<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 雨の一日、買ったばかりのキャンプ用の椅子に座り庭を眺める #230705

今日は朝から雨が降っている。

気温も昨日よりぐっと下がり、最高気温が25度ぐらいまでしか上がらないという。

このくらいの気温はちょうどいい。

Tシャツ、短パンで快適に過ごせるベストな気温が25度ぐらいなのだろう。

雨に濡れて庭の植物も綺麗に見える。

こういう日は畑仕事もお休み、家でのんびり過ごそう。

先日、妻の許しを得てキャンプ用の椅子を2個買い求めた。

コールマン製のものでホームセンターで1つ2000円台で売っていた。

キャンプブームの影響なのか、昔に比べて安くなったような気がする。

玄関先の軒下にその椅子を持ち出し、しばし雨を眺める。

妻が蚊取り線香を持ってきてくれたが、雨の日は蚊も活動を控えているのか、今日はいつもほど蚊が気にならない。

妻と二人、椅子に座って庭を眺めながら、将来どんな庭にしようかと相談する。

伯母が残した庭。

伯母の死後、少しずつ手を加え始めた。

好きではないツツジを小さく剪定し、紫陽花やギボウシの苗を少し植えた。

納屋に眠っていた大八車の車輪をオブジェとして飾り、朝顔の蔓を車輪に這わしたりしている。

「あの木は要らないね」とか、「秋には萩を植えよう」とかいろいろ相談しながら将来の庭の姿を想像する。

悪くない雨の日の過ごし方である。

そういえば、昨日図書館に行った時、ベニシアさんの本を見つけた。

ベニシア・スタンリー・スミスさんは、京都大原の古民家暮らしをしていたイギリス人のハーブ研究家。

NHKで放送されていた「猫のしっぽ カエルの手」というシリーズが我が家のお気に入りで、私も妻もこの番組を見たのがきっかけでガーデニングや田舎暮らしについて話すようになった気がする。

「そういえば、ベニシアさん死んだね」

私がそう言うと、妻は少し驚いたような表情を浮かべた。

ベニシアさんは先月21日に73歳で亡くなったのだが、どうやら妻はそのニュースを知らなかったらしい。

東京と岡山を往復する生活なので、ベニシアさんのように凝った庭づくりはとても無理だが、私たちなりに居心地の良い庭が作れればいい。

特に妻にとっては、畑よりもやはり家のまわりが気になるようで、ガーデニングは妻がメイン、私がサブという位置づけになる。

5年後、私たちが70歳になった時、どんな庭になっているか。

畑とはまた違う田舎の楽しみである。

ターシャ

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