破壊された蒸気機関車

限られた時間の中で李さんが私たちにぜひ見せたいと言って連れて行ってくれたのがこれ、古びた蒸気機関車だ。

朝鮮戦争の際、連合軍の物資を運んだ。かつて満鉄を走っていた機関車で、中国軍の攻勢にさらされた連合軍が北側に利用されることを防ぐために自ら破壊したという。

軍事境界線に置き去りにされていた車両には多くの弾痕らしきものも・・・。
統一と平和を祈念して2007年からここ臨津閣で展示されている。

機関車の脇の鉄条網は、統一と平和を願うリボンで埋め尽くされていた。
同じ民族が分断され戦った悲劇。韓国の人々の複雑な気持ちは私たちにはわからないかもしれないけれど、理解する努力はする必要があるのではないだろうか。
自由の橋

そしてもう一方の脇には一本の橋が。
「自由の橋」と呼ばれるこの橋。朝鮮戦争の休戦協定が締結された後の1953年、1万3000人余りの捕虜がこの橋を渡って南側に帰還した。

自由の橋は、金大中時代の2002年、京義線の南北連結事業として整備された。この橋を通って韓国から北朝鮮を通って中国・ロシアまで線路がつながった。しかし、その後の関係悪化により、使われることのないままとなっている。

橋の上空を一群の戦闘ヘリが通過して行った。

米軍のアパッチだろうか?
ここは今も最前線なのだ。
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