<きちたび>1泊2日広島の旅③ 広島風お好み焼の元祖「みっちゃん総本店 八丁堀本店」へ

「GO TO トラベル」で行く広島旅行。

8000円のクーポンがもらえたので、夜はクーポンが使えるお好み焼き屋さんと決めていた。

選んだのは、「お好み焼 みっちゃん総本店 八丁堀本店」。

この店では、「き」を付けずに「お好み焼」と表記するらしい。

県内に約2000軒あるという広島風お好み焼の元祖的なお店だというので、せっかく広島に来たからには一度味わってみるしかないだろう。

夕方6時すぎに店を訪れると、平日にもかかわらず当然のごとく行列ができている。

お好み焼の元祖と聞いて、もっと汚いお店を想像していたが、ビルの1階に入居したどこにもありそうな店構えだった。

店の前に掲げられたポスターには、「広島の復興とともに、生まれ育った味。昭和二十五年創業」と書かれている。

どうせなら、もう少し重々しい看板でも作ればとも思うが、この軽さが庶民の味、お好み焼なのかもしれない。

暖簾の下から、店内の様子を覗く。

奥に厨房、手前にテーブル席が並び、どの席も埋まっていた。

店の中から出てきた店員さんが、並んでいる客にメニューを配る。

中を開くと、通常のお好み焼きとは別に「みっちゃんオススメ!」と書かれたスペシャルなお好み焼きが用意されていた。

どうせならと、一番高い「DXスペシャル」(1550円)を注文することにする。

どうせ妻はそれほど食べないので、2人で分ければいい。

つまみ類もいろいろ揃っていて、広島といえば牡蠣という安直な選択で、「牡蠣焼き」(880円)も一ついただくことにする。

ホテルから店までレンタカーで来ているので、お酒を飲むわけにはいかない。

私たちにはこれだけで十分だろう。

食べ終わったお客さんが店を出て、私たちも中に案内された。

お好み焼きはやはり回転が早い。

テーブルにつくと、目の前にアクリル板が立ててあった。

コロナ対策として、4人がけのテーブルの真ん中に飛沫除けの板が設置されているのだ。

テーブルの上には、特大のマヨネーズとソースや調味料が並ぶ。

人それぞれ好みの味で食べればいいようだ。

テーブルの上にはもう一つ。

食べる際にはずすマスクを挟む「マスク入れじゃけん!」。

出ました!映画「仁義なき戦い」でおなじみの広島弁だ。

そうして店をキョロキョロしていると、外で注文していた「DXスペシャル」が運ばれてきた。

お好み焼きの上にドーンと乗った刻み葱が印象的だ。

鉄板の上でカットしてあるお好み焼きを皿に載せる。

広島のお好み焼きには、麺が欠かせない。

注文の時、そばかうどんを選ぶように言われ、私はそばを選んだ。

マヨネーズをたっぷりかけていただく。

私が注文した「DXスペシャル」にはそばの他に、生エビ、生イカ、イカ天、肉、もち、玉子、そしてネギが入っている。

やっぱり本場ものは美味い。

普段、粉物はほとんど食べない妻も美味しいと言って食べていた。

程なく「牡蠣焼き」も運ばれてきた。

焦げ目がついていい色だ。

レモンを絞って口に放り込む。

これももちろん美味い。

広島で牡蠣とお好み焼きとはあまりにも芸がないが、でもやっぱり食べたいものは食べたい。

量も私たち2人にはちょうど良かった。

値段も2000円ちょっとと安い夕食で、クーポンで2000円分払い、残りをカードで支払った。

食べ終わってから気づいたが、店の壁にはお店の由来が書いてあった。

せっかくなので、全文書き写しておく。

『広島流お好み焼の生みの親「みっちゃん」こと井畝満夫(いせみつお)』

『戦後、焼け野原だった広島の街の復興とともに、お好み焼のカタチが出来上がるまでには数々の物語があります。

その物語の中心的な人物でもある井畝満夫は、広島の街にお好み焼を生み出した一人として、半世紀以上の歴史を語り継ぎ、広島のお好み焼文化を守り続けています。

戦後間もない昭和25年、屋台での創業

井畝満夫の父・井畝井三男(いせいさお)が、昭和25年に「美笠屋」の名前でお好み焼の屋台を出したのがはじまりでした。

病弱な父親に代わり、当時19歳の「みっちゃん」が店を営業することとなりました。

当時、広場に密集する50件ほどの屋台仲間のリーダー的存在だった「みっちゃん」は、仲間たちの先頭に立って、さまざまな時代の移り変わりを乗り越えてきました。

おやつ感覚のお好み焼から現在のお好み焼への変遷

昭和25年の創業当時のお好み焼は、クレープ状の生麩にネギとわずかな野菜をのせて焼いたものを半月状に折り畳み、ウスターソースを塗って木の皮にのせ、新聞紙に包んで持ち帰るおやつ感覚のものでした。

しかし、お腹を満たすものでなければ売れない食糧難の時代。

どうすれば喜ばれるお好み焼に改良できるのか「みっちゃん」は考えました。

そうして「みっちゃん」は次々にアイデアを形にしていったという。

  • ウスターソースに替わって「お好みソース」の開発
  • ネギの代わりにキャベツをいれる
  • お好み焼にそばを入れる
  • ヘラでお好み焼きを食べるスタイル
  • 木製の柄がついたヘラ

こうして今の広島風お好み焼きの原型ができあがったのだ。

広島に行ったら、とにかく一度は行きたい人気店。

やっぱり老舗には物語がある。

食べログ評価3.57、私の評価は3.70。

「みっちゃん総本店 八丁堀本店」
電話:082-221-5438 予約不可
営業時間:11:30~14:30/ 17:30~21:00
定休日:無休

今回の旅行で私が利用したのは【楽天トラベル】 
航空券+ホテル+レンタカーでお得(「GO TO キャンペーン」にも対応)

【関連】1泊2日広島の旅

  1. <きちたび>1泊2日広島の旅① 毒ガス・ウサギ・休暇村!瀬戸内海のワンダーアイランド「大久野島」
  2. <きちたび>1泊2日広島の旅②「グランドプリンスホテル広島」から堪能する瀬戸内の絶景
  3. <きちたび>1泊2日広島の旅③ 広島風お好み焼の元祖「みっちゃん総本店 八丁堀本店」へ
  4. <きちたび>1泊2日広島の旅④ ヘリ空母や潜水艦も!呉港の「艦船めぐり」クルーズで海上自衛隊の新鋭艦を間近に見る
  5. <きちたび>1泊2日広島の旅⑤ 海軍の街・呉のシンボル「大和ミュージアム」&「てつのくじら館」
  6. <きちたび>1泊2日広島の旅⑥ 大正10年創業「田舎洋食いせ屋」でハイカラな「肉じゃが」と「特製カツ丼」を食す
  7. <吉祥寺残日録>工事中の原爆ドームを見ながら考えたこと #201125

1件のコメント 追加

コメントを残す