退職後、毎年海外旅行に出かけていた2月。
今年は海外に出かけることなく、朝起きたら録画してある冬季オリンピックをチェックしてから、井の頭公園や吉祥寺市内を1日5キロ歩き5キロ自転車に乗る生活を続けている。
そんな日課のウォーキングをしていて、先日偶然真新しいトンカツ屋さんを見つけた。

去年7月にオープンした「とん㐂(とんき)」。
聞くところによれば、1977年から銀座で営業してきた老舗のトンカツ屋さんが閉店し、吉祥寺の末広通りに移転してきたとのこと。
これは一度味わってみなければと思って、本日ランチにお邪魔した次第である。
吉祥寺でトンカツといえば、私の行きつけはファミリープラザビルの地下にある「美とん」と決まっていたが、値段も高くなり、私も歳をとったせいか最近すっかりご無沙汰している。

午後1時過ぎにうかがってみると、ちょうどランチ客が一巡した後らしく、店内は空席が目立った。
コンクリート打ちっぱなしのモダンな店内。
全体にコンパクトな作りで、老舗トンカツ店という威厳はない。

入り口に置かれた券売機で注文するスタイルだ。
普通のロースカツ、ヒレカツ定食はもちろん、カツカレーやカキフライなどもある。
でも一番人気はやはりカツ丼だというので、私は「ヒレ丼定食」(1350円)を試してみることにした。
牛丼店のように、ご飯の量、豚汁やサイドメニューの有無などを選んで注文完了である。

コンパクトなお店なので、厨房もトンカツ屋にしてはかなりコンパクトである。
カツ丼の出来上がりを待っている間に、お客さんが次々に入ってきて、すぐに満席となった。
いいタイミングで入店したらしい。

注文してからわずか5分後、私が注文した「ヒレ丼定食」が運ばれてきた。
豚汁とお新香がセットとなるのが通常パターンらしい。

ヒレ肉を使用したカツ丼は、思ったよりも少量だった。
ただ、肉は柔らかく、衣はサクッサクだ。
タレも甘口で私好みだ。

若い頃はデカくて厚みのあるロースカツが大好物だったけれど、この歳になると、薄くて脂身の少ないヒレカツがやはり食べやすい。
食べ終わってみれば、量も私にはちょうどよかった。

豚汁も具沢山で美味しい。
豚汁を付けなければいくらか安くはなるようだが、この豚汁は絶対付けた方がいいと思う。
お漬物もしっとりしていて悪くない。

近頃、トンカツ専門店はどこも値段が高騰し敷居が高くなってしまった。
チェーン店などではまだ安いカツ丼も食べられはするが、老舗の味が手軽に味わえるお店として、「とん㐂」の吉祥寺移転を歓迎したい。
これからはトンカツが食べたくなったら、この店にお世話になることが増えそうな気がする。
食べログ評価3.36、私の評価は3.50。
「とん㐂(とんき)」
電話:050-5597-3640
営業時間:11:00 - 15:00/17:00 - 22:00
定休日:月曜
https://www.instagram.com/2025tonki