来年の旅の予約をした。
来年、私は還暦を迎える。会社も一応定年ということになる。65歳までは働ける時代なので、すぐに辞めることはないと思うが、私個人にとって節目の年であることに違いはない。
来年から可能な限り、月1回ペースで旅行に行こうと思う。行きたいところは山ほどある。
そのためにもすぐに会社を辞めず、一定の収入を得ながら旅行をする。そんな60代前半をイメージしている。
来年最初の旅は、ソウル。1月6日から8日の三連休を使う。北朝鮮情勢が緊張する中で、南北の国境を訪ねるとともに、韓国の人たちがどんな暮らしぶりなのか自分の目で確かめたいと思った。
さらに日韓関係。少女像の問題も出口が見えない中で、韓国国内で日本がどのように伝えられているのか、韓国併合や秀吉の朝鮮出兵などの歴史について博物館なども見てきたいと思う。
これまでソウルには2度ほど仕事で行ったことがあるが、個人的にはあまり韓国に興味がなかった。だから、隣国のことをあまり知らないのだ。まあ、ほとんどの日本人が皮相的な情報だけで韓国のことを見ている気がする。自戒を込めて、知る努力を始めようと思うのだ。
続いて予約したのは、沖縄。2月9日から11日の三連休を使って行こうと思う。沖縄にも何度か行ったことがあるが、いわゆる戦跡を巡ったり博物館を見学したりしたことがない。今回は最低でも、摩文仁の丘には行くつもりでいる。
沖縄戦についてきちんと知りたいと同時に、さらにその前の琉球の歴史についても知っておくべきだろうと思う。琉球が薩摩の支配下に入ってから1世紀も経たないうちに太平洋戦争は起きた。日本人になって間もない沖縄の人たちが日本で唯一、陸上戦の犠牲者となった。知れば知るほど理不尽な歴史がそこにはある。
そして最後に予約したのは、来年の夏休みの旅行だ。ここ3年、お盆の時期に妻と二人でちょっと長めの海外旅行に行っている。2年前がスコットランド、去年がカナダ、そして今年は東ヨーロッパだった。
来年は、ロシアとイタリアを予約した。正確に言うと、モスクワ経由でイタリアのボローニャを往復するアエロフロート便を予約したのだ。
100年前のロシアでは世界初の社会主義革命が起きた。20世紀を特徴付ける大事件だった。ロシア革命は世界に衝撃を与え、第一次世界大戦の終結を早めた。そして日本は1918年、ロシア革命に干渉すべく他の列強とともにシベリアに出兵する。
そして私は1991年、私はモスクワでソビエト連邦崩壊の瞬間を取材していた。その後経済発展を遂げたと伝えられるモスクワの街を自分の目で見てみたいと思っている。
そしてイタリア。正確に言うと目的はイタリアではない。EUと言う戦後ヨーロッパの努力の結晶が崩壊に向かう中、点在する小国を訪ねてみようと言うのが私の狙いだ。
具体的には、サンマリノ、マルタ、リヒテンシュタインなどに行きたいと思っているのだが、うまく旅程が組めるかどうか頭をひねっているのだ。ただ駆け足で回ることは可能なのだが、妻はあまり慌ただしい旅は好まない。できれば1箇所で数日滞在し、コンドミニアムで自炊しながらゆったりとヨーロッパを味わいたいのだ。この気持ちは私も同じなのだが、できれば数カ国まとめて見てみたいと言う欲求も強い。まさにせめぎ合っているのだ。
でもこうして先々の旅行スケジュールを決めて行く作業はとても楽しい。
他にも高野山や熊野古道、平戸、大連に深セン、ベトナムにサウジアラビアなどなど。行きたい場所が山程ある。
もう少し、休みが欲しい。
とにかく2018年は、私が毎月どこかに出かけるアクティブな老後生活を始めた記念すべき年にしたいと思っている。