<吉祥寺グルメ>「翠蘭」の「海老入りワンタンメン」

きょうも東京は快晴。西日本を中心に日本海側は大雪だという。雪見温泉も惹かれるが、どうも近頃出不精で結局どこへも行かず吉祥寺ランチという無難な選択になる。

珍しく妻が「フォーかラーメンは?」と提案。私の頭に浮かんだのが「翠蘭」だった。

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「翠蘭」は蕎麦屋の「吉祥寺砂場」と同じファミリープラザの地下にある。もう開店40年近くになる中華の老舗だ。

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翡翠色の文字が昭和の高級店の佇まいである。以前は支店もあったようだが、今は吉祥寺だけで営業しているらしい。

なぜこの店に来たかといえば、「砂場」に来た際、ここのショーケースに飾られた中華麺の美しさに惹かれたからだ。

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私は何も載っていないつゆそばに惹かれる癖がある。このレイアウトを見て、奥の麺が気になった。これはどういう意味だろうと思ったのだ。たとえば五目つゆそば1200円の場合、この具がのった丼だけだと値段のわりにやや高い。ひょっとして奥の麺とセットで出るのではないかと予想したのだ。何といっても奥の何も載っていない麺を食いたいと思った。

ちょうど正午ごろ店に入る。店内も昭和の高級中華という落ち着いた内装で、ほぼ8割がた席が埋まっていた。私たちの後からも次々に客が訪れ、あっという間に満席になった。

まずポットのお茶が運ばれてきた。さすが昭和の高級中華。私も妻もポットでお茶を提供してくれるお店はそれだけで大きな加点となる。

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いざ注文という段になって、心に変化が生まれた。何も載っていない麺を食べるために来たのに、なぜか「海老入りワンタンメン」を食べたくなった。妻もワンタンメンがいいという。同じものを頼むのも何なので、ひとつは別のものをということになり、そこでも五目つゆそばや海老つゆそばではなく、「黄ニラと鶏肉の焼きそば」を注文してしまった。人間の心理とは不思議なものだ。

しかし、隣の席に何も載っていない麺が運ばれてきた。やはり具は別になっている。どうやって食べるのだろう。急に後悔の念がこみ上げてきて、店員を呼び止めて、さっき注文した焼きそばを海老つゆそばに変更できないかと聞いた。妻は露骨に嫌な顔をして店員に「無理ならいいです」と言った。結局すでに焼きそばを作りはじめているというので諦めた。またの機会だ。

店員の言葉通り、すぐに「黄ニラと鶏肉の焼きそば」(1100円)が運ばれてきた。

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あんかけだ。麺はかため。これは美味い。注文を変更できなかったことに感謝したいほどだ。

続いて、「海老入りワンタンメン」(1000円)が来た。こちらも見た目が美しい。

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広東風の甘めのスープも上品な味で、日本のラーメンとは違う中国の歴史が生み出した端麗なスープだ。こちらも文句なく美味い。

それぞれ妻とシェアして食べたが、量はかなり多い。隣の老夫婦はそれぞれ私が食べたかった何も載っていない麺(具は別になっている)を食べていたが、どうも食べきれなさそうな気配だ。次回来るときは、麺はひとつにして飲茶などを頼むのが良さそうだ。

快晴の日にわざわざ地下の店はどうかと思ったが、今日は大正解。良い店を発見した。きのうの「まめ蔵」に続き、2日続けて老舗の実力を思い知らされたランチだった。

食べログ評価3.58、私の評価は4.50。

<関連リンク>

吉祥寺の中華料理店

「翠嵐」 「翠嵐②」

「翠嵐」の「叉焼とネギのつゆそば」

「竹爐山房」 「軼菁飯店」

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「中国菜 一口品」の「一口品麻婆豆腐定食」

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