漢詩 今朝はマスターズゴルフの中継を見るために早起きをした。外を見ると、公園の桜が春雨にけぶっていた。 そして、燕。 燕が数羽、木々の上を舞っている。4月4日は七十二候の「玄鳥至(つばめきたる)」である。 ゴールデンウィークに… もっと見る
大村益次郎 司馬遼太郎著「花神」の続きである。中巻に名前の話が出てくる。 蛤御門の変で惨敗した長州藩が滅亡の危機に直面した時、実権を握った桂小五郎の推挙により、村田蔵六が「用所役・軍政専務」に抜擢された。「国防局の局長といったふうの… もっと見る
攘夷 夕方、東京でも春雷が鳴った。晴天がにわかにかき曇り、突如激しい雷雨が街を襲った。 今日は4月3日。多くの会社で、入社式が行われ年度が改まる。 入社式で多くの社長さんは「我が社を取り巻く環境が激変する中・・・」などと毎年話… もっと見る
適塾と鳩居堂 「翔ぶが如し」も「龍馬がゆく」も続きが借りられず、仕方なく同じ司馬遼太郎さんの「花神」を読み始めた。蘭学の医者から近代兵制の創始者となった大村益次郎を描いた大作だ。 あまり期待していなかったのだが、この本が意外に面白い。… もっと見る
台湾 司馬遼太郎著「翔ぶが如く」第4巻(文春文庫)に“征台”という言葉が出て来る。台湾を征伐する、台湾に軍を送るということである。 西郷隆盛の「征韓論」はもちろん知っているが、私の不十分な日本史の知識の中に、明治初期、日本が台… もっと見る
春分 「雀始めて巣くう」 春分の初候にはこんな言葉がつけられている。 雀はあまり見かけないけど、鴨なら元気そうに日光浴をしていた。 広田千悦子さんは「くらしを楽しむ七十二候」にこんな言葉を書いている。 『雀が巣を作り始めます。… もっと見る
七十二候 今日は春分の日。東京はこの三連休、ずっと天気がいい。気温は18度まで上がり、4月上旬から中旬の気候だという。 花粉が飛び、黄砂も飛んでいる。快晴にもかかわらず空は真っ白だ。そういえば今年はPM2.5の話がニュースにならな… もっと見る
大衆の人気 司馬遼太郎「翔ぶが如く」第三巻に、あるあるの記述があった。 『外国人で日本の政治史を専攻する人が、日本人の感情でどうにもわからない面があるというのは、一つの体制を作った人物を好まず、そこからはみ出て漂白してしまう人物を好… もっと見る
大衆 政治は「大衆」とどうつきあうか。 世界に広がるポピュリズムの象徴と見られるトランプ大統領。メディアとの対立がいよいよ先鋭化してきた。ホワイトハウス報道官の会見からCNNやニューヨークタイムズを閉め出した。NHKなど日本の… もっと見る
山県有朋 「翔ぶが如く」の第二巻で、司馬遼太郎は明治の元勲・山県有朋を辛辣に規定している。 『僧院の陰謀家のように陰鬱で無口で、異常に権力と金銭のすきな、そして国権の徹底的確立だけが護国の道であると信じきっていた国家的規模の大迷信… もっと見る
日本百名島 「日本百名山」というのは最近BSの番組などでもよく見かけるが、「日本百名島」というのはあまり聞いたことがない。図書館でたまたま見つけた「日本百名島の旅」という本を借りた。 著者の加藤庸二さんはフォトグラファー&エッセイス… もっと見る
川路利良 「竜馬がゆく」の続きを読みたかったのだが、第2巻は貸し出し中。仕方なく同じ司馬遼太郎さんの「翔ぶが如く」の文庫版を借りた。仕方なく、というのは適切ではない。これも読みたかった本だ。 冒頭、川路利良という人物から始まる。彼… もっと見る
岩崎弥太郎 今更ながら司馬遼太郎の本を読みあさっている。図書館で司馬さんのタイトルを探すと、だいたい第1巻が貸し出し中になっている。第1巻を飛ばして読み始めるのも気乗りしないので、また今度ということになる。 司馬作品で最も親しまれて… もっと見る
世に棲む日々 司馬遼太郎の「世に棲む日々」全4巻を読み終えた。吉田松陰と高杉晋作。二人について初めて具体的なイメージを抱くことができた。 60年近くほとんど本を読まずに過ごしてきてしまった私には、知らないことが実にたくさんある。明治維… もっと見る
ヤクニンと議員 司馬遼太郎の「世に棲む日々」を読み進めている。物語の主題とは関係ない話だが、興味深い記述に出くわした。「ヤクニン」と「議員」についてである。 「ヤクニン」いう項は第三巻に登場する。こんな記述だ。 『「ヤクニン」という日本… もっと見る
長井雅楽 司馬遼太郎の「世に棲む日々」を第二巻まで読んだ。吉田松陰と高杉晋作を中心に維新の人間模様を描いた小説だ。 司馬さんが描く松蔭や高杉は一言で言えば「明るい狂人」だと感じた。今風に言えばテロリストである。狂気がなければ革命は… もっと見る
宗教のお話 昨年末、キリスト教について調べたくて読みはじめた「ふしぎなキリスト教」という対談集。年明けとともに日本史に関心がいっていたため放置していたが、返却日が迫ったため久しぶりにページを開いた。 宗教について真剣に興味を持ったこ… もっと見る
日本史② 金谷俊一著「スイスイ身につく日本史」の続き。司馬遼太郎さんと並行して読んでいたのだが、基本的には入試参考書なので実にさらっとしていて、特に書き残すほどのこともなかったので後回しになってしまったが、一応日本史の流れをおさら… もっと見る
この国のかたち④ 司馬遼太郎著「この国のかたち」第一巻を通勤電車の中で少しずつ読んでいる。随所に気になる話が出てくるのはさすがである。 「若衆と械闘」という項で、中国人と日本人を比較した記述がある。こんな書き出しだ。 『となりに、中国があ… もっと見る
この国のかたち③ 司馬遼太郎著「この国のかたち」第一巻を読み進めていて、「テゲ」という言葉が気になった。 『大概大概(テゲテゲ)という方言が薩摩にある。テゲだけでもいい。 「将たる者は、下の者にテゲにいっておく」 そういう使い方をする。薩… もっと見る
この国のかたち② 司馬遼太郎著「この国のかたち」第一巻の続き。「“雑貨屋”の帝国主義」という不思議な項から、戦前の参謀本部や統帥権の話を展開する。実に興味深い。 日本史をざっと読み返しながらおぼろげに思っていたこと、それは日本人って国土を… もっと見る
この国のかたち① きょうから仕事始め。会社近くの神社でお祓いを受けた。日本人は昔からこうして新年を迎えてきたのだろう。 新年のお勉強は日本史からということで、「スイスイ身につく日本史」と並行して司馬遼太郎著「この国のかたち」の第一巻を読み… もっと見る
日本史① 2017年の勉強は、まず日本史から始めようと思った。 高校時代は世界史と地理を選択した。世界史は学年でもトップクラスの成績だったが、日本史は中学で勉強したレベルだ。しかも、すっかり忘れている。 もちろん戦国時代や明治維新… もっと見る
バカの壁 今年のお正月休みはどこへも行かずゆっくり過ごすことにしている。 そのため図書館で本を9冊借りてきた。適当に気になった本を選び、数冊を気が向くままに同時並行で読んでいる。 キリスト教の本はゆっくり丁寧に読みながら、きのう一… もっと見る
一神教の誕生 橋爪大三郎×大澤真幸対談集「ふしぎなキリスト教」の続き。この本は本当に知らないことが書いてある。 キリスト教を理解するためには、ユダヤ教、さらには一神教の成立過程を知る必要がある。 日本人には理解しにくい一神教とはどのよ… もっと見る
キリスト教 なぜ、2000年も前の教えを現代人が信じるのか? クリスマスミサの教会で感じた違和感に答えを見いだすため門を借りてきた。橋爪大三郎と大澤真幸の対談集「ふしぎなキリスト教」を読み始めた。 冒頭から知りたいポイントがどストラ… もっと見る
江戸の災害 きょうは冬至。夜が明けるのもすっかり遅くなった。 藤野敦著『東京都の誕生』という本を読み始めた。2018年に江戸が東京に変わって150周年を迎える。仕事の関係で「東京奠都」と呼ばれるその経緯を調べていて、さらに広げて東京… もっと見る
論語入門 井波律子著「論語入門」を読み始めた。金沢大学教授などを経て、国際日本文化研究センター名誉教授。中国文学を専攻する先生だそうだ。 論語は学校で少しは習った記憶があるが、若い時には何の魅力も感じなかった。この年になって読むと… もっと見る
女友達 韓国の朴槿恵大統領がきのう任期満了前の退陣を表明した。 長年の友人、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入疑惑が発覚、燃え上がる国民の怒りに追いつめられての退陣表明だった。 野党が提出しようとしている弾劾訴追案に与党の一… もっと見る
孔子 井上靖の「孔子」を読む。正確に言うと、途中まで読んだ。きょう図書館に返さないといけない。続きはいずれまた読むことになるかもしれない。 2500年前、春秋末期の乱世に生きた孔子。 故郷を離れ、14年にわたる亡命・遊説の旅を… もっと見る
地方消滅 増田寛也編著「地方消滅」を読んだ。 全国896の自治体を「消滅可能性都市」としておととし発表された「日本創成会議」の報告書は、大きな衝撃を持って受け止められた。増田氏はこの会議の座長を務めた。 日本の人口が減り始めている… もっと見る
江戸開城 海音寺潮五郎の「江戸開城」を読んでいる。 勝と西郷による歴史的会談により、江戸が戦場になることなく、城が官軍に引き渡されたことは知っていたが、詳しいことはこの本で初めて知った。 確かに、徳川幕府があまりにあっけなく薩長連… もっと見る
湯島聖堂 朝日新聞記者の轡田隆史さんの著書「観光コースでない東京」を読んだ。 若い人たちにも読みやすいよう初歩的な情報も省略せず、簡潔な文章で東京の歴史スポットを解説していく。最初は「そんなこと知ってるよ」という感じもしたが、「そ… もっと見る
まど・みちお 幕張のCEATECに向かう車内で読んだエッセイ集に「まど・みちおさんを悼む」という作品があった。 「ぞうさん」「やぎさん ゆうびん」「1ねんせいになったら」など有名な童謡の作詞で知られる詩人だ。なんと104歳の大往生だっ… もっと見る
焼夷弾 「ベスト・エッセイ2015」で今日気になったエッセイ。アメリカ人の詩人、アーサー・ビナードの「縁は夷なもの味なもの」である。 この人は日本語に興味を持ち、大学卒業後日本にやってきた。彼は池袋の商店街のおじいさん、おばあさ… もっと見る
ちょっとした事 エッセイを書くためには、日常のちょっとした「あるある」ネタが必要である。 それは私にも日常的に起きているはずだが、多くはすぐに忘れてしまう。カナダの「エッセイ」を曲がりなりにもまとめる事ができたのは、現地で毎日スマホにメ… もっと見る
直木賞作家 「直木賞受賞エッセイ集成」という本をパラパラと読んだ。 文芸春秋社が「オール読物」紙上で選評や受賞作を掲載するのだが、「今度の受賞者はどういう人なのだろう」という読者の関心に答えるため編集部が始めたのが、受賞者による自伝… もっと見る
男女の寿命 『米原万里の「愛の法則」』というエッセイを読み始める。 米原さんとは外信部時代、ロシア語通訳として一緒に仕事をさせていただいたことがある。失礼ながら、「妖怪人間ベラ」のような迫力ある容姿だと少し恐れていた。大物感漂う印象… もっと見る
文章レッスン 芥川賞作家・村田喜代子さんの「縦横無尽の文章レッスン」という本を読む。 これは村田さんが下関のミッション系大学での講義をまとめたものだ。名文を味わい、書く。大学で開かれた極めて実践的な文章講座の進め方は、それ自体がなかな… もっと見る
語感の心理 岸本葉子さんの「エッセイ脳」の第4章。いよいよ細かいテクニックの話だ。 言葉を選ぶ3つの側面。①正確かどうか、②文法上、整合性がとれているかどうか、③語感がふさわしいか。 語感の注意点。①否定表現の効果、②読み手の微妙な… もっと見る
「転」から始まる 岸本葉子さんの「エッセイ脳」からエッセイの書き方の続きを。 「他者が読みたくなるように」書くための要件。①読みやすい文章であること、②興味の持てる題材であること。 エッセイでは、「自分の書きたいこと」の中心を「転」に持っ… もっと見る
エッセイ脳 カナダから帰国して1ヶ月。ようやく旅のエッセイも山を越えた。 エッセイに没頭していて書き漏らした、この1ヶ月の出来事を少し。 そうそう、次男が家を新築すると言うので、お祝いにバカラのイヤーグラスを買いに、丸の内のバカラシ… もっと見る
年縞 「環太平洋文明叢書①津軽海峡圏の縄文文化」という本を借りた。この中で「年縞」という言葉を初めて知った。 この第1章として、立命館大学環太平洋文明研究センター長の安田喜憲氏が「年縞が解明する縄文の人類史的意味とその開始をめ… もっと見る
古代DNA NHKスペシャル「日本人はるかな旅①マンモスハンター、シベリアからの旅立ち」という本の中に面白い話を見つけた。国立遺伝学研究所助教授の斎藤成也氏が書いた「ルーツを明かすDNAの世界」という文章である。この本が出たのが20… もっと見る
縄文人の世界 カナダ旅行から帰国した後、奥歯の痛みでメシが食えない日々を送り、息子の運転に付き合ったり、孫が泊まりに来たり。 何だかおちつかない8月が続き、ジョギングも長いこと休んでいた。 きのう久々に井の頭公園を一周した。さすがに身… もっと見る
人体実験 相変わらず歯が痛い。 来週まで待つのも不安になり、土曜にやっている歯医者を捜す。まずは「吉祥寺セントラルクリニック」。ネット上の評判はすこぶる良い。電話すると、初診はカウンセリングだけで治療はしないという。遠方から来る客… もっと見る
ゴジラと縄文人 奥歯が痛い状態が続き、きのうから流動食しか食べていない。 今日は金曜で特段の予定がないため、昼食も家でお粥を食う。かなり煮くずれたお粥でも粒が残っているのでどうしても多少口を動かさざるを得ず、そうして少しでも歯が当たろう… もっと見る
森と文明 8月9日から18日まで、妻と二人でカナダに旅行した。 避暑というにはいささか寒すぎた日もあったけど、初めてのカナダも楽しかった。改めてエッセイでも書きたいと思うのだが、果たして実現できるかどうか。 (注)後日、旅行記をま… もっと見る
戦後処理 きのう8月1日は、34回目の結婚記念日。どこかでディナーでも食べようかと言っていたのだが、岡山で外食も多かったので家であっさりがいいということで一致した。 帰宅すると妻が、「花でも買ってくるのかと思った」と言う。確かにこ… もっと見る
大東亜共栄圏 戦後71年目の8月がやって来た。 岩波新書の小林英夫著「日本軍政下のアジア〜「大東亜共栄圏」と軍票」を読む。著者は駒沢大学教授。この中に大東亜共栄圏というスローガンが生まれてきた時代の背景が書かれている。 「日中戦争がま… もっと見る