30年ぶりのベトナム
三連休を利用してベトナムに行ってきた。ベトナム戦争ゆかりの場所を訪ねたりしたのだが、そもそもは妻が昔からベトナムに行ってみたいと言っていたことがきっかけだった。

私は、バンコク支局勤務時代、3度ほどベトナムに行った、そんな気がする。
最初に行ったのは、1986年だった。
ただ、その時の記憶はかなりあやふやだ。当時報道カメラマンだった私は、記者が立てたスケジュールに沿って行動していたため、まだ当事者意識が足りなかったのだろう。

そんなおぼろげな記憶の中で、比較的はっきりと覚えていたのが、ホテルだった。ハノイではトンニャット・ホテル、ホーチミンではマジェスティック・ホテルに泊まったと記憶していた。
マジェスティック・サイゴン

私は、ホーチミンの「ホテル・マジェスティック・サイゴン」を予約した。
マジェスティック・ホテルは、フランス植民地時代の1925年に完成したこの街有数の由緒ある高級ホテルだが、今も現役で営業していることがわかった。
せっかくベトナムに行くなら、マジェスティック・ホテルに泊まってみよう、と思った。30年前にタイムスリップする旅だ。
当時のアルバムを引っ張り出して記憶を喚起する。すると、ある疑問が浮上した。
アルバムには、ホーチミンで宿泊したホテルの名前が「クーロン・ホテル」とメモしてある。ホテルの窓から写した写真にはサイゴン川が流れていて、サイゴン川に面するマジェスティック・ホテルの記憶と重なるのだが、ネットで調べても「クーロン・ホテル」に関する情報はまったく得られなかった。
あのメモは間違いなのか?
そんな疑問を抱いたまま、私は妻を伴って30年ぶりにマジェスティック・ホテルのロビーに入った。

そこは、記憶とはかなり違った空間になっていた。
1990年代に全面改装が行われたらしい。以前はもう少し落ち着いたいい意味でコロニアルな雰囲気をたたえたホテルだった気がするのだが、派手なステンドグラスなどが随所に施されちょっと下品になってしまったようだ。

フロントの重厚なカウンターの上にも、色鮮やかな装飾が施されていた。
ただ、フロントの対応はとてもスムーズで、ほとんど待つこともなくチェックインができたのは、さすが5つ星ホテルといったところか・・・。
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