<きちたび>4泊5日香港マカオ深圳の旅⑨ 深圳の電脳街「華強北」のホテルは、適当に選んだ割には何かと便利だった

日本でも最近、深圳の話題をよく耳にするようになったが、観光地ではないのであまりいいガイドブックが見つからなかった。正確にいうと、探す努力もしないまま現地に赴いたということだ。

ホテルも、いつものBooking.comで適当に決めた。

深圳の電脳街「華強北」の駅近くにあるというのが、決めた理由だった。

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マカオから船で深圳の蛇口港に到着し、そこから地下鉄2号線に乗って「華強北駅」に着いたのは夕方の6時半だった。

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ホテルは駅前、すぐに見つかった。

「ホアシャオ プラザ ホテル シンセン 華強広場酒店」

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ホテルのロビーは、23階にあった。

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シースルーのエレベーターからは、メリークリスマスの飾り越しに眩く光る華強北の電気街が見える。

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23階のホテルロビー。

中国人観光客の混雑もなく、スムーズにチェックインができた。ただし、クレジットカードでデポジットを取られた。

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大きなベット2台が並ぶ、ゆったりとしたツインルーム。

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特別変わった部屋ではないが、基本的な設備はちゃんと整っていた。

これで2泊で1万6000円ほど。香港やマカオに比べて圧倒的に安い。

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バスタブはなく、シャワーのみ。

寒冷注意報が発令される深圳としては異常な寒さだったので、バスタブは欲しかった。

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曇りガラスのスライドドアをシャワールームとトイレで共用するアイデアはちょっと面白かった。

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カーテンを開けると、深圳の夜景が広がる。

そう、この部屋は26階。街が一望できる素敵な部屋だった。

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唯一気になったのは、クローゼットに入っていたこの怪しい箱。

火事の時にかぶる防火頭巾なのだろうか?

これをかぶると煙を吸い込んでも大丈夫なのか?

逆に、「このホテルで火事に遭遇したらおそらく死ぬ」という意味であろうと天邪鬼な私は理解した。まあ、その時は仕方あるまい。自ら選んだ旅だ。

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さて、ホテルにチェックインして荷物を置くと、すぐに「深圳ライトショー」を見にいくが空振りに終わる。その話はすでに別の投稿で書いた

がっかりした私は、華強北駅に戻り地下街で夕食を食べることにした。

チェーン店ばかりのようではあるが、一人で食べるには簡単で手頃だ。

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深圳初日の夕食に選んだのは、「魚你在一起」というお店。

魚を使ったスープのお店だろうか?

写真と英語も書かれているので、「老坛酸菜魚」(29元)というのを頼んでみた。

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この店を選んだのは、写真の料理が美味そうだったという理由のほかに、客で混んでいて内装も可愛かったからだ。

中国でも魚と言えば、猫ということになるらしい。

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まずカウンターで注文してお金を払う前払いのシステムで、ビールを頼むとバドワイザーの缶ビールをその場で渡された。

ビールは8元。この日の夕食は、合わせておよそ700円ほどだった。

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思ったよりも、量が多い。

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唐辛子もたっぷり、そしてこの高菜漬のような酸菜がポイントのようだ。

この酸菜が美味い。旅行で疲れた体に、この酸っぱさはたまらない。

そして外で冷えた体が、温かいスープで緩んでいくのがわかる。

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スープの中を探ると、淡白な白身魚がいっぱい出てきた。

臭みはまったくない。

チェーン店とは言え、このお店はオススメだ。

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この地下街には、美味しいパン屋さんもあった。

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私が買ったのは、このクロワッサン。

初日はマンゴー、2日目はイチゴのクロワッサンをデザート代わりに買い求めた。

1個12元。これは美味い。特にマンゴーはとても美味しかった。

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このホテルは深圳の秋葉原とも言われる電脳街にある。

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ホテルの隣にある「華強電子世界」。

ここは深圳が誇る電脳街の中核施設だ。

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6階建ての建物は、すべて電気店で埋め尽くされている。

やはり深圳の秋葉原だ。

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大型テレビもあれば・・・

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ドローンや・・・

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ロボット・・・

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そして、VR。

どんなものでも見つけることができるのだろう。

ただ、私は電子部品に興味がないので、この建物だけちらっと見て早々に引き上げた。

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華強北の電脳街は、夜になると一段と怪しい光を放つ。

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しかし、電脳街は予想したほど賑わってはいなかった。

私が行った時間のせいかもしれないが、秋葉原に比べても活気を感じなかった。

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華強電子世界の入り口にある大型ビジョンには、時折、中国政府のスローガンが映し出されていた。

やはりここは中国。米中戦争の影響がこの街にも忍び寄っているのかもしれない。

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さて、2日目の夜、私はやはり華強北の地下街で夕食を食べた。

この日は肉を食べようと思い、看板にひかれて中国の人気ファストフード店に入ってみた。

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注文したのは「脆香大鶏腿」(28元)。

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台湾の定番「魯肉飯」的なご飯と・・・

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ケンタッキー的な鶏もものフライドチキン・・・

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そして温かい豆乳のセットメニューだ。

この豆乳がこの店の看板メニューらしく、本当は朝ごはんに強みを持っているという。

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中国にしては店内が綺麗だが、前日に食べた魚のスープのようなインパクトはない。

正直、失敗だった。

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失敗といえば、深圳を出発する日の朝食。

店を探すのも面倒なので、ホテルのビルの1階に店を構えるスターバックスに行ってみた。

店の作り自体は日本とさして変わらない。

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私が注文したのは、カフェラテとトースト。合わせて41元だ。

スタバでトーストなど頼んだことはなかったが、バターもつかない。

仕方がないので、ハチミツでもかけて食べようと考えていたのだが・・・

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あてにしていたハチミツも、ない。

というか、スタバなのにコンディメントバーがスカスカ。

ハチミツどころかミルクさえもない。さすが、中国。きっと置いておくとみんな持って行っちゃうんだろうな。

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結局、トーストに砂糖をかけて食べてみた。

ところが、このトースト、異様に硬い。こんな硬いトーストを食べたのは初めてかもしれない。パンが古いのだろうか?

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というわけで、深圳のスタバは今回の旅行で最低の食事だった。

深圳に行くなら華強北のホテルは何かと便利でオススメだが、スタバでトーストを注文するのは絶対にやめた方がいい。

Booking.comの評価8.3、私の評価は9.0。

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