<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 スイカの初収穫はちょっと早すぎたのでスープにしてみた #230710

梅雨前線が日本列島に停滞し、九州北部では大雨が続いている。

福岡県と大分県には大雨の特別警報が出され、各地で土砂崩れや川の氾濫が発生している。

岡山でも週末から強い雨が降ったり止んだりしていたが、ようやく峠を越えたようだ。

今週末には孫が遊びに来る予定なので、妻は明日一足先に東京に戻ることになっている。

先月から3週間あまり岡山に滞在していた妻は、毎日夏野菜を収穫する生活が楽しかったらしく、最後にスイカを収穫したいと言った。

スイカの苗を植えたのは5月の半ば、ちょうど2ヶ月ほどになる。

計画ではスイカの収穫は7月下旬からとなっていたが、1個だいぶ大きく育っている奴があって、どうせ放置しておいても何かに食われるだけなのでとりあえず採って食べてみようということになった。

ずっと放ったらかしだったので、形は楕円形になってしまったが、ちゃんと縞模様もあり見た目は立派なスイカである。

私はスイカがさほど好きではないが、妻は毎年わざわざ買って来るほどのスイカ好きで、自分でスイカを育てられたことがとても嬉しそうだ。

ところが・・・

切ってみると、中はまだ赤くなる途中で、明らかに収穫のタイミングが早すぎた。

ネットで調べてみると、収穫のタイミングを見分ける方法がいくつかあるようだ。

  • 実のついた場所のすぐ近くに生えた巻きひげが付け根まですべて濃褐色になり硬くなる
  • スイカを叩くとポンポンと澄んだ音が鳴る(高い音は未熟、鈍い音は熟しすぎ)
  • 実のついた部分の周りに生えている葉がだんだんと枯れてくる
  • スイカの実のお尻にある「へそ」のような薄茶色の部分が少し大きくなる

そして一番確実なのは、受粉した日から35日~40日、植え付けをしてから85~90日が目安になるという。

人工授粉ではないので受粉のタイミングはわからないが、植え付けからわずか60日ほど、明らかに収穫には早すぎたのである。

一応、カットして比較的赤い部分を食べてみる。

スイカらしい甘さはあるものの、やっぱり青臭い。

それでも水分はたっぷりで、捨てるには忍びない。

そこで、未熟なスイカを食べる方法を調べてみた。

するとネットにはいくつかのレシピが載っていて、一番基本的なのはキュウリやウリのように塩もみにする方法のようだ。

皮の部分を切り落とし、まだ白い部分を適当な大きさにカットする。

そして塩で少し揉んで冷蔵庫に入れておいた。

すると、塩味と甘味が適度に融合したスイカの塩もみができあがった。

お店で売られているスイカの漬物はもっと小さく硬い段階のものを漬けるのだが、今日のスイカはもうだいぶ柔らかくなっていて、それとは明らかに違う。

それでも、冷たくてみずみずしくてとてもさっぱりといただけた。

ものすごく美味しいというほどではないが、捨ててしまうにはもったいない食材である。

そしてこのスイカの塩もみを使って、スープも作ってみた。

妻が別の料理で作っていた鰹出汁に、コンソメ顆粒と黒酢を加え、塩胡椒で味を整える。

全く適当なオリジナル料理だが、これが案外悪くない。

冬瓜を使った中華風スープのような味だ。

妻も美味しいと言って食べてくれて、収穫タイミングを誤ったスイカでも美味しく食べられることがわかった。

畑にはまだ小さいスイカが残っているので、これはセオリー通り、来月まで待って収穫しよう。

妻によれば近頃スイカは店で買うと高いという。

苗を植えてほとんど世話もせず、それなりに食べられるスイカができるのならば、それも月一農業の楽しみである。

さて、完熟したスイカが収穫できるかどうか、それは来月のお楽しみということにしよう。

<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 カボチャ、スイカ、ナス、ピーマンの苗を初めて植えてみた #230513

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