5月。
夏野菜の植え付けや果樹の世話などが重なり、一年で最も畑仕事が忙しくなる季節だ。

トマト、キュウリ、ナス、ピーマン、パプリカ、シシトウ、万願寺とうがらしの苗を植え・・・

サツマイモ、サトイモ、生姜も植え・・・

トウモロコシ、エダマメは直播きした種がうまく発芽しなかったため、ポットで発芽させた苗を畑に移植した。

そうこうしている間に、少し大きくなってきた桃の実にカメムシの被害が出始めたため、慌てて袋がけに追われる。

そしてブドウ。
気温が上がるにつれて、蔓がぐんぐん伸びてきて、ブドウ棚の上でこんがらがる。
不要な蔓をかき取り、針金に誘引し、花穂を整形する細かい作業。
ブドウ栽培にとって5月は多忙で忙しい季節である。

毎日いくつもの畑を慌ただしく動き回る中、思わぬ事態に見舞われた。
雨漏りである。
5月6日の早朝、妻が呼ぶ大声で目が覚めた。
その時かなり激しい雨が降っていて、妻が寝ている奥の部屋と母屋の繋ぎ目部分から雨が漏れ出していた。

すぐに知り合いの屋根屋さんに連絡すると、その日の夕方みにきてくれて、翌日から早速工事をしてもらえることになった。
建物の間に取り付けられた銅板を交換し、全ての瓦を一枚一枚シーリング材で固定する。

最後にトタン屋根の塗装をしてもらい、計4日間130万円の手痛い出費となった。
結果的にはかなりぼられた気がするけれど、築100年の古民家の雨漏りだけに水がどういう経路で入ってきたのかを特定するのは難しく、この際全体的に直してしまいたいというこちらの弱みにつけ込まれた印象である。

おかげで屋根はピカピカになり、屋根屋は「これで当分雨漏りの心配はない」と自信満々に帰って行った。

屋根屋が引き上げた直後、注文していたベッドが届く。
私と妻がそれぞれ使うセミダブルベッドが2台。
2人とも去年ムカデに噛まれて痛い思いをしたため、ムカデが出没する夏を前にベッド生活に移行することを決断したのだ。

すっかりしていた和室にベッドが置かれると、部屋が急に狭くなった気がした。
しかし、ムカデが登りにくい足付きのベッドに寝ることで、夜の安心感はかなり改善した。
念の為、ベッドの足にムカデ除けのスプレーをひと吹き。
これで雨漏りとムカデという田舎の恐怖から解放されるかどうかはわからないが、少しずつ古民家暮らしが快適になっていると思いたい。