🇨🇦 カナダ/バンクーバー 2016年8月15日~18日
カナディアン・ロッキーの旅を終えて、カナダ西海岸の中心都市バンクーバーに3泊しました。多様性国家カナダを象徴するようなバンクーバーで泊まったキッチン付きのコンドミニアムについて紹介します。
ビーチまで歩いていけるなかなかいい宿ですよ。
11階建ての高層コンドミニアム
バンクーバー空港からタクシーに乗ってダウンタウンにある宿泊先まで行きました。運転手はターバンをかぶったインド人。きっとシーク教徒なのでしょう。
ダウンタウンまでのタクシー代は、35ドルでした。
私たちが日本から予約したバンクーバーでの宿はキッチンが付いたコンドミニアム。
ダウンタウンの西海岸に近く、緑の街路樹が美しいバーナビー通りに建つ11階建ての宿でした。
この宿を選んだのは、旅行予約サイト「エクスペディア」のゲスト評価が「とても素晴らしい」で、5段階の4.5ととても高かったからです。
料金は、2人3泊で5万8728円でした。
1人1泊、9788円。
高評価にも関わらず、バンフより割安です。やはり夏のバンフはホテル代がとても高いということでしょう。
ただし、写真で見て期待したよりは、フロント周りはしょぼくれていました。
韓国系に見えるやせた中年男性が、テキパキとチェックインの手続きをして、地図を示しながら周辺の地理を案内してくれます。
スタッフの対応は悪くありません。
70平米の広い部屋
私たちの部屋は2階でした。
「もう少し上の階が良かったな」と少しがっかりして部屋に入ってみると、予想外に綺麗な部屋でした。
窓の外は街路樹の緑。街のゴミゴミした景色を見るよりはるかにいい感じです。
部屋の構造は、リビング、寝室、台所に、バスルームが独立した1LDK。占有面積が70平方メートルくらいある広い部屋でした。
リビングの広さも、15畳から20畳くらいあったでしょうか。
ソファーセットにライティングデスク、テレビ、DVDプレーヤー、さらに4人がけのダイニングセットも置かれています。
ベランダには、プラスチック製の椅子が2脚並んでいました。
キッチンも広い。
ウッディーなキッチンには、冷蔵庫、電子レンジ、オーブンレンジ、食洗機、コーヒーメーカー、トースター、電気ポットが完備。
食器や調理道具も全て揃っています。
フライパンになべ類、皿、コップ、グラス、ボウル、包丁類、まな板、おたま、フォーク、ナイフ、スプーン、塩コショウ、砂糖、コーヒー、紅茶のティーバッグなどなど。
ベッドも、私たちの希望通りのツインでした。
パンフではダブルベッドだったため、時差ボケも手伝ってお互いちょっと寝づらかったのです。
無線LANも問題なくつながり、部屋は申し分ありません。
大満足です。
買い物はデービー・ストリート
部屋を見て安心したところで、さっそく買い出しに。
フロントで教えてもらうと、スーパーが近くにあるといいます。
宿を出て裏手に回るとすぐににぎやかな通りに出ます。
デービー・ストリートです。
スーパーマーケットは、すぐに見つかりました。
「インディペンデント」という名前のきれいなお店です。
パンフのスーパーより大きくて、品物も上等に見えます。
野菜は新鮮で種類も多く、豆腐などもありました。
この日、買ったのは、スモークサーモン、ライム、トマト、キュウリ、キウィ、卵、牛乳、ミネラルウォーター、そしてバター。
合計、23ドル71セント、2000円弱でした。
ワッフルで朝食を
このコンドミニアムには、珍しく無料の朝食も付いていました。
数種類のパンにシリアル類、バナナ、リンゴ、オレンジ、ジュースとコーヒー、紅茶。
まあ最低限といった感じです。
その中で、目玉となっていたのが、メープルシロップをたっぷりとかけていただくワッフル。
しかも、お客自らが焼くセルフサービスのワッフルです。
こちらが、ワッフルを焼くためのマシーンです。
この機械にホットケーキミックスのような液体を流し込み、蓋を閉めて、ひっくり返します。
まあ、こんな具合に液体を入れて・・・
ひっくり返します。
分かりやすく言うと、日本のたこ焼き機みたいなものですが、毎朝、このワッフルマシーンの前には順番待ちの行列ができていました。
確かに、作ること自体が楽しいのです。
この宿の無料朝食を部屋に持ち帰り、買ってきたハムや卵を添えると、立派な朝ごはんになりました。
巨大スーパーを発見
バンクーバーでは滞在中、朝の散歩を日課としていたのですが、途中、「SAFEWAY」という大型スーパーを見つけ、ちょっと入ってみることにしました。
街のあちこちでよく見かける、チェーン店です。
中は予想以上に広くて、真新しい感じです。
野菜も新鮮ですが、なんといっても目を引いたのがステーキ肉でした。
まだ時間が早いせいもあり、暇そうだった肉屋のおじさんが話しかけてきました。
日本人駐在員が買いに来るらしく、少し日本語が話せるようです。
100グラム5ドル台(500円)のテンダーロインステーキ。
いかにも質が良さそうです。
「日本なら100グラム2000円くらいしそう」と、妻が言います。
「それなら最後の晩餐はこれでいくか。」
カナダ人が見たらびっくりするような小さなヒレ肉の塊を2つ買いました。
ついでに孫たちのお土産にと、派手な色付きのおまけが入ったシリアルのボックスと日本では見かけないような太〜いチョークを買います。
うちのお土産はいつも安いものばかりです。
これでカナダ最後のお買い物は終了。
全部で、37.74ドルでした。
最後の晩餐はテンダーロイン
その日の夜、妻が夕飯の支度を始めます。
カナダで食べる最後の晩餐です。
先ほど、SAFEWAYで買ったテンダーロインステーキを焼きます。
日本ではあまりステーキを食べないのに、カナダでは連日のステーキ三昧でした。
夕食後、未練がましく、また海まで夕日を見にお散歩です。
坂を下って10分足らず。
ちょうどいい腹ごなしです。
何と言う、ぜいたくな時間でしょう。
夫婦旅行はコンドミニアム
コンドミニアムに泊まりながら、夫婦で気ままに過ごす海外旅行を、特に中高年の皆様にぜひ経験していただきたい、そう思ってこの記事を書きました。
いろいろな旅をしてきた私が、今一番気に入っている旅、人にも勧めたくなるような旅のスタイルが、「コンドミニアム夫婦旅行」なのです。
広いリビングと台所。日本にいる時と変わらない普通の生活ができるのです。
いやむしろ、日本では味わえないリッチな生活が経験できます。
このコンドミニアムには、共用ですがランドリー設備もあり洗濯もできます。
さらに、簡単なフィットネス施設(私たちは使いませんでした)もありました。
普通のホテルだったら、明らかにスイートルーム扱いとなる広さと設備です。
その場合、料金ははるかに高いはずです。
しかもホテルだと、どうしても外食中心の生活になります。
それはそれで楽しいでしょうが、その土地で暮らす感覚はえられません。
コンドミニアムに泊まって、夫婦2人、その街に暮らすように旅する海外旅行をぜひ体験してみてください。
その手始めとして、治安のいい美しいバンクーバーに建つこのコンドミニアム、オススメです。
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