藤井四段 敗れる

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日本中を沸かせた将棋の藤井四段の連勝記録は29で止まった。

藤井四段を破ったのは22歳の佐々木勇気五段だった。

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きょうも午後からabemaTVで将棋中継を見た。

私がというよりも、むしろ妻が見たがったのだ。これはなかなか驚くべきことだった。妻は通常、テレビをあまり見ない。おばさんのわりにミーハーではない。しかしそんな妻が藤井四段にものすごく好意を寄せているのだ。

藤井くんの何が妻を惹きつけたのだろうか?

一言で言えば、可愛いのだという。

私は午後、国際免許証を取りに府中の試験場まで行ってきたのだが、その間我が家のテレビではずっと将棋中継がついていた。ほとんど手が動かない対局だが、解説の騎士たちが楽しそうに盛り上がっている。よくわからないなりに何となく見てしまうのだという。

午後8時前からNHK、フジテレビ、テレビ東京、MXテレビが都議選の特番を始めたが、我が家ではメインのテレビは将棋中継のままで、サブのテレビで都議選特番をザッピングしながら見た。

そして最終盤、藤井四段はおもむろに上着を着た。

その後、一手指しては水を飲む。また一手指して水を飲んだ。

そして、佐々木五段に対して頭を下げ、投了した。

藤井四段の連勝が止まった瞬間だった。残念だが、爽やかな敗戦だった。藤井四段は最後まで諦めず大逆転を狙った。ただ今日は、相手が上回った。対戦相手は全員、先輩の一流棋士たちだ。

将棋の世界では、力が互角の場合、先手が圧倒的に有利だという。今日は佐々木五段が先手を取った。佐々木五段がうまかった。強かったのだ。

さあ、ここから再出発だ。

中学生の藤井くんが火をつけた将棋熱はすぐには消えそうにない。

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