怒涛の焼却作業を終え、今日の夕方、吉祥寺に戻ってきた。
気がつけば、もう今年も残すところ3日。
いろいろな意味で内容の濃い一年であった。
3月に伯母が亡くなり、8月には義父も天寿をまっとうした。
義母もすでに施設暮らしなので、見守りの対象も母ひとりとなってしまった。
東京に戻る前に、母のマンションに立ち寄った。
今年最後の見守り活動である。
すると、母は私に新聞の広告欄を見せた。
新刊本の広告のようで、タイトルは「ひとりで生きて99歳」。
五反田で98歳まで現役の医師をしていた三條三輪さん(99)の著書である。
「99歳まで生きるつもりはないが、この人が書いていることはその通りだと思う」と母は言う。
この本を読んだわけではないが、新聞広告に書いてあったメッセージを見て「そうだ、そうだ」と思ったらしい。
要するに、一人暮らしが気ままで楽しいということみたいだ。
そんな母を誘ってランチを食べに出かけた。
母のマンションから車で数分の距離にある大箱のとんかつ屋さん。
「とんかつ・牛かつ ふく徳」
偶然先日行ったカニ料理の「岡山甲羅本店」と同じグループが経営するお店らしい。
飛行機の時間があるので、私たちは11時過ぎにお店に行ったのだが、もうこの時点でかなりのテーブルが埋まっていた。
なかなかの人気店のようで、11時半にはもう満席になってしまった。
早く行っていてよかった。
店名の通り、とんかつと牛かつがメインのお店だが、「かきおこ」というB級グルメで有名な地元岡山の牡蠣を使ったカキフライなど海鮮のフライも充実している。
その代わり、とんかつ屋なら必ずあるはずのカツ丼がメニューになかった。
とことん揚げることに特化したお店ということなのかもしれない。
私は料理長一押しと書かれていた「赤城山麓豚ロースかつ定食 中」(1958円)を注文する。
中は150グラム、大は230グラムだそうだ。
ごはんは白米のほかに、麦とワカメのご飯も選べ、量もお好み次第。
味噌汁は有料で自慢の豚汁に変更可能である。
妻が最近揚げ物を嫌うので、とんかつを食べるのはずいぶん久しぶりだ。
思ったよりも小さいなあと思いながら一切れ食べると、想像以上に柔らかく衣もサクサクである。
こいつは美味い。
やっぱり揚げ物はたっぷりの油で揚げる方が美味しいので、専門店で揚げたてをいただくにしくはない如くはないのだ。
母は、カキフライをメインにエビフライとホタテのフライがセットになった「海鮮ミックスフライ定食」(1958円)を選んだ。
90歳のお婆さんにとんかつはキツイかなと思っていたので、ちょうどいいメニューがあってよかった。
カキフライ1個とホタテのフライ半分を私にくれたが、残りは全部母が平らげてしまった。
この店のカキフライは絶品で、自然と箸が進んだのかもしれない。
これだけ揚げ物が食べられるのなら、まだまだ長生きしそうである。
この店では、キャベツはお皿に添えられるのではなく、揚げ物が来る前にまずはドーンとテーブルに置かれる。
自家製のドレッシングで食べるスタイルだが、やはり私はソースでキャベツを食べたい派だ。
久しぶりにとんかつを食って大満足のランチだった。
母の健啖ぶりも確認でき、来年も元気で迎えてくれそうである。
母のマンションからも近いので、また二人で食べに来よう。
食べログ評価3.48、私の評価は3.70。
「とんかつ・牛かつ ふく徳」 電話:050-5595-5355 営業時間:平日11:00~15:00/17:00~22:00 土日祝11:00~15:30/17:00~22:00 定休日:不定休 https://www.kamogata.com/fukutoku/

