(注意)この店はすでに閉店しました。
新海誠監督の最新作「天気の子」を観た後で、妻と遅めの平日ランチ。
吉祥寺で平日に昼ご飯を食べることはほどんどないので、週末混んでいる店を狙う。映画館から近くて、いつも混んでいるというと、一番に思いついたのがこのハンモックカフェだった。

「hammock cafe + gallery mahika mano」。
マンションの1階を改装してこのお店ができたのは、もう10年ほど前のことだろうか。まだ吉祥寺に引っ越す前に偶然このお店を見つけ、ハンモック好きなのですぐに入ってみた。
その後すぐに若い人たちに人気が広がり、いつ行っても何組ものカップルが順番待ちをしていた。
でも、私の予想通り、平日だと行列はなくスムーズに入店することができた。

通りに面して、ハンモックが置かれている。
順番待ちをする人はこのハンモックに揺られながら待つこともできる。
ここは、「Hammock 2000」というのは山梨にあるハンモックメーカーのギャラリーも兼ねているカフェなのだ。

店内に入るとすぐに厨房とカウンターがある。
椅子はすべてハンモックだ。

残りのスペースにも、びっしりとハンモックが吊るされている。
この見た目のインパクトこそが人気の秘訣だ。

土間で靴を脱いで、板の間に上がる。
靴を間違えないよう、番号札を渡される。

奥の席に案内された。
奥から入り口方向を見ると、こんな感じ。カップル用の2人席が中心だ。
お客さんはみんな、ゆらゆら揺れながら食事をしている。
『美しく豊かな自然に恵まれた日本 その自然の中でハンモックに包まれるという心地良さ そんな感覚をより多くの方々に知ってもらえたら・・・』
「Hammock2000」のサイトには、そんな想いが書かれていた。

こちらは3人席。
テーブルを挟んで、椅子型の「インディアンチェアハンモック」が2つ、寝転ぶ形の「メキシカンハンモック」が1つ吊るされている。
居心地がいいので、長居するお客さんも多そうだ。
混雑時には90分という時間制限が設けられるそうだが、平日の午後はそんな急かされることもなかった。

店に入ってすぐにトイレを使った。
広々としたスペースで、暗めの照明がこだわりのスペースを作っていた。

この店を訪れたら、ぜひトイレものぞいてみると面白いだろう。

トイレの前の一番奥のスペースには、大人数の席が用意されてあった。
ただ残念ながら、ここの席はハンモックではない。

素足で感じる木の床の感触。
ものすごく気持ちがいい。

ランチメニューもちょっとこだわりを感じるバラエティーに富んだ料理が並ぶ。

カップルや女性客が多いので、スイーツ類も豊富に揃っているようだ。

ランチメニューには、サラダとスープ、ドリンクがつく。
サラダはマカロニ入りだったが、特に美味しいというほどではない。
スープもまあ普通だ。

私が選んだのは、「油淋鶏(ユーリンチー)ソースのチキンごはん」(1200円)。

スライスした蒸し鶏がごはんの上に盛られ、甘辛いソースがかかっている。
ソースの味がしっかりしていて、ごはんにもしみていて予想外に美味しい。

妻が注文したのは、「豆腐ハンバーグの和風ロコモコ」(1200円)。

こちらはあっさりした味付けで、出汁がごはんに染み込んで、スープごはんのような味わいだ。

ドリンクはホットコーヒーを頼んだが、こちらは可もなく不可もなくという感じだった。
以前来た時に比べて料理は美味しくなった気がしたは、この店の魅力は何と言ってもハンモックに揺られてゆったりとした時間を過ごすこと。
その意味では、とてもリラックスできる私好みのお店である。

出口では、販売用と思われるハンモックが飾られていた。
私はずっと、家にもハンモックが欲しいと思ってきた。日本に根付かないハンモック文化の普及に私も何かできないかと思っている。
食べログ評価3.34、私の評価は4.00。
「hammock cafe + gallery mahika mano」 電話:0422-42-5930 営業時間 月~土11:30~21:00 20:00LO [日] 11:30~20:00 19:00(LO) 日曜営業 定休日:不定休