きょうは思いがけない一日になった。ちょっと疲れた。
きのうドコモショップに行ったのが、すべての始まりだった。
私は携帯を使い始めるのが遅く、14年ほど前のことになる。携帯電話などというものは、いつどこで何していても本社から連絡が入る「不自由」の象徴にように思っていた。
しかし、もはや携帯電話を持たないことは多くの人に迷惑をかける時代になり、止むを得ず持つことになった。当時、会社では皆がドコモだった。もちろん、ガラケーだ。
一度持つと手放せなくなるのは、みなさんと同じだ。
LTEが始まった後、一時ガラケーとイーモバイルのポケットwifiの2台持ちという時代もあった。スマホを手にするのも遅かった。高い通信料を払うのがもったいなかったのと、何となくキザったらしい印象を持っていたのだろう。
それでもどんどん技術が進歩して、iphoneも各社の競争で安くなってきた頃、ついにスマホデビューした。あれは4Sだったか、5だったか。いずれにせよ東日本大震災の後だ。あの惨禍は、通信手段の課題とともに、スマホの威力を私に教えた。電話とメールだけでなく様々な連絡手段を持つことの大切さ、そして情報を取得したり、被災者が自ら写真や情報を発信することができることの価値を痛感した。
その後、iphoneをなくしたり壊したりしながら、過去2年はiphone6を使ってきた。ただケチって16GBの一番安いモデルを買ったのですぐに写真や動画がいっぱいになってしまった。また回線も2Gのプランだったので、動画などは一切見ないようにしていた。
最近、仕事の関係でスマホ動画を見たり見せたりする必要が生じ、2Gではどうしようもないと思い始めていた。そこでドコモショップに行ったところ、今月6月がいわゆる「更新月」になっていると告げられた。
最近人気だと聞く「Y’モバイル」や「UQモバイル」にするといくらになるのか急に関心が湧いた。早速ネットで各社の料金シミュレーションをしてみた。格安の2社はほぼ同じだが、機種さえ我慢すればドコモより月額3000円ほど安くなるような結果だ。
老後に向けて通信料金の整理をするつもりなので、ここらでドコモとお別れすることを真剣に考えた。ドコモメールは今も使っているが、これが他者に乗り換える際のネックだ。それでも今の職場に移ってからは届くメールの量も少なくなり、変えるなら今だと思った。
gmailやicloudメールのようなフリーメールを使えばドコモメールは必要ない。LINEを使う手もある。そうすれば、定年後さらに通信費を削減できるだろう。その頃には5Gが実用化され、今とはまったく通信環境も変わっているはずだ。
そう考えて、午前11時、開店に合わせて「Y’モバイル」のお店に相談に行った。
“ガラケー派”の妻も一緒に付いてきた。それが騒ぎの原因だった。店の入口に、2台一緒にスマホを契約すると「2台目は1480円」と書いてある。確かに安い。
女性の店員さんにドコモを解約してY’モバイルに乗り換えたらいくらになるか説明を受ける。きのうネットでシミュレーションした数字とほぼ同じだ。「Y’モバイル」で扱っているiphoneは「SE」だけだが、128GBの容量があり、回線も6Gまで使えるプランにしても、今ドコモに払っている金額より安い。
そんな話をしているうちに、妻もスマホにする案が急浮上した。田舎の親たちと電話するためドコモをなくすわけにはいかないが、ドコモのガラケーはメールやiモードを解約して電話のみにすると1000円以下になるという。
私のiphone SE(128GB)スマホプランM、妻のiphone SE(32GB)スマホプランSの2台合わせて1年目は月額7516円ということになった。今ドコモに払っている金額とほぼ同じだ。
ドコモのガラケーの値段が安くなった分、我が家の支出は減る。2年目は月2000円ほど高くなるが、妻のスマホデビューとしては妥当な金額だと思った。2年後にはまた大きく状況が変わっている。その時改めて見直せばいいだろう。
ドコモ歴14年。各社とも乗り換え客には優しく、長く使っている人にはあまり優しくない。こんな商売だと、いずれ皆、離れて行ってしまうだろう。
ただ、スマホの買い替えはその後の設定がとても面倒だ。この面倒さを考えても買い替えに動いたということは、私がそれだけ暇になったということを意味するとも言える。
さらば、ドコモ。
ちょっと早いが、これは我が“終活”の始まりでもある。