潜水艦C–56博物館

太平洋艦隊本部の隣に置かれた古い潜水艦。これはウラジオストク有数の観光スポットである。

「潜水艦C–56博物館」という。
1941年に就航したソ連軍の潜水艦で、第二次大戦中8回の軍事航海で4隻の目標を撃沈した実績を持つ。
そして1975年からこの場所で博物館として内部を公開している。

人気の観光地とあって、大勢の団体客が入り口に列をなし狭い船内はゆっくり展示内容を読み込む時間はない。入場料は100ルーブル(約200円)だ。

中に入ると、まずはがっかりさせられる。潜水艦の中に潜入するという期待感が完全に打ち破られるのだ。
「何だよ、この展示の仕方は・・・」
ちょっと怒りがこみ上げる。

説明書きはロシア語だけ。
団体さんはガイドが説明してくれているようだ。

それでもこんな潜水服があったり・・・



説明が読めなくても何となくわかる、貴重な写真が展示されていたりする。

そして潜水艦内部を仕切るハッチは、中国人観光客の格好の撮影スポットになっていた。
一人一人ポーズを決めて写真を撮るので、艦内は大渋滞。ちょっと入ったのを後悔する。
しかし・・・

ハッチの先は潜水艦の元の姿が残されていた。
狭い艦内に張り巡らされた配管やバルブの数々、そして古めかしい計測機械。リアルに潜水艦だ。

潜水艦といえば、やはりこの潜望鏡。実際に手を触れることもできる。

艦長室に飾られたスターリンの肖像。

通信室には人形を置いて・・・

最後の部屋には、水兵たちのベッドと魚雷置き場。

そして魚雷の発射管も・・・

発射管の前では2人のロシア男性が、観光客相手に記念撮影の熱烈サービス。
私は素通りしたので、このサービスが有料かどうかはわからない。
アンドレイ教会

潜水艦の裏には、第二次大戦で戦死した兵士たちの名前が刻まれた碑が立ち・・・

その隣には、第二次大戦の戦没者を慰霊するための永遠の火が燃えるアンドレイ教会もある。本来は慰霊の場所なのだが、常に大勢の観光客が集まり喧騒に包まれている。

ただ、この場所で観光客相手に記念撮影のモデルを務めている女性たちはいずれも美しい。
思わず金も払わず遠目から写真を撮ってしまった。
どうも、ウラジオストクという街は、軍事を商売に使っている。そんな印象を受ける。
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