<きちたび>ソウル2泊3日の旅① 南北会談の直前にDMZ(非武装地帯)ツアーに参加してきた

京義線都羅山駅

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そしてバスが止まったのが最後の訪問場所「都羅山駅」だ。

こちらの駅も金大中時代に建設された。金大中大統領は、ソウルと北朝鮮最北端の新義州を結ぶ京義線の復元工事を2000年に始め、2002年には韓国最北端の駅として営業を開始、当時のブッシュ米大統領が金大中大統領と一緒に式典に参加した。

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そして南北を鉄道でつなぐプロジェクトはその後も続き、2007年には、都羅山駅と北朝鮮側の板門駅を結ぶ定期貨物列車が運行したこともあった。

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ほとんど使われていない駅はまだ真新しい。

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改札口には「平壌方面」の文字が書かれ、金大中氏の統一への熱い思いを感じる。

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さらには、南北が鉄道でつながれば、シベリア鉄道と経てヨーロッパまでを結ぶ大鉄道網が出来上がる。それは「一帯一路」にも似た壮大な構想だったのだろう。

しかし韓国という国では、政権が変わればすべてが変わってしまう。金大中氏の夢は盧武鉉大統領の死によって頓挫することとなった。

文在寅大統領は久々に金大中氏の系譜に属する大統領である。南北の融和をベースにして核ミサイル問題も解決したいと考えている。

文氏の政権下で、この駅が再び活用される時代は来るのか?

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ツアーの最後に、この売店で「平和地帯−DMZ」という小冊子を買った。

長年人間が立ち入らなかったDMZは、今では希少生物が住む「生態系の宝庫」になっているという。

民族自決を正義としてきた戦後世界で、なぜ朝鮮半島の人たちは未だに分断されたままなのか? アメリカ、中国、ロシア、そして日本。周辺の強国が自国の安全保障を目的に朝鮮半島に干渉することをやめたら何が起きるのか?

ガイドさんたちの妙に能天気な解説を聞きながら、そんなことを考えた興味深いツアーだった。

<関連リンク>

ソウル2泊3日の旅

①南北会談直前にDMZ(非武装地帯)ツアーに参加してきた

②日本大使館前の少女像を私も見に行ってみた

③明洞に泊まって焼肉、カルグッス、スンドゥブを食す

④日本による「韓国併合」はどのように起きたのか

⑤「ドラゴンヒルスパ」で韓国式サウナ「チムジルバン」を初体験

<参考情報>

私がよく利用する予約サイトのリンクを貼っておきます。