<きちたび>オーストリアでオープンについて考えた

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台風の直撃を避けて急遽モスクワからウィーン に目的地を変更し、20数年ぶりにオーストリアにやってきた。

ウィーン 中心部に3泊し、今空港でボローニャ行きの飛行機を待っている。

ウィーン の空港は非常にオープンだ。その代わり、乗客は搭乗手続きを独力で行うように作られている。

おもてなし精神ではなく、自己責任の文化が社会に浸透している。

たとえば地下鉄。

改札という概念がない。日本のような自動改札機もなければ当然切符を確認する人もいない。

タダで乗ろうと思えば、簡単だ。

観光客も一日券を買えば、24時間、地下鉄も路面電車もバスも郊外電車も乗り放題となる。

誰も切符を確認には来ない。

オーストリア国民たるもの、無賃乗車などはしない。そうした市民としてのモラルの上に、改札にかけるコストや人員を節約しているのだろう。

人が少ない社会では、人がやるべき仕事を厳しく選別する。これからの日本にとってモデルとなるだろう。

社会がオープンであるためには、一人一人が成熟する必要があるのだ。

そんなオーストリアでも近年、移民排斥を訴えるポピュリスト政党が優勢だ。実際、中東系の人たちを多く見かける。

均質さを失う社会は今、オープンであることを問われている。

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