孫の幼稚園の音楽会に出かけた妻と待ち合わせて、ラーメンを食べる。

井の頭通沿い、マルイの向かいの雑居ビルの2階にその人気店はある。

「麺屋 海神(かいじん) 吉祥寺店」。本店は新宿にあるらしい。
私が訪れた瞬間は珍しく行列がなく、すぐに席に案内された。

手前にテーブル席、奥にカウンターが並ぶ。

壁にはたくさんのサイン。多くの番組で取材されている吉祥寺の有名店だ。

前回来た時は、この窓辺のカウンターで吉祥寺店限定の「はまぐりらぁめん」を食べた。
今日はテーブル席で、妻を待つことに・・・。妻を待つうちに店内は一杯となり、外に行列ができてしまったが、店員さんは嫌な顔もしない。元気な声が響く。

メニューには「麺屋 海神」のこだわりが書かれている。
スープは、新鮮な魚の“あら”を丹念に炊き上げた「あら炊きスープ」。麺は、2種類の小麦粉をブレンドして、炭で浄化した水で練った特注麺だ。

私が注文したのが、「あら炊き塩らぁめん へしこ焼きおにぎり付き」(980円)、妻はおにぎりの付かない普通の「あら炊き塩らぁめん」(830円)を注文した。

見た目のとても美しいラーメンだ。ただの「かけそば」が好きな私好みの見た目である。
具にもこだわりが・・・。赤い方が「鱈のすり身に海老を練りこんだつみれ」、白っぽい方が「細かく叩いた軟骨を散りばめた鶏つくね」だ。これは期待が高まる。

ただ食べてみると、見た目ほどの感動はない。
つみれとつくねは美味しいのだが、スープは超あっさりでちょっと物足りない感じ、「しっかりした歯ごたえ」を狙った麺はちょっと粉っぽくツルツル感に欠ける。
同じシンプルな見た目なら、「翠嵐」の方が私の好みである。

麺を食べ終わった後、この焼きおにぎりをスープに入れて雑炊のようにして食べるのが店のオススメだ。「へしこ」とはサバの粕漬けのことらしい。
ついでに、スープにお酢を加えてみた。これが大正解で、塩味とマッチして一気に私好みの味に変身した。これはいける。失礼ながら最初からお酢を入れればよかったと思った。
魚のあらからとったスープなので最後まで美味しくいただける。お酢を加えたことで味が引き締まり、とても美味しくなった。麺よりもおにぎりの方がスープには合う気がする。

食べ終わって店を出ると、いつものように店の前には行列ができていた。
食べログ評価3.58、私の評価は3.20。
「麺屋 海神」 電話:050-5869-7732(予約不可) 営業時間:11:00~23:00 定休日:無休 https://menya-kaijin.tokyo/
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