王宮占領

先日のソウルへの旅行で、私は初めて朝鮮の王宮が日本軍によって占領された事実を知った。 漠然としか知らなかった日清・日露の戦争について今更ながらちゃんと知らなければならないと思い、手始めに中公新書「日清戦争」を読み始めた。…

JSA

年明けから南北融和の動きが目立つ中、アマゾンプライムビデオで映画「JSA」を観た。 2000年(日本では2001年)に公開された韓国映画。韓国全土で538万人を動員し空前の大ヒット映画となった。 JSAとは「共同警備区域…

南北融和の先

明日から2泊3日でソウルに行く。年明けから突如南北融和の動きが始まった。 私の感想は・・・「またか」という冷めたものだ。 きっかけは金正恩委員長の「新年の辞」だった。「選手団を派遣する用意がある。南北当局が至急に会うこと…

南京陥落80年②

南京陥落から80年を迎えたこの日、2つのニュースが目に止まった。 一つは中国を訪問している韓国の文在寅大統領の発言だ。連合通信の記事を引用する。 『中国を国賓訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日、最初…

南京陥落80年

この冬最強の寒波が日本列島を覆い、井の頭公園の池にもうっすらと氷が張っているように見える。 珍しいのでカメラを取り出し写真を撮った。 12月、日に日に寒くなるのは当たり前だが、テレビの報道・情報番組では長々とお天気のネタ…

2018年の旅

来年の旅の予約をした。 来年、私は還暦を迎える。会社も一応定年ということになる。65歳までは働ける時代なので、すぐに辞めることはないと思うが、私個人にとって節目の年であることに違いはない。 来年から可能な限り、月1回ペー…

北朝鮮と日馬富士

今朝テレビから飛び込んできた2つのニュース。北朝鮮のミサイル発射と日馬富士の引退だ。 想定内ではあったが、あまり気分が良くない。 まずは北朝鮮。75日ぶりにミサイルを発射した。北朝鮮が「火星15号」と呼ぶ新型のICBMだ…

武蔵野市平和の日

朝テレビを見てドキッとした。 北朝鮮の木造船が秋田に漂着し、国籍不明の8人の男が保護されたという。ついに日本海に北朝鮮難民が出てきたか、それとも工作活動か、いよいよ有事が始まったかと緊張した。 しかし、8人は北朝鮮の漁師…

天翔ける倭寇

総選挙の週末、超大型の台風21号が接近し東京もずっと雨が降り続いている。 私は朝一番で投票に行った後は、ほとんど外出せず小説を読んで過ごした。 津本陽氏の「天翔ける倭寇 上下」だ。 なぜこんな本を読んでいるのか? 仕事の…

ラッカ陥落

昨夜NHKでラグビーの故・平尾誠二氏との友情について語る山中伸弥教授のインタビューを聞いていた時、突然速報スーパーが流れた。 IS国家が事実上崩壊したという趣旨だった。 唐突な速報。ISが首都としていたシリア北部の都市ラ…

俺の世界史

ノーベル文学賞に決まったカズオ・イシグロの小説「日の名残り」をさっそくkindle版で読んでいる。執事を通してイギリス文化を描く物語のようで、純文学の苦手な私はちょっと退屈していたのだが、途中からイギリスの歴史が登場し俄…

北朝鮮内の噂

独立系の報道通信社「アジアプレス」がこんな記事を配信した。 「<北朝鮮内部>「中国が攻めて来る」「戦争起こる」飛び交う噂の打ち消しに躍起の金正恩政権 逮捕者まで」 アジアプレスは日本人だけでなく、北朝鮮や中国、韓国出身の…

死者210万人

読売新聞にこんな記事が出ていた。 「北の核攻撃、東京・ソウルで死者210万人試算」という恐ろしい記事だ。引用させていただく。 『米ジョンズ・ホプキンス大の北朝鮮問題研究グループ「38ノース」は4日、北朝鮮が複数の核搭載ミ…

B1B

「北朝鮮危機:韓日抜きの米爆撃機展開、狙いは何か」という記事を朝鮮日報が掲載した。 日本のメディアでは「韓日抜き」というような表現は聞かなかったので、ちょっと気になった。この記事を引用する。 『 米軍の爆撃機と戦闘機は2…

「宣戦布告」

「ロケットマン」とトランプ大統領に呼ばれた金正恩委員長が、正式に声明を発表した。 「過去最高の超強硬な措置」を検討するという。 北朝鮮のトップ自らが声明を発表するのは建国以来初めてという。トランプさんの軽口は、いよいよ双…

軍事オプション

トランプ大統領の国連での発言は、ぶっ飛んだものだった。 韓国の「朝鮮日報」の記事を引用する。 『 ドナルド・トランプ米大統領が19日(現地時間)、国連総会の演説で「ロケットマン(北朝鮮の金正恩〈キム・ジョンウン〉朝鮮労働…

父親たちの星条旗

クリント・イーストウッド監督の映画「父親たちの星条旗」を観た。 太平洋戦争の激戦地、硫黄島での戦いを日米双方から描いた2部作のアメリカサイドの物語である。硫黄島に星条旗を立てた兵士たちを英雄に祭り上げ、巨額の国債を売るた…

ダンケルク

2日続けての映画ウィーク。今日は生まれて初めて「MX4D」を体験した。 映画館は「TOHOシネマズ六本木」。 映画は今年のオスカー有力候補「ダンケルク」だ。 1940年5月、ドイツ軍がフランスに侵攻、戦車と航空機による電…

眞子さまと水爆

とても微笑ましい会見だった。 秋篠宮眞子さまと小室圭さんの婚約が内定し、午後3時から初めての2ショット会見が開かれた。テレビ東京を除く各局が生番組でこの模様を放送した。 二人が通う国際基督教大学の交換留学生説明会で初めて…

歴史案内人

そろそろ梅雨が明ける。 北九州で豪雨災害が起きる一方、東京は空梅雨だった。 夏休みの中欧旅行に備え、少し参考資料に目を通し始めた。 最初に読んだのは、中谷剛さんが書いた「ホロコーストを次世代に伝える アウシュヴィッツ・ミ…

モスル奪還

3年におよぶ悪夢が終わろうとしている。 イラクのアバディ首相は第2の都市モスルでの「イスラム国」との戦いに勝利したと宣言した。モスルはISが建国を宣言した最大の拠点であり、資金源だった。 モスル奪還は象徴的な意味を持つ。…

イマジン

ジョン・レノンの名曲「イマジン」が「世紀を代表する歌」に選ばれたという。 まずはそれを伝える読売新聞の記事を引用させていただく。 『 米音楽出版社協会は14日、ジョン・レノンが1971年に発表した「イマジン」を「世紀を代…

中華門

そろそろ帰国してから1ヶ月。南京のリポートも終わりにしなければ・・・。 第13弾は南京市街地の南にそびえる中華門だ。 中華門を訪れるのは夕方がオススメだ。南京の主な観光施設が夕方閉まるのに対し、中華門は夜8時半まで入場可…

北朝鮮“危機”

3週連続で北朝鮮がミサイルを発射した。テレビはまた大きく扱っている。 今年に入って連日大々的に報道される北朝鮮問題。それを私があまり書かないのには理由がある。私自身、テレビが騒ぐほど北朝鮮が自制心を失っているとは見ていな…

マンチェスター

今月22日、英マンチェスターで起きた自爆テロの全容がわかってきた。 この夜、マンチェスター・アリーナではアメリカの人気歌手アリアナ・グランデのコンサートが開かれていた。23歳のシンガーソングライター。私がよく利用している…

180部隊

今月起きた世界中を標的にしたサイバー攻撃に関して、ロイターが興味深い記事を配信した。北朝鮮の「180部隊」というサイバー攻撃専門部隊について書かれている。引用する。 『 北朝鮮の主要な工作機関にはサイバー攻撃を専門に行う…

大虐殺記念館③

南京事件をテーマとした「侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館」のリポートを更に続ける。 この記念館で南京事件がどのように伝えられているかを詳しく書くことを目的にしている。 前回書いた「集団虐殺」の次に展示されていたのは「個別…

大虐殺記念館②

南京事件をテーマにした「侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館」の続きを書く。 長く詳細な論争が続くテーマだけに、このブログでは、この記念館で南京事件がどのように伝えられているかという観点でまとめる。日本側での主張は様々な出版…

大虐殺記念館①

南京の旅シリーズ第7弾。今回の旅行でぜひ訪れたかった場所だ。 南京大虐殺記念館、正式名称は「侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館」。「南京事件」をテーマにした博物館のような施設だ。広島や長崎の原爆資料館が日本人から見た原爆の…

“まぼろし”

南京に行く前にぜひ読んでおきたい本があった。 鈴木明さんが書いた『「南京大虐殺」のまぼろし』である。 いわゆる「ネット右翼」と称される人たちが「南京大虐殺はなかった」と主張する際に、バイブルのように扱われることがある。第…

ミュシャ

世紀末のパリ。アールヌーヴォーを代表する画家アルフォンソ・ミュシャは大女優のポスターで時代の寵児となった。 彼の出身はオーストリア帝国領モラヴィア、現在のチェコだ。 今年の夏、チェコを旅する。少しでもチェコのことを少しで…

シリア攻撃

何かとても唐突感のある攻撃だった。 アメリカがシリアを攻撃した。地中海の軍艦からシリアの空軍基地に59発の巡航ミサイル「トマホーク」を発射したのだ。現地時間の午前4時40分。トランプ大統領は、この基地はシリア軍による化学…

台湾

司馬遼太郎著「翔ぶが如く」第4巻(文春文庫)に“征台”という言葉が出て来る。台湾を征伐する、台湾に軍を送るということである。 西郷隆盛の「征韓論」はもちろん知っているが、私の不十分な日本史の知識の中に、明治初期、日本が台…

南スーダン

国会で議論になっていた南スーダンでのPKO活動について、政府は突然自衛隊の撤退を決めた。唐突な判断に対し、野党は「治安悪化が撤退の理由」だと批判を強める。 政府の説明はこうだ。首相官邸のHPから引用する。 『 平成29年…

ルワンダ

テレビをザッピングしていて偶然見つけたドキュメンタリー番組。おもわずチャンネルが止まった。 NHKのBS1「殺人者34万人の帰郷〜ルワンダ虐殺22年目の“声”」。 私が見たのは番組の最後の10分程度だったが、感慨深かった…

東京裁判

昨年末、NHKが4夜にわたって放送した「NHKスペシャル ドラマ・東京裁判」を録画で見た。視聴率は3%台とふるわなかったが、NHKらしい企画のしっかりした作品だった。 NHKのホームページにはこのように書かれている。 『…

この国のかたち②

司馬遼太郎著「この国のかたち」第一巻の続き。「“雑貨屋”の帝国主義」という不思議な項から、戦前の参謀本部や統帥権の話を展開する。実に興味深い。 日本史をざっと読み返しながらおぼろげに思っていたこと、それは日本人って国土を…

真珠湾

朝起きてすぐ珍しくテレビをつけた。安倍総理がハワイの真珠湾でスピーチをしていた。真珠湾攻撃から75年、オバマ大統領の退任を前に舞台を設定した。 謝罪ではなく所感。真珠湾攻撃による犠牲者だけでなく、太平洋戦争で亡くなったす…

テロと暗殺

嫌なニュースが続いた。 まずはドイツの首都ベルリン。19日夜、大型トラックが市中心部で開かれていたクリスマス市に突っ込み12人が死亡、多数が負傷した。メルケル独首相は「おそらくテロだろう」と記者団に語た。フランス・ニース…

この世界の片隅で

クラウドファンディングで制作された作品として話題を呼んでいるアニメ映画「この世界の片隅に」を、妻が見に行きたいという。 上映館が少ないこともあって混んでいる。新宿が近いが一杯だ。 24日から吉祥寺オデオンでも上映する予定…

焼夷弾

「ベスト・エッセイ2015」で今日気になったエッセイ。アメリカ人の詩人、アーサー・ビナードの「縁は夷なもの味なもの」である。 この人は日本語に興味を持ち、大学卒業後日本にやってきた。彼は池袋の商店街のおじいさん、おばあさ…

戦後処理

きのう8月1日は、34回目の結婚記念日。どこかでディナーでも食べようかと言っていたのだが、岡山で外食も多かったので家であっさりがいいということで一致した。 帰宅すると妻が、「花でも買ってくるのかと思った」と言う。確かにこ…

大東亜共栄圏

戦後71年目の8月がやって来た。 岩波新書の小林英夫著「日本軍政下のアジア〜「大東亜共栄圏」と軍票」を読む。著者は駒沢大学教授。この中に大東亜共栄圏というスローガンが生まれてきた時代の背景が書かれている。 「日中戦争がま…