レストランClavature
ボローニャ到着の2日目は8月15日。
イタリアでは8月15日は「Ferragosto 聖母被昇天祭」の祝日だ。ボローニャの中心街も歩行者天国となり、旧市街から路線バスが消えた。
この日は朝からムッソリーニの故郷に行き、ボローニャに戻ったのは午後3時ごろだった。
まだ昼ごはんを食べていなかったので、昼夜兼用の食事を宿の近くのレストラン「 Clavature 」で食べる。
私は肉を食べてみようと思い「 Cotoletta alla Bolognese 」(14€)を頼んだ。
ボローニャ伝統の牛肉のカツレツのようだ。
カツレツの上にたっぷりと溶けたチーズがかかっていて、生野菜にはバルサミコ酢だ。
見た目の通り、濃厚な一皿だ。でも、美味しい。
一緒にビールを注文すると、ちょっと素敵なラベルのビールがやってきた。
「 BIRRA MORETTI モレッティ・ビール」(4€)。
1859年創業のイタリアで最も古いビールメーカーだそうだ。このラベル、いかにもイタリアっぽくて好き。
妻は何やらサラダを注文していたが、こちらにもパルミジャーノ・レッジャーノがたっぷり。
そしてテーブルには、やはりバルサミコ酢。
ここはまさにバルサミコの本拠地なのだ。
チョコレートVenchi
そしてボローニャ3日目の夕方、日本へのお土産を買いに行ったのはイタリアの人気チョコレート屋さん「 Venchi 」。
ショーケースには、美味しそうなチョコが並ぶ。
1878年トリノで創業した高級チョコレートブランドだ。
詰め合わせボックスを2つ買って、78ユーロ(約1万円)だった。
「 Venchi 」は日本でも三越などで扱っているようだが、「ヴェンチ」と読むのか「ヴェンキ」なのか、ネットで見ても日本名がはっきりしない。
ゴミ捨てと野外映画
そして夕食後には、自分たちでゴミを捨てにいく。
日本のように道路脇にゴミを置くのではなく、ゴミは分別して決められたゴミ箱に捨てることになっている。地下がゴミ集積場になっているのだが、一体どうやって回収しているのだろう?
「美食の街」ボローニャでの3日間。
結局滞在中、私たちはマッジョーレ広場周辺200m四方でほとんどの食事を済ませた。
ボローニャには、グルメたちが予約する名店もいろいろあるのだろうが、グルメではない私たちには、マッジョーレ広場周辺だけで十分に「美食の街」だった。
そのマッジョーレ広場では、夏の夜、古いイタリア映画の野外上映会が開かれる。
「ニュー・シネマ・パラダイス」の世界が、本当に目の前に展開される。
グルメでなくても、ボローニャの夜は十分魅力的だ。
<関連リンク>
②旧市街のど真ん中マッジョーレ広場を見下ろす奇跡のコンドミニアムに泊まる
④世界で5番目に小さな国サンマリノは世界最古の不思議な共和国だった
<参考情報>
私がよく利用する予約サイトのリンクを貼っておきます。