ダンケルク

2日続けての映画ウィーク。今日は生まれて初めて「MX4D」を体験した。

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映画館は「TOHOシネマズ六本木」。

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映画は今年のオスカー有力候補「ダンケルク」だ。

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1940年5月、ドイツ軍がフランスに侵攻、戦車と航空機による電撃戦により、連合軍はフランス北部のダンケルクに追い詰められる。

ドイツ軍に包囲された連合軍兵士の数は35万人。この兵士たちをイギリスから民間の船舶を大動員することで救出した。

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私がパリ特派員時代、ノルマンディー上陸作戦50周年式典を取材したことがある。しかし、ダンケルクの戦いは詳しく知らない。ただ、イギリス人にとっては、戦争の初期に国民を一つにした大救出作戦として今でも多くの人に記憶されているのだろう。

ただ、映画そのものとしては、個人的に期待したほどではなかった。要するに、サバイバルものとして仕立てられ、ハラハラドキドキとイギリス人の英雄物語、それだけの映画だ。

そこに戦争の悲惨さは感じられない。

宇宙人と戦う「インディペンデンス・デイ」を見ているようだった。

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「MX4D」のスクリーンで見たことも原因かもしれない。

このシステム、映画に合わせて椅子が動き、風が顔に吹き付けられ、時に水が顔面に飛んでくる。「おい、おい」。これじゃ映画に集中できない。

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これはおじさんには不要なシステムだ。映画にこんなものを求めてはいない。

しかも、料金は通常料金に1200円プラスの3000円だった。

通常の映画館で見れば、印象ももう少しよかったかもしれない。ただ、戦争の切り取り方としては、気に入らない。先日見た「シンドラーのリスト」との違いは、あまりに大きかった。

 

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