今日1月10日は、七十二候の「水泉動(すいせんうごく)」。 「泉の水が温かみをもつ頃」と我が家のトイレにぶら下げたカレンダーには添書きがしてあった。 カレンダーを眺めながら、こんなに寒い時期に本当に泉の水が温かくなるのだ…
カテゴリー: 映画
<吉祥寺残日録>スポーツの力、エンタメの力、そして政治の力は? #210114
昨日は一日中テレビを見ていた。 午前中は日本テレビで「箱根駅伝」。 最終10区で駒沢大学が3分19秒差をひっくり返して、歴史に残る大逆転劇で13年ぶりの総合優勝を飾った。 さすが、「逆転の駒沢」だが、優勝を目前に失速した…
<吉祥寺残日録>コロナの年の瀬、心に残る出来事、そして吉祥寺の大晦日 #201231
新型コロナウィルスに振り回された2020年もいよいよ大晦日。 「静かな年末年始を」との呼びかけが効果をあげたのか、帰省する人も少なくステイホームの静かな年の瀬となった。 お昼すぎにテイクアウトを買いに街に出たが、思いのほ…
<きちたび>1泊2日広島の旅④ ヘリ空母や潜水艦も!呉港の「艦船めぐり」クルーズで海上自衛隊の新鋭艦を間近に見る
広島県呉市。 この町の名前から何を想像するか、年代によってかなり違うと思う。 若い世代にとって呉は、映画「この世界の片隅に」の舞台かもしれない。 私にとって呉は、映画「仁義なき戦い」の舞台という印象が強い。 そして、私よ…
<吉祥寺残日録>今日から師走、今月家にこもってやる事リスト #201201
今日から師走、コロナに揺れた2020年も残り1ヶ月だ。 今日発表された「新語・流行語大賞」では、「3密」が今年の大賞に選ばれたらしい。 そのほか、「アベノマスク」「アマビエ」「オンライン○○」「GO TO キャンペーン」…
<吉祥寺残日録>きちシネ#21 「東京物語」(1953年/日本映画)
寒くて雨が降り続いた土曜日、夜になっても何かをする気が起こらず、久しぶりに「Amazonプライムビデオ」を立ち上げた。 何を観るか迷った末に選んだのは、小津安二郎監督の代表作「東京物語」だった。 日本映画を代表する名作と…
<吉祥寺残日録>きちシネ#20「82年生まれ、キム・ジヨン」(2019年/韓国映画)
久しぶりに、映画館に行った。 眼科に行こうとPARCOの前を通りがかった時、以前から気になっていた映画が上映中だということを知ったからだ。 「82年生まれ、キム・ジヨン」。 韓国で大ヒットしてニュースとなった時から、何と…
<吉祥寺残日録>人種差別はアメリカだけの問題じゃない #200611
白人警官によって黒人のジョージ・フロイドさんが殺された事件をきっかけに全米に広がった抗議デモは、アメリカ社会の深い部分にも影響を与えつつある。 怒りを表現する拳が運動のシンボルとなり、今も各地で様々な形で人種差別に抗議す…
<吉祥寺ライフ>大型店も映画館もオープン!「第2ステップ」の吉祥寺
今日から6月。 新型コロナウィルスの新規感染発生が続く中で、東京都では今日から休業要請緩和の「ステップ2」に入った。 朝から雨模様だった吉祥寺も昼頃には雨が上がり、月曜日だというのに街には多くの買い物客が出てきていた。 …
<吉祥寺残日録>世界の債務残高は3京円? #200531
緊急事態宣言が解除されて初めての週末。 吉祥寺の街には多くの人が戻ってきて、空いていた道路も簡単に横断できなくなってきた。 在宅で時間がたっぷりあるので、このところ気になった番組を片っ端から録画する癖がついてしまった。た…
<吉祥寺残日録>過去を振り返ることの大切さ #200502
今日から、ゴールデンウィークの5連休。 感染拡大を乗り越えた中国ではおよそ1億人が国内で旅行するというが、日本では緊急事態宣言が続き、どこの観光地もかつて見たこともない人のいないゴールデンウィークとなった。 ずっと自宅に…
<吉祥寺残日録>言論統制の気配? #200307
日本アカデミー賞の最優秀作品賞に「新聞記者」が選ばれた。 このニュースを聞いた時、かなり意外に感じた。 通称「内調」、内閣情報調査室を舞台にした組織的な世論操作を描いたかなり政治的な映画である。内調の権限を強化し、世論操…
<きちシネ>#19「パラサイト 半地下の家族」(2019年/韓国映画)
今年で92回目を迎えるアカデミー賞の作品賞に初めてアジア映画が選ばれた。 韓国映画「パラサイト 半地下の家族」。 半地下で暮らす貧しい家族が豪邸で暮らす家族に寄生する姿を描く作品だ。全体としては貧しい家族のたくましさをユ…
<きちシネ>#18 「ホテル・ムンバイ」(2018年/オーストラリア・アメリカ・インド映画)
来年の旅行計画を立て始め、一つの目標を決めた。リタイア後の旅行三昧の生活に備えて、全日空の「スーパーフライヤーズ」資格を取得することだ。 そのためには、マイルではなく「プレミアポイント」というものを貯めなければならないら…
<きちシネ>#17 「ミッドナイト・トラベラー」(2019年/アメリカ・カタール・カナダ・イギリス映画)&「ナディアの誓い」(2018年/アメリカ映画)
ある映画祭に足を運んだ。 国連UNHCR協会主催の「UNHCR WILL 2 LIVE映画祭」だ。 去年までは「難民映画祭」という名前で毎年行われていた映画祭が今年からタイトルを変えたらしい。 私は報道記者時代、カンボジ…
<きちシネ>#16 「天気の子」(2019年/日本映画)
変電所の火災で今朝、井の頭線が全線運転見合わせとなった。 今日は重要な仕事の予定もなかったし、仕事をサボって映画を観に行くことにした。 今日封切りの映画「天気の子」だ。 「君の名は。」で一躍日本中にその名を轟かせた新海誠…
<きちシネ>#15 「新聞記者」(2019年/日本映画)
参院選の公示期間中に、政治を描いた映画を観た。 タイトルはズバリ、「新聞記者」だ。 安倍政権の疑惑を追及してその名を上げた東京新聞の望月衣塑子記者をモデルにした社会派の映画。 加計学園疑惑や元TBS記者の強姦事件など現実…
<きちシネ>#14 「主戦場」(2018年/アメリカ映画)
ネットで話題になっていたので、ドキュメンタリー映画を観に行ってきた。 マイナー映画は思い立った時に観ておかないとすぐに終わってしまうので・・・。 特に、この映画の場合は・・・。 映画館は、我が家の近く、「吉祥寺パルコ」の…
<きちシネ>#13 「金子文子と朴烈」(2017年/韓国映画)
3.1独立運動から100周年となる来月1日、私はソウルに行くことにしている。 そのため近頃、韓国の歴史に関する本を読んでいるのだが、その過程で金子文子という一人の女性を知った。関東大震災の時に起きた朝鮮人虐殺事件に絡んで…
<きちシネ>#12 「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年/イギリス・アメリカ映画)
妻はこのところ機嫌が悪い。原因は、突然の水漏れ事故。年末にかけて余計な仕事が増えてしまった。 ちょっとイライラ気味の妻が見たい映画があると言う。 それが「ボヘミアン・ラプソディ」。意外だった。 伝説のロックバンド「クイー…
<きちシネ> #11 「華氏119」(2018年/アメリカ映画)
マイケル・ムーア監督 vs トランプ大統領。 中間選挙の結果が出たところで、ぜひこの映画を観たいと思った。 マイケル・ムーア監督の最新作「華氏119」。119は、トランプ氏がアメリカ大統領に当選した11月9日を意味してい…
<きちシネ> #10「カメラを止めるな!」(2018年/日本映画)
久しぶりに、レイトショーで映画を観てきた。 映画を観終わったのは夜10時過ぎ。 「吉祥寺オデオン」の電気も消えていた。何だかオールナイトで映画を観ていた学生時代に戻った気分だ。 観てきた映画は、上田慎一郎監督「カメラを止…
<きちたび>3泊4日ホーチミンの旅④ 200キロにおよぶ地下のゲリラ戦!クチトンネルの穴に潜る
成田からホーチミンに向かうベトナム航空の機内で一本の映画を見た。 1980年公開のベトナム映画「無人の野」だ。 ちょっと、ショックを受けた。 舞台はベトナム戦争末期1972年のメコンデルタ。 1972年と言えば、アメリカ…
<きちシネ> #09 「オペレーション:レッド・シー」(2018年/中国・モロッコ映画)
中国のトップ女優ファン・ビンビンさんが行方不明となり、日本でも大きなニュースになっている。報道によれば、脱税容疑で拘束されているという説が有力なようだ。しかし、習近平氏と軍部の権力闘争に巻き込まれたとか、政権ナンバー2の…
<きちたび>3泊4日ウィーンの旅⑦ ヒトラーはオーストリアで生まれ、ウィーンで育った
スロヴァキアの首都ブラチスラヴァへの日帰り旅行の帰り、バスの車窓からおびただしい数の風力発電機を見た。 ヨーロッパ諸国では再生可能エネルギー導入に積極的で、オーストリアでも緑の党前党首のファン・デア・ベレン氏が現在大統領…
<きちシネ>#08 「ボリショイ・バレエ 2人のスワン」(2017年/ロシア映画)
この夏、モスクワに行く予定もあり、ロシア映画を見に行った。 場所は、渋谷のミニシアター「ヒューマントラストシネマ渋谷」。初めて行く映画館だ。 「ココチビル」の7−8階にその映画館はある。 エスカレーターで上がり、エレベー…
<きちシネ>#07 「ラッカは静かに虐殺されている」(2017年/アメリカ映画)
日本では連日、猛暑のニュースばかりだ。 ついに今日は、熊谷で41.1℃という日本での観測史上最高気温を観測したそうだ。それはそれで確かにニュースではあるが、最近日本のニュース番組を見ていても、今の世界はまったくわからない…
<きちシネ>#06「万引き家族」(2018年/日本映画)
おじさん御用達のガード下とおばさま御用達の宝塚劇場が同居する日比谷エリア。この歴史ある街にできた話題のスポットに初めて行ってきた。 飲食店が並ぶ飲食街の向こう側に真新しい超高層ビルがそびえている。 「東京ミッドタウン日比…
<きちシネ>#05「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」(2017年/イギリス映画)
60歳を超えると、いい事もある。映画のシニア割引が適用になるのだ。 TOHOシネマズでは1100円、本日利用した「吉祥寺オデオン」では何と1000円だ。これまで夫婦夫婦50割引は何度か使ったが、シニア割引については意識し…
<東京@グルメ>石神井公園「なかやしき」の「金目鯛天せいろ」
東京は今日も暑かった。4月に9日間も夏日を記録したのは、東京では観測史上初めてだという。 そんな中、練馬区にある東映東京撮影所に行った。今ドラマの撮影を行っていて、差し入れのかしわ餅をぶら下げてスタッフの激励に行ってきた…
<きちシネ>#04「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」(2017年/アメリカ映画)
ウォーターゲート事件を描いた「ザ・シークレットマン」を観た時、この映画の予告編が流れた。観たいと思った。この2本は、まさにセットのような映画だ。 どちらも大統領の強大な権力を利用して情報操作や言論統制を行おうとしたニクソ…
<きちシネ>#03「二百三高地」(1980年/日本映画)
アマゾン・プライムビデオで東映映画「二百三高地」を観た。言わずと知れた日露戦争最大の激戦、旅順攻防戦を描いた戦争大作だ。 乃木大将を仲代達矢、児玉大将に丹波哲郎、伊藤博文を森繁久弥、明治天皇を三船敏郎という日本映画を代表…
<きちシネ>#02「ザ・シークレットマン」(2017年/アメリカ映画)
「ウォーターゲート事件」を描いた映画といえば「大統領の陰謀」。 ダスティン・ホフマンとロバート・レッドフォードの2大スター共演で、事件を暴いたワシントンポストの2人の記者を主役に大統領の犯罪を描いた。 この「大統領の陰謀…
<きちシネ>#01「インビクタス/負けざる者たち」(2009年/アメリカ映画)
60歳になって数日がたった。まだちょっと変な感じだ。 その記念というわけではないが、新しいシリーズを始めようと思う。 「きちシネ」というタイトルにした。ただ映画を観て、ブログを書く。それだけのことだ。 私は中学時代から映…
<きちたび>福建省2泊3日の旅 初めて借りたWi-Fiルーターも中国のネット環境の前では微妙だった
久しぶりの投稿。三連休を使って中国の福建省に一人旅に行ってきた。 11月3日、吉祥寺発朝5時半の一番バスに乗り7時前には成田空港に着く。 チェックインの業務は7時開始、まだ暗い。 7時になると同時に機械を使って搭乗手続き…
<きちたび>映画「シンドラーのリスト」の舞台クラクフで「シンドラーの工場」を訪ねる
スティーヴン・スピルバーグ監督の名作「シンドラーのリスト」を帰国後DVDで見た。 これまで何度も見る機会があったのに、何となく見ないままここまですぎていた。やはり気が重かったのだろう。しかし、この夏アウシュヴィッツを訪問…
<きちたび>モスクワにて社会主義とテレビのワイドショーについて考えた
心配したeDreams手配のアエロフロート便は特段の問題もなく乗ることができた。 成田からとんぼ返りという最悪の事態は避けられたわけだ。 およそ10時間のフライトの末、経由地のモスクワ・シェレメチェボ空港に到着した。 こ…