<東京@グルメ>ぶらり駅散歩🚶🚶‍♀️ 早稲田駅から歩いて若松河田「てんぷら 高七」の「日替わり定食」

カリブ海の旅行に備えて黄熱病ワクチンを接種することになった。

渡航先の中に黄熱病に感染する可能性がある国がいくつか含まれていて、「イエローカード」と呼ばれる接種証明書がないと入国が認められないケースが考えられたからだ。

日本や先進国にいる限り、黄熱病ワクチンは射つ必要がないため、接種できる場所は東京都内でも4か所しかなく、そのうち予約が取れたのが新宿区戸山にある「国立国際医療研究センター」であった。

最寄駅は大江戸線の「若松河田駅」だが、吉祥寺から行くには地下鉄東西線で早稲田駅まで行き、そこから歩いてもさほど遠くはないようだ。

接種の予約は午後2時なので、どうせなら早稲田近辺のお店でランチを食べてから病院に行くことにした。

早稲田に到着したのは昨日の午後0時50分前。

天気は雲ひとつない快晴で、久しぶりの早稲田は相変わらず活気が溢れていた。

病院の方向に向かいつつ、途中良さげなお店を探すとしよう。

早速、行列ができているお店を発見。

さすがに早稲田、並んでいるのは学生さんばかりである。

店名を確認すると吉祥寺にもお店がある油そばのお店「武蔵野アブラ学会」だった。

吉祥寺の支店ではこんなに行列見たことないので、やはり学生と油そばの相性の良さを感じさせる。

この通り、「夏目坂通り」と言うんだ。

文豪・夏目漱石の生家がこの坂の途中にあったことから、漱石の父親が「夏目坂」の地名をつけたのだと書いている。

都心を散歩すると、あちこちにこうしたプチ歴史が転がっているから面白い。

早稲田駅から離れるに従って飲食店もまばらになる中、店の前に行列を発見。

明治17年創業の老舗「てんぷら 高七」である。

実は事前に病院周辺の飲食店を調べていて、もしいい店が見つからなければこのてんぷら屋に来ようと最初から決めていた。

時間はちょうど午後1時、ささっと食べて病院に行くとちょうどいい時間だろうと判断して、列の後ろに並んだ。

お昼ごはんは、「天ぷら定食」900円より・・・これは安い。

「現金のみ」とか「日本語だけ」とかわざわざ英語の張り紙も表に貼られていて、外国人の客も多く訪れることをうかがわせる。

これは期待できるかも、そう思いながら店の前で待つ。

しかし、行列はなかなか進まない。

私の前に並んでいたのは4〜5人だったが、午後1時を過ぎても出てくる客が少なくて、お店の中に入れてもらえない。

この日は風もなく太陽もまともに当たるので寒くはなかったが、時間の方が少し気になり始める。

ようやくお店に入れたのは午後1時15分。

店内は厨房に面したカウンターと小上がりからできていて、元気のいい女性が客の座る場所を細かく指示していく。

私は、入り口近くの小上がりで、2人づれの女性と相席するように言われる。

令和の今では珍しいが、きっと明治の時代からこんな感じだったのだろう。

白子の天ぷら900円、牡蠣の天ぷら500円。

どれも気になるが、今日はのんびりもしていられない。

天ぷら定食に本日のお刺身3品がついた「日替わり定食」(1000円)を速攻で注文する。

他のお客さんもたいてい「日替わり定食」を頼み、人によって追加でお好みの天ぷらを注文するというスタイルが多いようだ。

しかし、ここからがまた待たされた。

こじんまりとした厨房はかなり年輩のご夫婦2人で回しているらしく、私の先客のもとにもまだ天ぷらが届いていない。

1時半になってもまだ私の天ぷらは出来上がる気配がない。

午後2時の予約、ヤバいかもしれないと思い始めた。

「日替わり定食」が私のテーブルに置かれたのは午後1時40分を過ぎてからだった。

よし、辛うじて間に合うかもしれない。

元気な女性からは食べ方の指示もあり、「最初はそのまま、その後に塩や天つゆでどうぞ」とのことだった。

今では天ぷらもすっかり高級料理になってしまったので、老舗で1000円の定食はやはり珍しいかもしれない。

天ぷらは、大葉、エビ、キス、イカ、ゴボウ、長ネギの6種類。

最初に大葉を塩でいただくと、サクサクとして上手に揚がっている。

さすが、専門店は違うなと思ったが、その後はそれほどの驚きもなかった。

長ネギの天ぷらというのは食べたことがなかったので、ちょっと面白い。

「本日のお刺身」は、マグロとエビとホタテ。

その傍らには小さな豆腐、さらに漬物とおかかが添えてある。

全体にこじんまりしているものの、今風ではなく、やはりどこか老舗の佇まいを感じる。

とはいうものの、ゆっくり味わう時間もなく、10分ほどで定食を平らげてさっさと店を出た。

この店が悪いのではない。

私の店選びが失敗だったのだ。

こういう創業100年を超えるような老舗にはもっとゆとりを持って訪れるべきである。

カウンターでは、日本酒を飲みながらお好みの天ぷらを揚げてもらっている客もいた。

見習いたいものである。

食べログ評価3.65、私の評価は3.40。

「てんぷら 高七」
電話:03-3202-4035(夜のみ予約可)
営業時間:[月・火・水]11:30~14:00
               [木・金・土]11:30~14:00/17:30~20:00
定休日:日曜祝日

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