<きちたび>岡山・倉敷の旅2024🇯🇵 美観地区の「倉敷アイビースクエア」に泊まって友人たちとブドウ狩り

🇯🇵 岡山県/倉敷市 2024年9月6日~7日

ブドウの収穫を目当てに、大学時代の友人たちが岡山にやってきた。

たまたま倉敷でその日、講演会をする奴がいて、それならみんなで倉敷に泊まって飲もうという話になった。

西日本に暮らす友人2人は車で来るというので、私は電車で倉敷に行くことにした。

倉敷駅に降り立つのは、今回が初めてである。

我が家の最寄駅、東岡山からは直通電車に乗って30分ほどで着いた。

車よりも電車の方が早いかもしれない。

駅前の大通りをまっすぐ進むと、白壁の建物が並ぶ美観地区に行き当たるのだが、商店街の入り口に「美観地区近道」と書かれているのを見つけた。

地図で確認すると、決して近道という訳でもなさそうだが、どこの街にもあるありふれた大通りを歩くよりは昔ながらの商店が立ち並ぶアーケードを通った方が面白かろうと思い、初めて商店街に入ってみた。

田舎の街によくある少しさびれたレトロな商店街。

でも、観光客目当ての新しいお店もあって、大通りを歩くより断然楽しい。

商店街を抜けると、見慣れた通りに出た。

路地の向こうに、美観地区のシンボル「大原美術館」が見える。

やはり倉敷は絵になる街だ。

倉敷川をゆっくりと川舟が進んでいく。

川端の柳も今を盛りとばかりに葉を茂らせていた。

時間は午後4時半。

6時の会食時間まではまだ少し時間があるので、川沿いをぶらぶら歩きながらホテルに向かった。

柳の隙間から人力車が見える。

近頃、外国人の姿もものすごく目につくようになった。

SNS映えするスポットが多いからだろう。

ただ、美観地区のお店は夜早く閉まってしまうので、昼間に比べて夕方になると観光客の数は多少少なくなる印象である。

私が予約した会食のお店の場所を確認しておく。

「地酒と郷土料理 さわらや」

静かな路地裏に建つ白壁のお店で、適当に選んだ割になかなか倉敷らしい良さそうなお店である。

「さわらや」の角を曲がると、もうホテルのゲートが見えてきた。

「倉敷アイビースクエア」

明治時代、近代日本の繊維産業を支えた倉敷紡績所(クラボウ)の工場の建物を利用して作られた複合観光施設で、倉敷美観地区のランドマークである。

その名の通り、煉瓦作りの建物全体にアイビー=蔦が絡まり、いかにも旅情を誘う施設である。

が、さらに遡れば江戸時代、綿花や米の集積地として栄えた倉敷は幕府直轄の天領であり、まさにこの場所に代官所が置かれていた。

この代官所は幕末、長州の浪人たちによって焼き討ちされ、明治に入って、放置されていた跡地に紡績工場が建てられたのだ。

そう考えれば、蔦の絡まる煉瓦造りの建物からは、近代国家建設に邁進した当時の日本人の情熱が溢れているようにも感じる。

こちらが本館の入り口。

とても趣がある。

今は緑だが、秋も深まるにしたがって次第に赤く染まっていくことになるのだろう。

奥に進むと広い中庭がある。

今はビアガーデンが開催されているようで、びっしりと白い椅子が並べられていた。

集合時間までビールでも飲んで待っていようと思ったが、飲み放題食べ放題のみでビール1杯だけということにはいかないらしい。

中庭を抜け建物の中に入ると、赤と黒のモダンなモザイク模様の廊下が待ち受けていた。

レトロなのにモダン。

どこかヨーロッパの老舗ホテルのようだ。

ホテルのフロントは、廊下の突き当たりにあった。

ロビーの扉の向こうは車寄せ。

こちらがホテルの正面玄関ということになるのかもしれない。

チェックインを済ませて、部屋に入る。

私の部屋は3号棟の2階。

コンパクトなツインルームではあるが、部屋に入ったすぐのところに広々とした洗面台が設置され、なかなか機能的なレイアウトにリフォームされていた。

カーテンを開けるとお隣の棟が見えるが、圧迫感はない。

ベッド周りもコンパクトにまとまっているものの、天井も高く、寝心地も問題ない。

部屋にはトイレとシャワーがあるだけで、バスタブはなかった。

でもとても清潔で、特に問題はない。

というのも、レトロな洋風ホテルにも関わらず大浴場が1階に用意されていたからだ。

利用時間は16時から24時までと翌朝の6時から9時。

窓などの開放部のないお風呂だけれど、湯船は3つあってまあまあゆったりくつろげる。

部屋に荷物を置くと、仲間との集合時間までホテルの周りをぶらぶら。

ホテルの敷地を出るとすぐに倉敷川の柳が見える。

夕日はもう白壁の街並みの向こうに落ちようとしていた。

ガラスのような川面をゆっくりと舟が進んでいく。

穏やかな夕暮れだ。

屋根の上に突き出した火の見櫓・・・

木々の間から見える洋館・・・

地酒と書かれた暖簾の店には、見事な看板が掲げられている。

そんな倉敷らしい素敵な景色を眺めながら美観地区をひと回りしてホテルに戻ると、各地から集まった友人たちの姿がそこにはあった。

お店に電話をかけてみると、予約時間よりも早めに入店できるというので、お店に直行、冷たいビールを一気に飲み干した。

講演会を済ませた友人も遅れて駆けつけて、楽しい同期会は夜まで続いた。

翌朝は、6時半の朝食スタートに合わせて1階の「レストラン蔦」へ。

朝のビュッフェは可もなく不可もなく。

ご飯は白米の他に、食べたかった「下津井のタコ飯」があったので喜んで食べてみたが、「まあ、こんなもんか」という感じ。

でもスムーズに朝食を済ませて、我が家でのブドウ狩りに出発することができた。

今日も相変わらずの猛暑日なので、少しでも涼しいうちに作業をしなければ、みんな熱中症になってしまう。

土曜日の朝ということで高速道路は思いのほか空いていて、8時半にはブドウ狩りを始めることができた。

みんな慣れない畑仕事に四苦八苦しながらも楽しそう。

作業の後は、水風呂に入ってノンアルコールビールを飲みながら、買ってきた岡山ばら寿司と自家製のバジルパスタやかぼちゃ、枝豆などでたっぷりの農家飯を堪能、楽しいひと時を過ごすことができた。

倉敷に泊まって、我が家で体験農業。

来年からまた希望者が増えそうである。

「倉敷アイビースクエア」
住所:岡山県倉敷市本町7−2
電話:086-422-0011
https://www.ivysquare.co.jp/

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