<吉祥寺グルメ>家飲み酒を探して#5「米鶴 超辛純米」(日本酒/山形・米鶴酒造/2021)

先日、東急百貨店のデパ地下に寿司を買いに行ったついでに、お酒のコーナーを覗いてみた。

さすがにデパート、「ドンペリ」を含めてシャンパンが並ぶ棚があったり、ワイン売り場も充実しているようだ。

こちらには日本酒がずらり。

ワインほど立派なコーナーではないが、私には十分な品揃えと言える。

前面の目立つところに置かれていたのは、八王子の米を使った『高尾の天狗』と長野・諏訪の酒蔵『舞姫』のお酒のようだ。

一瞬、『高尾の天狗』に惹かれたが、見て回るうちに別の商品に目が止まった。

まるで調味料のようなミニサイズのボトルだ。

北海道の『男山』だったり、大分の『西の関』だったり、どう見ても日本酒だ。

どうせ一人でちびちび飲むのなら、少量ずつ試してみるのも面白いかと思い、この中から選ぶことにした。

選んだのは山形の『米鶴 超辛純米』(394円)。

容量はわずか180ミリリットル、1合瓶ということだ。

『米の旨味としっかりとした酸味が程よく調和し、超辛口ながらもコクのある味わいで飲むほどに旨味が冴えます。冷やから熱燗まで』

超辛口というのが選んだ理由だった。

黒で統一された気をてらわないデザイン。

『米鶴(よねつる)酒造』は山形県米沢市の北にある高畠町にある酒蔵で、創業は元禄年間の1704年、米沢上杉藩御用達として歴史を刻んできた。

『米鶴 超辛純米』は、地元米の「出羽きらり」を使用、精米歩合は65%の純米酒だ。

アルコール度15度で、日本酒度は+7〜+10、「超辛口」と言ってもそれほどではない。

酸度は1.2〜1.6と標準的なところなので、「淡麗辛口」という位置づけなのだろう。

蔵元の公式サイトをみると・・・

『通常の仕込みに比べ長期間もろみを発酵させ、「純米酒のコク」と「冴える切れ」を両立させた「淡麗・辛口」の純米酒です。』

と、書いてあった。

どんな料理にも合いそうな印象を受けたので、フランスの田舎風パテと合わせてみたのだが、この相性は決して良くなかった。

次に、マグロの赤身と試してみる。

こちらは悪くない。

やっぱり日本酒は、和食の方が相性がいいようだ。

でも、もともと1合しか入っていないので、グラスで2杯も飲むともうなくなってしまった。

しかし、妻のチェックが厳しいので、どうせちょっとしか飲ませてもらえない。

値段も手頃なので、1合瓶でいろんな日本酒をちびちび試してみるのも今の私には悪くないだろう。

米鶴酒造の『米鶴 超辛純米』、際立った個性は感じない普通の日本酒だと感じた。

「東急百貨店吉祥寺店」
地下1階「東急フードショー」和洋酒売場
電話:0422-21-5591
営業時間:10:30~19:00

『米鶴 超辛純米』

「米鶴酒造」
〒992-0301 山形県東置賜郡高畠町二井宿1076
http://yonetsuru.com/

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