🇯🇵 長野県/小諸市 2026年2月2日~3日
きっと、これも地球温暖化の影響なんだろう。
今年の冬は、太平洋側は雨が全く降らずカラッカラ、対する日本海側はいつ終わるとも知れぬ豪雪が続いて死者まで出ている。
そんな雪に苦しめられている方々には申し訳ないけれど、隠居生活に入ってからの私は、この季節になると雪見の温泉に行きたくなってしまう。
特段の予定がない2月初めに行ける適当な温泉はないかと、「日本秘湯を守る会」のホームページを開いてみる。
そこでたまたま見つけたのが、今回訪れた長野県と群馬県の県境に位置する高峰温泉だった。
出発は2日の朝。
家をゆっくり目に出て、新宿駅の目の前にある「バスタ新宿」に向かう。
鉄道の最寄駅は長野県の小諸駅なのだが、駅から高峰温泉に行くバスは1日2本だけ、しかもそのバスはいずれも新宿始発のJR高速バスで、北陸新幹線の佐久平駅や小諸駅を経由して「高峰マウンテンリゾート」まで直行するという。
高峰温泉はこのバスの終点からさらに奥に行ったところにあるらしい。
午前10時35分。
「佐久、小諸、高峰マウンテンリゾート」行きのJRバスがバスタ新宿を出発。
チケットは座席指定で、終点まで片道3150円だった。
4時間ほどかかるけれど、新幹線を利用するよりも半額以下で行けるのが魅力だ。
バスは途中、上里パーキングエリアで休憩。
妙義山が見える頃には出発から2時間半が経っていた。
若い頃はこの辺りまでちょくちょくドライブに来たものだが、吉祥寺に引っ越してマイカーを手放してからは軽井沢に来るもの決まって新幹線というわけで、高速道路で長野県に来るのも実に久しぶりである。
軽井沢を通り過ぎ、開けた佐久盆地に入る。
浅間山が視界に広がるが、思いのほか南斜面は雪が少ないようだ。
バスは高速道路を降りて佐久平や小諸の駅で乗客を降ろした後、浅間山の西側に連なる山を目指して一気に急勾配を登り始めた。
葛折りの坂道をぐんぐん登っていくと、地上では全く見られなかった雪景色が広がってくる。
ただ、木々の枝には雪は積もっておらず、最近降った雪ではなさそうだ。
新宿を出発しておよそ4時間、気がつけば佐久盆地は遥か下に見える。
最寄駅である小諸駅周辺の標高は660メートルほど。
それに対して目的地である高峰温泉の標高は2000メートルというのだから、バスは1300メートル以上の標高差を一気に登ってきたことになる。
バスが終点の「高峰マウンテンリゾート」に到着したのは午後2時50分。
峠のてっぺんに建つ「高峰高原ホテル」を過ぎたところにバス停が設けられ、すぐ奥には家族連れが楽しめる「高峰マウンテンパーク」というスキー場と併設の「高峰マウンテンホテル」があるらしい。
しかし、私が宿泊する温泉宿「ランプの宿 高峰温泉」に行く客は、ここから迎えの車に乗り換える必要があるという。
その宿の送迎車というのがこちら。
車輪ではなくキャタピラで走行する雪上車である。
私がこの宿を選んだ理由の一つは、この雪上車での送迎に惹かれたからだ。
雪上車に乗り込んだのは8人。
私と同じバスで到着した客以外に、マイカーで来たお客さんも、雪上車に乗り換えなければ宿に行くことはできない。
雪上車がゆっくりと走り出すとキャタピラのガタガタが客席に伝わる。
日本海側に比べればこのあたりの積雪量は大したことはないものの、温泉宿に行く客以外に誰も通らない道なので、除雪するよりも雪上車を使う方が経済的ということなのだろう。
スキーのゲレンデ脇を登って、林の中を進んで10分余り。
雪上車がたどり着いたのは、標高2000メートルの尾根に立つ一軒宿「ランプの宿 高峰温泉」である。
秘湯のイメージにしては2階建ての建物はまだ新しく見える。
どうやら今の建物が建てられたのは平成6年、1994年のことらしい。
宿の入り口では、温泉のマスコット犬「こむぎ」君がお出迎え。
山頂は下界に比べかなり冷え込んでいるが、この犬にとっては何ということはなさそうだ。
「こむぎ」君も宿のスタッフの一員のようで、希望すれば「こむぎ」君と一緒にお散歩を楽しむこともできるという。
玄関を入ると山小屋風のロビーが。
女将さんらしき女性が、到着した客に宿の施設やルールを手際よく説明してくれた。
こちらが宿のスケジュールで、夕食は午後6時から、翌朝の朝食は午前8時からと決められている。
他にも、夜には星の観察会、朝には野鳥教室という参加自由のイベントが開かれていて、希望すれば翌日の午前中スノーシューズを履いて近くの雪山を散歩するオプショナルツアーも用意されているらしい。
説明が終わると部屋の鍵を受け取って、各自割り当てられた部屋に分かれる。
私の部屋は1階だった。
とはいえ部屋には太陽が差し込み、窓からは木立越しに山々が望める開放感のあるお部屋だった。
最近リフォームされたのか、古びた印象は全くなく、温水ヒーター完備のとても暖かくて居心地の良い和室である。
BSは映らないけれど一応小さなテレビもあり、お財布をしまっておける金庫も用意されていた。
ありがたいことに部屋の中にウォシュレット付きのトイレも設置されていた。
人感センサーで夜中でもすぐに照明がつく。
洗面所は共用であるが、秘湯と呼ぶのが申し訳ないくらい立派な旅館である。
部屋に荷物を置くと、すぐに浴衣に着替えて廊下の奥にある野天風呂へ向かう。
この宿には24時間入浴可能な2ヶ所の内湯のほかに、この宿の名物と言える標高2000m「雲上の野天風呂」があるのだが、こちらの野天風呂は冬の期間、正午から午後5時までしか利用できないという。
つまり、この風呂を味わおうと思ったら、今行くしかないのである。
備え付けのサンダルに履き替え、雪が積もった小道を歩く。
滑らないよう、枯葉を粉砕したものらしき滑り止めが撒いてある。
途中、小道は二手に分かれ、男湯と女湯に分かれていた。
こちらが小道の先に待ち構えていた「雲上の野天風呂」である。
屋根もなければ、壁もない。
私が着いた時にはすでに2人の先客があり、この写真は利用時間が終了した午後5時すぎに撮影したものだ。
湯船の脇に脱衣場だけが備え付けられ、ここで浴衣を脱いで入浴することになる。
この日は晴天で風もそれほど強く吹いてはいなかったが、それでも標高2000メートル、裸になるととんでもなく寒い。
野趣あふれる丸太で組まれた湯船は、大人3人並んで入れるくらいの広さ。
先に入っていたお二人が真ん中を譲ってくれて、その隙間にそーっと滑り込む。
温かい!
体が冷えていたので最初はそう感じたが、慣れてくるに従ってこのお湯はかなりぬるめだということに気づく。
手前には浅間山連峰から伸びる斜面が左右から交わり、その間から佐久盆地、盆地の向こう側には木曽駒ヶ岳を中心とする中央アルプスが望める。
これは滅多に見られない雄大な眺めだ。
湯船の一角には、『標高2000m 雲上の野天風呂』と書かれた看板とともに、一本の鋭い枝が天を突き刺すように差してある。
私が入浴した時刻にはまだ青空が広がっていたが、時間が経つに従って太陽は西の山に傾き、やがて雲に隠れた。
湯がぬるいのを幸いに、じっと湯船に浸り、景色の移ろいをただただ眺めて過ごす。
結局、私はそのまま午後5時までこの風呂で過ごした。
「ここは本当にいい温泉ですね」
風呂で出会った見知らぬ人とそんなことを語り合いながら、雄大な自然の中で湯に浸かる時間はまさに至福のときと言っても過言ではないだろう。
首都圏からも比較的近いところにあるこんな素晴らしい温泉なのに、さほど一般には有名ではなく、外国人にもまだ知られておらず、直前でも予約が取れるというのはある意味奇跡と言ってもいいかもしれない。
できればこのまま、知る人ぞ知る秘湯のままであって欲しいと思った。
野天風呂を出て、夕食まではまだ1時間ほどある。
部屋で休むのも惜しいと感じ、そのまま内湯に向かった。
2階に設けられた「展望風呂」の前には休憩所のようなスペースがあり、宿の古い写真などが展示してある。
この界隈で温泉が見つかったのは明治の初め頃で、地元の人が利用する粗末な野天風呂だったという。
宿のホームページによれば、明治35年に初代がそこに宿を建てようと考えたが、大水と土砂崩れで源泉が埋まってしまい失敗。
その意志を継いで、2代目が念願の旅館開業に漕ぎ着けたのは戦後の昭和31年だったという。
その時旅館があったのは今の場所ではなく、もう少し山を下った谷間だったようだ。
しかし20年あまりが経った後、その旅館も火災であえなく全焼してしまう。
再起を誓った3代目は、どうせなら山の上に温泉旅館を建てようと考えた。
ただ、電気もなければお金もなく、温泉を運び上げるめども立たない。
しかし3代目は諦めず、自力でコツコツ工事を行い5年かけて、1983年ついに山上に温泉旅館を開業したのだ。
そんな歴史を知って内湯に入ると、ラッキーなことに先客はいなかった。
「展望風呂」の名前の通り、窓からは遠くの山々までが望めた。
すべすべした檜の手触り。
湯船は二つに仕切られて、ぬるめのお湯と熱めのお湯の両方が楽しめる。
名物の野天風呂だけでなく、内湯もとても趣がある。
脱衣所にこんな張り紙があった。
蛇口から出るのは「創生水」という特別な温泉のため、石鹸を使わなくても体が洗えると書いてある。
だから普通の大浴場のようにボディーソープやシャンプーを置いておらず、お客さんにも石鹸は使わないで欲しいと協力を求めている。
「展望風呂」を出て、一旦部屋に戻って夕食までの時間、布団に転がり体を休める。
宿に到着して3時間近く、ずっと温泉に浸かりっぱなしだったので少し体がだるい。
天井の照明はつけず、床の間に吊られたランプの灯りを楽しむ。
ランプと言っても、今は炎ではなく電気でともる灯りである。
午後6時。
夕食は宿泊客一斉に2階の食事処「雲表」でいただく。
部屋ごとに割り当てられたテーブルには、すでに前菜や煮物などが食前酒とともに並べられていた。
この日の食前酒は「地なし」のお酒。
前菜は鹿肉のロースト、胡麻豆腐、花豆含め煮で、素朴な山の幸が並ぶ。
煮物は、蕪ときのこのそぼろあんかけである。
この日のお造りは「サーモン」。
サーモンと言っても海で獲れたものではなく、ニジマスとブラウントラウトを交配した新品種、長野の新たなブランド魚となった「信州サーモン」のお刺身らしい。
味は普段食べるサーモンよりも淡白な印象だった。
もちろん定番の川魚も出た。
焼き物は、岩魚の塩焼き。
天ぷらは、蓮根、長芋、舞茸、春菊だった。
台の物は、「信州豚鍋」。
信州と言っても味噌味ではなく、寄せ鍋のようなやさしいスープが美味しかった。
そのあとは、なぜか「わんこそば」が出た。
「わんこそば」といえば岩手だと思っていたが、蕎麦処として知られる長野でも「わんこそば」を食べるのだろうか?
そして、茶碗蒸しが出て、ご飯と味噌汁、香の物が出て、最後のデザートはりんご。
全体的に素朴で、これといった目を惹く名物料理があるわけではないが、心づくしの山の幸、旅の食事はこれでいい。
食後は部屋でひと休み。
午後8時半を待って、再び部屋を出てロビーに集まる。
星空の観察会に参加するためである。
玄関の温度計を見ると、外の気温はすでにマイナス11.9度まで下がっていた。
担当のスタッフさんについて外に出ると、ホテルの前に何台もの天体望遠鏡が用意されていた。
それもかなり本格的な反射望遠鏡である。
しかし残念なことに、夜空のほとんどが雲に覆われていた。
それでも雲の隙間から月が顔を出した。
見事なほどにまん丸な満月である。
スタッフさんはすかさず月の方向に望遠鏡をセットし、参加した宿泊客に拡大した月のクレーターを見せた。
「スマホがあれば月の写真が撮れますよ」と促され、スタッフさんにスマホを手渡すと望遠鏡を通してこんな写真を撮影してくれた。
月の上部には、明るく輝く木星も見えた。
スタッフさんに促されて望遠鏡越しに木星も眺めてみたが、月に比べるとかなり小さく、縞模様をはっきり識別することはできなかった。
それでも木星を望遠鏡で見るのは初めての経験で、木星の近くに浮かぶいくつかの衛星が見えただけでもちょっと面白かった。
時折、オリオン座の一部が雲の隙間から見えると、スタッフさんはレーザーポインターでその方向を指し示しながら、「あれが赤い星ペテルギウスです」などと素早く解説を加える。
そうこうしている間に、どんどん雲が流れてきて、残念ながらほとんど星は見えなくなってしまった。
宿に戻ると、用意された「五平餅」を食べて冷えた体を温める。
五平餅は長野や岐阜など中部地方の山間部に伝わる郷土料理で、潰したご飯を串に刺し、暖炉の火によく炙ったのち胡桃の入った味噌だれを塗り、再び炙ってからいただく。
人が焼いた五平餅を食べたことはあるが、自分で焼くのは今回が初めて。
実際に焼いてみると、思った以上に割り箸を持つ手が熱い。
やはり何事も経験してみないとわからないことが多いものだ。
五平餅を食べ終わると、再び部屋に戻って浴衣に着替え、もう一つの内湯「ランプの湯」に行ってみる。
こちらも先客はなく、ランプの灯りに照らされた薄暗いお風呂にひとりのんびり浸かることができた。
「展望風呂」同様、こちらも湯船は二層に分かれ、左側の白い湯はぬるく、右側の透明の湯は熱い。
「高峰温泉」のお風呂はどれも風情があってレベルが高い。
この宿を選んで大正解だと、ひとり湯船に浸かりながらしみじみと感じた。
「ランプの宿」という名前からもっと鄙びた温泉宿を想像していたが、実際にはランプは装飾品に過ぎない。
それでも、昔の面影を少しでも残そうと、ロビーにも階段にも要所要所にランプが置かれている。
山の上に電気が引かれる前、この宿は本当にランプの宿だったのだろう。
おそらく、夜はもっとずっと暗かったに違いない。
その頃の暗さと不便さを味わいたいという気持ちがある一方で、暖かな暖房とウォシュレットのトイレがある快適さもやはり捨てがたいのである。
翌朝、窓を開けるとうっすらと木の枝にも雪が積もっていた。
夜の間に少し雪が降ったと見える。
天気予報を見ると、長野県ではこの日も晴天が続くが、各地で最低気温がマイナス10度ぐらいまで下がるという。
7時半ごろまで布団の中で過ごし、朝食前に催される野鳥の観察会に参加してみる。
ロビー奥の部屋に集まって、スタッフの話を聞きながら、窓越しに集まってくる野鳥を観察するのだ。
窓の外を眺めると、宿の裏庭に木製の人工物が設置されていて、ところどころに餌が置かれている。
それを目当てにたくさんの野鳥たちが集まってくるのだが、女性客の関心は鳥たちではない小動物に向けられていた。
そう、リスである。
リスは筒の中に入ったひまわりの種を一生懸命引っ張り出して黙々と食事をしている。
1匹かと思ったら、どこからともなく別のリスがやってきて、忙しなく餌の奪い合いを始めた。
スタッフの説明によると、争っているように見えるが実はあの2匹は兄弟で、いつもああやって戯れあっているのだという。
一方、鳥で目につくのは大柄な「ホシガラス」である。
ホシガラスは体長35センチ前後。
ヨーロッパ北部からシベリア、さらに中国へと広く分布するカラス科の鳥だそうで、日本では主に高い山の上に生息するらしい。
だから、ホシガラスという鳥を見るのも、その存在を知ったのも今回が初めてである。
ホシガラスたちは、巣箱に置かれた餌を求めて激しく飛び回り、縄張り争いを繰り広げる。
おかげで、そのほかの小鳥たちは遠巻きに様子をうかがうばかりでなかなか宿の近くにはやってこない。
ということで、この日の観察会はリスを客演に迎えた多数のホシガラスたちによる独演会となった。
午前8時から朝食。
私はNHKの朝ドラを見てから食べようと思っていたが、扉をノックされ急かされたため、やむをえず途中でテレビを消して2階の食事処に向かった。
昨夜と違って、窓からは山々の景色がきれいに見える。
朝ごはんもなかなか豪華だ。
塩鮭に里芋の煮物、野沢菜もある。
ご飯もお櫃にたっぷり入っているので、いつもはしないおかわりまでしてしまった。
明け方は曇っているように見えたが、いつの間にか青空が広がってきたようだ。
この日の午前中に予定されている自然観察会に参加するつもりだったが、そうすると帰宅が夜になり、当初予定していた小諸観光もできないと思い、一旦申し込んでいたオプショナルツアーをキャンセルして午前中のバスで山を降りることにした。
朝食後、防寒対策を万全にしてホテルの周辺を少し歩いてみる。
やはり夜の間に新雪が積もり、雪景色が一段と美しい。
時折強い風が吹き抜けると、降ったばかりの雪が風に煽られて舞い上がった。
宿の北側に見える山、おそらく「水ノ塔山」だと思うが、山頂はうっすら雪化粧している。
東側に少し歩いた先に見える山は、浅間山の外輪山「黒斑山」と「蛇骨山」だろうか。
そしてこの外輪山の向こう側に浅間山が聳えている。
最後にもう一回、風呂に入って体を温めてからチェックアウト。
午前9時半出発の雪上車に乗り込んで宿を後にした。
わずか18時間ほどの滞在だったけれど、「高峰温泉」は私の中にとても強烈な好印象を残した。
チェックアウトにあたり、「日本秘湯を守る会」のスタンプ帳をもらった。
全国にある会員宿に宿泊するたびにスタンプをもらい、それが10個集まると1泊無料で好きな秘湯に招待してもらえるそうだ。
私は過去に、北海道の丸駒温泉と銀婚湯、秋田県の乳頭温泉鶴の湯、群馬県の法師温泉長寿館に行ったことがあるけれど、スタンプをもらったのは今回が初めてである。
これが、記念すべき第1号となる高峰温泉のスタンプだ。
「標高2000メートル 雪上車でゆく秘湯」の文字と雪上者の絵が描かれていた。
次はどこの温泉に泊まろうか?
2026年、秘湯めぐりが今年の旅のテーマになる予感がする。
「ランプの宿 高峰温泉」
住所:長野県小諸市菱平704−1
電話:0267-25-2000
https://www.takamine.co.jp/
