ゴールデンウィークも後半戦に突入した4連休。
3日、4日は雲ひとつない見事な晴天に恵まれた。

国民の多くがここぞとばかりに旅行に出かける中、私は畑の草刈りを本格化させた。
まずは今年3月、梨と梅の苗木を植えた畑。
4月までの光景が嘘のように、セイタカアワダチソウなどの雑草がもう私の膝から腰くらいの高さまで成長している。
去年までは草刈りの回数を減らすため、自分の背丈くらいまで伸びた段階で草刈りをすることも多かったが、今年は雑草の高さが膝を超え腰の高さまで伸びていたら何度でも草刈りをすることにした。

このくらいの状態であれば、雑草の茎も柔らかく、つる草も成長して雑草が複雑に絡み合うこともなく、草刈機にかかる負荷も大したことがない。
草刈りの回数は増えるものの、トータルで草刈りに要する時間はさほど変わらないのではないかと推測して今年試してみることにしたのだ。

案の定、およそ1000平米ある畑の3分の2くらいの草を刈るのにかかった時間は1時間半ほどだった。
以前、この畑が耕作放棄地だった時には、同じ面積を刈るのに数日を要したものである。
草刈りの回数が増えても、断然こまめに草刈りをした方が楽なことを確信した。

2024年の草刈シーズンが本格化するタイミングで、私は妻を説得した新兵器を手に入れた。
今使っている電動草刈機と同じ工進というメーカーの製品で、女性やシニアが扱いやすいよう小型軽量化したモデルである。
ホームセンターでの販売価格は1万円以下。
まあ、リーズナブルな電動草刈機である。

この草刈機を新たに購入した目的は、ブドウ畑の下草を刈るためである。
亡くなった伯母の身長に合わせて作られたブドウ棚の下での草刈り作業は、普通の畑で草を刈るよりも数倍大変だ。
腰をかがめての作業を強いられるうえに、コンクリート製の支柱や棚を支えるワイヤーが縦横無尽に走っていて、通常の草刈機では長すぎて小回りが効かない。
金属製の回転刃がこうした障害物に当たるたびに甲高い金属音が響き、草刈機の命である刃先のチップが欠けていくのだ。

新しく購入した草刈機にも金属のチップソーも付いているが、同梱されていた樹脂製のブレードを機械に取り付けて切れ味を試してみることにした。
柱やワイヤーにブレードがぶつからないよう前部にガードの針金も付いている。

本体重量1.8キロと、片手でも楽に持てる軽さ。
長さも従来のものに比べ3分の2ほどなので、狭い場所での取り回しも楽だ。
バッテリーは、同じく工進製の小型チェーンソーで使っているものと同じタイプで、使い回せるのも嬉しいところである。

ただ、ブドウ畑を覆っている雑草カラスノエンドウは、細い草が絡み合っていて難敵だ。
小型軽量なのは便利なのだが、やはりこれではパワー不足で作業効率が悪そうである。
そこで、従来の草刈機で柱のない部分を直線的に刈り、柱の周りや狭い隅っこなどを新しい草刈機で刈ることにした。
ただ、正直なところ、妻が鎌を使ってそうした場所の草を手で刈ってくれたので、わざわざ小型の草刈機を買ったメリットは期待したほどはなかった気がする。

それでも2時間ほどの作業で、200平米ほどのブドウ畑の下草は全部刈ることができた。
近所のお婆さんが通りかかり、刈ったカラスノエンドウは次の雑草が生えるのを邪魔してくれるからそのまま畑に置いておいた方がいいとアドバイスしてくれた。
プロ農家のブドウ畑はたいてい除草剤を使って草1本生えていない綺麗な状態を保っているが、私はあえてカラスノエンドウを放置している。
マメ科の植物は地中に窒素を取り込む性質があり、土壌にいいというネット情報を信じたからだ。
お婆さんの話もそれを裏付けるもので、昔から受け継がれる雑草との共生法のようである。

下草を刈った後、ブドウの様子を確認すると、ピオーネの新梢がもうだいぶ伸びていた。
5月はブドウ栽培にとってとても重要な月。
この後、芽かき、誘引、摘芯、花穂の整形、防除、ジベレリン処理と立て続けにさまざまな作業が待っている。
自分でブドウを育てるようになって3年目。
去年の記憶を蘇らせながら、今年も美味しいブドウが収穫できるよう頑張りたいと思う。