで食欲が落ちる夏にはピッタリだ。
まずは、キュウリとナスを5ミリ角にカットし、ナスは水にさらしてアクを抜く。
オクラは下ゆでしたものを小口に切る。

ミョウガと大葉は粗みじんぎりにして、先ほどのキュウリ、ナス、オクラと一緒にボウルに入れる。
醤油を加えて、ゴマをふりかけて、全体を混ぜる。
これだけだ。

出来上がった「山形だし」を容器に入れて冷蔵庫で冷やす。
これで完成だ。
ご飯にかけても、豆腐にかけても、お蕎麦にかけても使える夏の常備食だという。
細かくカットするのはちょっと面倒だが、いたってシンプル、簡単だ。

続いて「鶏肉飯」に取りかかる。
鶏肉は皮を取り、厚さが均一になるように切り開く。
鶏肉の皮を剥ぐのは初めてで少々手間取るが、まあそこは適当、とりあえず金属製のパッドの上に開いて、塩を振り、日本酒を少々。
本では、紹興酒と塩を混ぜたものを鶏肉の両面にまぶすと書いてあるが、我が家に紹興酒はないし、そもそも妻がお酒が大の苦手なので、日本酒を少量代用品として使うことにした。
このまま常温で30分置き、マリネする。

30分経ったところで、鍋でお湯を沸かし、マリネした鶏肉を青ネギと生姜と一緒に投入する。
弱火で10分ほど茹でて、火を止め、そのまま蓋をして30分間置いておく。

待っている間に、先ほど剥いだ皮をフライパンで焼く。
鶏の皮を焼くのも初めてだが、脂が多いので油は使わずそのまま両面カリカリになるまで焼いていく。

それなりの時間焼いて、綺麗なキツネ色に変わったところで火を止めた。
焼いた皮は適当にカットして置いておく。

茹でてから30分置いた鶏肉を取り出し、「五香粉」という中国の香辛料を両面にまぶす。
五香粉とは、一般的には八角、丁香、肉桂、花椒、茴香という5種類のスパイスを混ぜたものだそうだ。
私はもちろん使うのは初めてだが、やはり中華料理独特の香りがする。

五香粉をまぶした鶏肉はそのまま乾かないようにラップをして冷めるまで置いておく。
そして、手で触れる温度まで冷めてきたら、手で鶏肉を割くのだ。
冷めるまでの間にタレを作っておく。
鶏皮を焼いたフライパンにたまった油で、みじん切りにした長ネギ、ニンニク、ショウガを炒め、鶏肉を茹でた茹で汁を加えて煮詰めていく。
本当はここでも紹興酒を小さじ2杯ほど加えるようだが、我が家では紹興酒の代わりに黒酢を少量加えて、最後に塩で味を整える。

あとは、こうして出来上がった素材を丼ごはんの上に盛り付けるだけ。
五香粉で風味づけした鶏肉を割いて盛り付け、細かくきった鶏皮も加える。
そして、味をみながらタレをかけていただくだけだ。
見た目はなかなか上出来。
食べるとそれなりに台湾の味がした。

冷蔵庫から「山形だし風」を取り出し、冷奴にかけてみる。
少し醤油が馴染んだのか、全体にしっとりしたようだ。

食べてみると、あっさりでさっぱり。
夏には悪くない。
ただまだ味が馴染んでいないようで、少し塩味が足りないようだ。
今夜は塩をふって味を足したが、ちりめんじゃこなどを加えるのもいいかもしれない。

妻も美味しいと食べてくれて、「また時々作ってね」と言った。
まずはほっと一安心。
思ったよりも手間と時間がかかったが、新しいキッチンで食べたことのない料理を作ってみるのも悪くない。
しばらく途絶えていた料理への気力が、また少し盛り上がってきた。
<吉祥寺残日録>60男の調理修行🔪 今日はタイ料理の日!昼は「カオトム」、夜は「ガイヤーン」&「カオパット」 #221228