<きちたび>中国南京の旅2017🇨🇳 高層ビルが光る!美味しい中華料理を求めて夜の新街口から夫子廟へ

新街口から夫子廟へ

別の夜、南京の夜の人気スポット「夫子廟(ふうしびょう)」に出かけました。

超近代的な新街口から街をぶらぶら散歩しながら目的地に向かいます。初めての街、ホテルでもらった一枚の簡単な地図だけが頼りです。

途中、暗闇で踊る謎の集団に遭遇しました。

中国では街角で音楽を流してみんなで踊る健康体操のようなものが流行っているとテレビで見たことがあります。おそらくそれだろうと理解しましたが、それにしても、なんでこんな暗いところで踊っているのでしょう?

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高層ビルが光に包まれている新街口から少し離れるだけで、街は一気に暗くなります。

古い雑居ビルの1階には小さな商店が軒を並べます。歩道も狭くなり、工事中で車道しか歩けない場所も多く、私が知る昔のアジアがまだそこにはありました。

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コンビニもあります。「HOWDY」というチェーン店が一番目につきました。

ミネラルウォーターを買ったのですが、日本と違い店員はまったく無愛想でした。中国人にサービスは期待していないから、別にいいんですけど・・・。

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かなり歩きました。

私は方向感覚が優れている方だと思っていますが、さすがに心細くなってきました。手にしている地図には細かな道路や目標物など何も書かれていないので、自分がどこにいるのかはっきりわかりません。

南京の治安状況についてもよく知りません。中国に限らず、夜、暗い場所を歩くことは危険を伴います。旅行者は、地元の人もなかなか足を踏み込まない危険地帯に、知らずに入り込んでしまうことがあるのです。

リスク管理は海外旅行では非常に重要です。そろそろ引き返した方がいいかと感じた時、交差点の矢印に「夫子廟」の文字を見つけました。

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目的地が近づくと人間は元気になるものです。先ほどまでの不安な気持ちはあっという間に消え去り、開店したての店の前に並んだ花輪の形状や色彩に異国を感じる余裕が出てきました。

後で調べたところでは、新街口から夫子廟まで5キロほど距離があったようです。

魔界のような地下街

夫子廟が見えてきました。

道路を渡ろうと、地下道に入ってまた驚かされました。

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何やら得体の知れない雑貨屋がびっしりと並んでいるのです。

確か台湾でこんな所あったなあ。

場末の何とも言えない胡散臭い店が続きます。誰がこんな商品買うんだろうか。このまま人さらいに連れて行かれるんではないかと、不安になるほどです。

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迷路のような不思議な地下道をさまよい、ようやく出口を見つけました。

階段を上がると、そこはちょうど夫子廟の入り口だったのです。

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「南京夫子廟」と書かれた立派な門が建っています。

ここから先の一帯は、明清代の建物が再現された人気の観光スポットです。夜も多くの人が歩いていました。

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古代の江南民家建築の町並みが続きます。明かりが煌々とともされ、新緑の下、みんな楽しそうにそぞろ歩きを楽しんでいます。言葉を聞く限り、ほとんどが中国人のようです。

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赤い灯が、妙になまめかしい。

戦前中国に雄飛した日本男児たちには、この赤い灯はきっと魅惑的に映ったことでしょう。狭くて貧しかった日本を抜け出して、大陸で一旗あげたい。最初はそんな気持ちで中国に渡った人も多かったのかもしれません。

夫子廟大成殿

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商店街を抜けると広場に出ました。ここが夫子廟の中心です。

広場に面して「夫子廟大成殿」という建物があります。儒教の祖・孔子を祀った廟のようです。

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もともと夫子廟は337年に設立され、1034年に孔子廟に改築されたそうです。そして、この界隈一帯も、「夫子廟」と呼ばれるようになりました。

門を入ってすぐのところに壁があって近づくとまったく見えないのですが、少し離れると・・・

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孔子の像が立っているのが見えました。

ちゃんと見ようと思えば入場料30元を払わなければなりません。混んでいるようだし、私はパスすることにしました。

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広場の反対側は秦淮河(しんわいが)という名の運河です。

屋形船のような遊覧船「秦淮河舫」が岸辺にずらりと並びます。運河の対岸には水上ステージが作られていて、女性2人が歌っていました。

夕飯を求めて

夕飯を食べるお店を探しつつ、街をブラブラします。

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赤い提灯と電飾に彩られた飲食店。

まるで映画「千と千尋の神隠し」のセットのようです。

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人力車に乗った人もいます。

暑くもなく寒くもなく、最高の夜です。

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土産物屋をのぞくと、かなり精巧な工芸品が売られていました。

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飾りたいかどうかを別にすれば、この木彫りなどもかなり凝った作りです。

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「江南貢院」というのは1168年に建てられた建物で、中国の官吏登用試験「科挙」の試験会場として使われた場所だそうです。ここも入るには、入場料25元がかかるというのでパスしました。

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こうした夫子廟の建物のほとんどは日中戦争で日本軍によって破壊され、1990年代に30億円の費用をかけて再建されたものだと言います。

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