🔶「旅したい.com」から転載
<ロシア>ウラジオストクでオススメ【アムジット・ホテル】 坂を下ると風が心地よいビーチ
🇷🇺ロシア/ウラジオストク 2018年7月13日~16日
ロシア極東の中心都市ウラジオストク。
日本人にはずっと遠い印象の街でしたが、本当は日本からとても近い街なのです。
2020年にはANAとJALが直行便の運航を始める予定で、ますます旅行しやすい街になります。
部屋から海が見えるウラジオストクの高台に建つ素敵なホテルと、ホテルから歩いて行ける市民の憩いのビーチをご紹介します。
【アジムットホテル・ウラジオストク】① アムール湾を望む高台の近代的なホテル
ウラジオストクは、半島の先端部にある坂の多い街です。
私のウラジオでの滞在先は、急な坂の上に立つ近代的なホテルでした。
「AZIMUT HOTEL」はロシアのホテルチェーンで、ロシアやドイツ、オーストリアで32のホテルを経営しています。最近リニューアルしたばかりのようで、とてもきれいなホテルでした。
部屋もモダンできれいです。
バスルームも白いタイル張り。
かつて1980年代に宿泊したソ連時代の重苦しいホテルと比べると、文句のつけようがありません。
そして何よりの魅力は・・・
窓からの眺め。
ウラジオストクの西側に広がるアムール湾を一望です。
アムール湾の向こうはユーラシア大陸。
目の前に沈む夕日を、部屋から独り占めすることができます。
静かで、のどかな夕暮れ。
ロシアに抱くなんとなく暗いイメージが、この夕日を見ていると、どこかへ消えていくのを感じます。
「アムジットホテル・ウラジオストク」 4つ星ホテル チェックイン:14:00 チェックアウト:12:00 詳細・予約は・・・ Booking.com エクスペディア
【アムジットホテル・ウラジオストク】② ホテルの朝食は森の恵みがたくさん
このホテル、朝食もなかなかいいのです。
ダイニングルームもとても清潔で、ビュッフェスタイルで提供される料理も豊富です。
中でも、私のお気に入りはシリアル。
コーンフレークのような加工品ではなく、本物の胡桃やナッツが豊富に揃っていて、森で取れた蜂蜜をかけて食べるのです。
くまのプーさんが喜びそうな朝ごはん。
ただ、ちょっと不満だったのは、生野菜が少ないことでした。
野菜といえば、豆や芋が中心で、結局こんな朝食になりました。
まあ、悪くはありませんね。
2日目は、こんな感じ。
そして、3日間の朝食はこんな感じです。
毎日出る料理は同じですが、味も悪くないのでこのホテルに泊まるなら朝食付きがオススメです。
特に、トマトジュースとクランベリージュースが美味しいので、私は毎朝飲んでいました。
朝食をしっかり食べて、昼は食べず、夕食をレストランで食べる。
それがウラジオストクでの私の食生活でした。
【アムジットホテル・ウラジオストク】③ 夕日を眺めながらビーチまでお散歩
ウラジオストク初日、ホテルにチェックインできたのは午後8時半でした。
夕日が沈む時間の街を歩いてみたくて、荷物を放り込むとすぐに外に出ます。
ホテル前の道からロシア教会が見えました。
タマネギ屋根の上に取り付けられた十字架が夕日を浴びて輝いています。
ロシアに来たという実感がわきます。
海を望む坂道には、夕日見物の人たちが集まっていました。
爽やかな海風が気持ちいい。
気温はおそらく25℃程度でしょう。
日本の暑さが嘘のようです。
夕日をバックにポーズを取る少女が目に止まりました。
すらっと伸びた手足、長い髪。
モデルさんみたいです。
この後、街を歩いていて度々感じたのですが、本当にロシアの女の子たちはスタイル抜群で、とてもきれいです。
ホテルから坂道を下ったところに、海沿いの公園があります。
ちょうど西の空に夕日が沈もうとしていました。
この公園には、海をバックにしてちょっとしたステージが作られています。
人々は階段状の観客席に腰を下ろし、沈む太陽を静かに眺めていました。
赤く染まる空を鳥が飛んでいきます。
ウラジオストクの日没時間は、午後9時前。
暑くもなく、寒くもなく、まったりとした気持ちのいい時間です。
【アムジットホテル・ウラジオストク】④ 夏のスポーツ湾は市民の憩いの場
週末の午後、再び公園のステージを訪れると、少女たちが民族舞踊を披露していました。
まるでお人形さんのような女の子たち。
この公園は、市民の憩いの場となっているようです。
ロシアにも、静かで幸せな日常があるんだなあと素直に感じます。
ステージの先に足を伸ばすと、ビーチがありました。
決して広くはないビーチですが、短い夏を楽しむ人たちで賑わっています。
スポーツ湾と呼ばれるこのエリアは、日本で言うと東京のお台場海岸のような場所です。
日本人には泳ぐには少し寒いと感じる気候ですが、ロシア人にとっては日光浴のシーズンなのでしょう。
ビーチ沿いには遊歩道が整備されていて、遊園地があったり、VRなどのアトラクションがあったり、屋台も並んでいます。
親子連れが楽しそうに遊ぶ姿は、どこの国でも変わりません。
ロシアのマスコットといえば、熊。
記念撮影用の着ぐるみも、やはり熊でした。
露店では、ぬいぐるみが売られていました。
素朴ですが、意外にかわいい。
強面のイメージが強いロシアですが、こうして街を歩いているとまったく違った表情が見えてくるのもウラジオストクの魅力でしょう。
このスポーツ湾も、夜になると雰囲気がガラリと変わります。
大音量の音楽が流れ、多くの大人たちが食事やお酒を求めて集まります。
シーフードの街だけあって、なぜかたこ焼きもありました。
丘の上のホテルに泊まって、夕日を見ながら海辺までお散歩。
そんなゆったりとした過ごし方がウラジオストクにはお似合いかもしれません。