<吉祥寺残日録>井の頭公園の紅葉2025🍁 1日5キロ自転車5キロ歩いて井の頭公園と玉川上水の秋を満喫する #251128

兵庫と京都で秋を探索して吉祥寺に戻ってくると、こちらも古都に負けない紅葉が待っていた。

こちらが11月23日に撮影した井の頭公園の写真。

モミジの赤はまだ今ひとつだが、メタセコイアの木が赤褐色に色づいて、もうすっかり吉祥寺も秋本番である。

それからというもの、私は毎日自転車に乗って井の頭公園とその周辺を走り回り、公園内に設けられたフィットネスエリアでたっぷりと体操をし、さらに400mトラックをぐるぐる何周も歩いているのである。

目標は1日5キロ自転車を漕ぎ、5キロ歩くこと。

自転車の方は簡単に5キロは達成できるけれど、歩く方は結構大変でとにかく時間がかかる。

人間が歩くスピードは通常1時間4キロと言われるが、私はわざと少し早足を心がけて、なんとか5キロを1時間で歩くよう心がけている。

こうして毎日早足で歩いていると、用事で街を歩いていても、今まだよりスムーズで人を追い越しながら歩けるようになった。

高齢者にとって、転ばないことが一番重要だということを親たちの介護を通して痛感しているので、せいぜい頑張って歩く能力を維持したいと思っている。

そんな平穏の中で、たまには新しいこともしてみたりもしている。

それは岡山で収穫し東京に送っていた柿が少し多過ぎて食べきれないため、吉祥寺でどこか寄付する所を探すことだった。

岡山と同様フードバンクも検討したが、武蔵野市のフードバンクはナマモノはあまり受け取ってもらえないようなので、家から近い保育所に問い合わせの電話を入れてみた。

すると「喜んでいただきます」と言っていただいたので、20個ほどの柿をビニール袋に詰めて、中道通りにある「かっぱの家保育所」という施設に持っていった。

吉祥寺の保育所というと、ちょっとバブリーなイメージもあったのだけれど、この保育所は至って庶民的で自然の中で子供たちを遊ばせることに力を入れているようだったので、寄付先としては最適だと感じた。

そして今日。

午前中、自転車に乗って少し離れたJAのATMまで通帳の記帳に行ったついでに、妻に頼まれて市役所でエンディングノートをもらってきた。

もし万一私たちが突然死んでしまった時に息子たちが困らないよう、いろいろな個人情報や物のありかをノートにまとめておくつもりらしい。

何事も早め早めの妻なのである。

自転車の5キロはもうこれでクリアできた。

だから今日は歩いて、井の頭公園に行くことにした。

真っ青に澄み渡る空の下、御殿山の林を抜けて井の頭公園の西園へ・・・大好きな散歩道だ。

西園に着くと、いつものように腹筋やストレッチ、スクワットなどで体を動かす。

普通ならばここから400mトラックを早歩きで回るのだが、今日は少し気分を変えて玉川上水のほとりを散歩することにした。

いつもと少し歩くルートを変えるだけで、なんだか新鮮な気分。

上水沿いの小道は舗装されている部分と未舗装の部分が混在するが、やっぱりお散歩には土の道がありがたい。

落ち葉を踏みしめながら早足で歩く。

すると、右手に「日本聖公会 ナザレ修女会」と書かれた門があり、人が通れる程度に開いているのに気づいた。

よく見ると『この緑地は、ナザレ修女会のご厚意により市民の皆さんに解放された施設です』と書かれている。

そこはちょっとした公園のようになっていて、木々の間にベンチが置かれ、静かに休憩できるスペースになっていた。

こんな場所があったなんて。

今日は天気もよくて日差しもたっぷり、日向ぼっこにはうってつけの秋の日だ。

またいつか妻を誘ってこの緑地でお弁当でも食べに来よう。

そんなことを思って、緑地を後にした。

玉川上水沿いの小道をさらに進んでいくと、再び右手に緑地が広がった。

「玉川上水緑道」

こちらは公共の公園になっているらしい。

少し傾斜地になった林の中に一本の遊歩道が設けられていた。

先ほどの緑地に比べると少し面積は広く、かつて一帯に広がっていたであろう武蔵野の雑木林の風情が残る。

なんだかとってものどかな気分。

玉川上水の自然を満喫して、ここでルートを折り返し再び井の頭公園に戻ることにした。

途中、大きなイチョウの木に出会った。

井の頭公園周辺にはたくさんのイチョウの木が植えられているが、その中でもこのイチョウは最大級だ。

こんなところにイチョウの大木があるとは、これまで全く気づかなかった。

井の頭池まで戻って、弁財天での一枚。

いつの間にか、イロハモミジもだいぶ赤く色づいてきた。

井の頭自然文化園にあるメタセコイアの木々は、個人的には井の頭公園内における最も美しい紅葉の一つだと思う。

この季節、その景色を眺められるベンチはどこも人で埋まっている。

そして池の周囲をぐるりと回り、七井橋のたもとまで戻ってきた。

今日は午前中、市内で銀行回りもしたので、もうこの位で5キロのノルマは達成したに違いない。

今日のお昼は妻が外出しているので、公園事務所近くにある食事処「松月」でランチを食べる。

井の頭公園内にある飲食店の中では一番安く食事ができるお店だ。

そばとうどんを中心に、カレーや焼きそば、おでんなど手軽に食事ができる私のお気に入りの食堂である。

夏はかき氷、冬はぜんざいもあり、通年で提供されるソフトクリームも人気のメニューだ。

今日、私が注文したのは「きつねそば」(700円)。

油揚げのほかに、煮込んだ椎茸が入っていた。

三方をサッシで囲まれた店内はとても明るくて、食事をしながら秋の公園の風景を楽しむことができる。

決してグルメが集まる人気店ではないけれど、いつも癒される私の大好きな隠れ家である。

井の頭公園の木々も、この1週間足らずの間にだいぶ葉っぱを落としたようだ。

吉祥寺の短い秋が終わり、公園が冬の装いになるのもそう先の話ではないだろう。

外出から戻ってきた妻は、さりげなく「運転免許を返納してきた」と言った。

何事も先延ばしにすることなく、早め早めに用意する妻のこと、自らの体力の衰えを自覚してもう自動車の運転はしないと決めたらしい。

彼女は何事も思い切りがいいのだ。

しかし私は、免許の返納はもう少し先になるだろう。

岡山での暮らしにはやはり車は必要であり、まだ必要最低限の認知能力は維持しているつもりでいるからである。

移りゆく季節のように、人生も終盤に向けてゆっくり確実に進んでいく。

このまま穏やかな暮らしが続くかどうか、せめて1日も早く自動運転車が実用化されることを願うしかない。

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