<きちたび>中央アジアの旅2023🐪 カザフスタン🇰🇿 アルマトイの5つ星ホテル「ドスティク」は設備もロケーションも最高

初めて訪れる街は、どこに泊まるべきかも判断できずホテル選びも博打のようなものである。

今回、カザフスタンの最大都市アルマトイで私が予約していたホテルも5つ星の割に値段が安い、それが決め手だった。

でも実際に宿泊してみると、設備もロケーションも最高、とっても素敵なホテルだったのだ。

「ザ・ドスティク・ホテル」

空港で捕まえた白タクの運転手にホテル名を告げるとすぐにわかったので、この街では有名な老舗ホテルなんだと思う。

夜便で到着する場合には、運転手が知っている有名なホテルを選んだ方がトラブルになりにくい。

ロビーに入ると天井が高く、いかにも老舗のホテルというクラシックな高級感を感じる。

ホテルに着いたのは午後11時頃、それでも何も問題なくスムーズにチェックインできたので、最初から好印象だった。

私が予約していたのは「デラックスルーム」。

2階で眺めはイマイチだったものの、落ち着いた内装と部屋の広さ、一発で気に入った。

キングサイズのベッドもゆったりで、ソファーやデスクなど設備も充実している。

特に気に入ったのが水回り。

洗練された落ち着いたデザインで機能的にもさすが5つ星である。

その中でも一番驚いたのは、178センチの私でも足が届かないくらい大きなバスタブが設置されていたこと。

巨漢のロシア人に合わせたサイズなのだろう。

これほど大きなバスタブは日本のホテルではまずお目にかかれない。。

トイレに貼られた黄土色のタイルもいい。

デザイン的にもとてもセンスが良くて、帰ったらリフォームの参考に妻に写真を見せてやろうと思ったほどだ。

アメニティのパッケージも格好良く、カザフ語、ロシア語、英語で説明が書いてある。

お土産にもらって帰ろうかとも思ったが、荷物をミニマムしている今回の旅、泣く泣く諦めたのだった。

翌朝、7時になるのを待って1階のレストランに降りる。

嬉しいことに、このホテルでは朝食ビュッフェが付いている。

重厚な内装が素敵。

部屋番号を告げるだけで利用できる。

ごく一般的なビュッフェで、ハムやチーズ、野菜などがきれいに並べられている。

温かい料理も用意されているが、基本はヨーロッパ的というかロシア風のものが並び、中央アジアの遊牧民の食べ物は一切なかった。

強いてアルマトイの味といえばりんご。

そもそもアルマトイとはカザフ語で「りんごの父」という意味だそうで、ビュッフェの中にもちゃんとりんごが用意されていた。

ということで、初日の朝食はこんな感じになった。

野菜中心に後でコーヒーとりんごを一つ追加する。

2日目の朝はこんな感じ。

りんごの代わりにスイカとメロンを食べてみた。

この季節、田舎道を走っていると、道端に大きなスイカやメロンを積み上げて通行客に販売している光景をよく見かけた。

今が旬ということで、見た目よりも美味しかった。

もう一つこのホテルに泊まって良かったことは、プールを始めとするスパが充実していたことだ。

プールは地下にあって、天井がガラス張りの温水プールになっていた。

ちょうど誰も泳いでいない時間帯に行ったので、一人でプールを独占、街歩きで熱った体をクールダウンすることができた。

プールサイドにはジャグジーもあり、その奥にはドライサウナと蒸し風呂ハマムも設置されている。

もちろんトレーニングルームも併設されていて、まさに至れり尽くせりである。

日本でも昨今サウナが人気だが、まだトルコ式のハマムに出会うことは多くはない。

その点、中央アジアの民族はテュルクと呼ばれるトルコ系が多いため、ハマムも珍しくないのかもしれない。

設備だけでなく、ロケーションもこのホテルの魅力だと思う。

車の通りが激しい大通りからは少し入り、目の前の通りには大きな街路樹が並ぶ。

私の部屋は中庭に面していたが、通り側の部屋からは街路樹の緑がきれいなはずだ。

ホテルの赤い外壁も街路樹の緑といい感じのコントラストを作り、素敵だと感じた。

そしてホテルから南に向かって数分歩くと地下鉄のアバイ駅がある。

私がホテルを選ぶ際、地下鉄駅からの距離も重要な基準になっている。

アルマトイで唯一訪れることを決めていた「国立中央博物館」も歩いて行ける距離にあり、私にとっては全ての条件にマッチした最高のホテルと言っていい。

博物館については改めて別の記事に書くつもりだ。

これだけの好条件が揃った5つ星ホテルなのに、ホテル代は2泊朝食付きで2万6922円。

旅行予約サイトでの事前決済だったので、チェックアウト時の支払いも不要だった。

もしもまたアルマトイに来ることがあればまた泊まりたい。

そう思わせてくれる素敵なホテルだった。

「THE  DOSTYK  HOTEL」
住所:Kurmangazy St 36, Almaty 050021 カザフスタン
https://dostyk.kz/en

中央アジアの旅2023🐪

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