<ご当地グルメ>滋賀・守山「オレンジ・バルコニー」の「ピッツァ・ブリアンゼッタ」&「自家製ベーコンのシーザーサラダ」

41回目の結婚記念日に合わせた琵琶湖への旅。

初日のディナーをどこで食べるか、ちょっと迷った。

琵琶湖の湖岸に建つホテルでももちろん食べられるのだが、値段は完全なホテル料金。

ちょっともったいない気がして、琵琶湖大橋近くにあるショッピングモール「ピエリ守山」まで歩いて、その中にあるイタリアンレストランで食べようと妻に提案した。

初めて来た場所なので、当然のことながら土地勘がなく、果たしてどんなお店なのか全くイメージは湧かない。

古いリゾートマンションを横目に1キロほどの道のりをとぼとぼと歩くが、途中には飲食店もなく、あまり期待できないがこのイタリアンに賭ける以外にないだろう。

着いたのは、日本各地に点在する巨大ショッピングモール。

私も妻もこういう施設は好きではないので、ほとんど行かない類の場所だ。

街から離れているので車で来る客が中心だが、平日の夕方、モール内を歩く客は決して多くはない。

あった。

ここが、ネットで見つけたイタリアンレストラン「オレンジ・バルコニー」である。

この手の施設ではよく見かける店構え。

ただ、値段はホテルよりだいぶお手頃であり、この日はここで夕食を済まそうと決めた。

私たちが訪れたのは午後6時ごろ。

店内はまだ空いていて、窓際の見晴らしのいい席に案内された。

琵琶湖を望む大きな窓。

明るくて広々としていて堅苦しくもなく、なかなかいいお店だ。

窓の外には店名の通り、広々としたバルコニーが広がっている。

バルコニーは西向きで、琵琶湖に沈む夕日を眺めながらディナーを楽しめる。

この日は曇り空で美しい夕日は望めそうもないが、ロケーションも店の雰囲気も悪くない。

メニューを開くと、数種類のパスタとピッツァが並んでいた。

ステーキやサイドメニューもあるが、基本的にはパスタとピッツァが売りのカジュアルなお店のようだ。

私は「ピッツァ・ブリアンゼッタ」(1760円)をチョイス、妻は「自家製ベーコンのシーザーサラダ」(935円)を選び、もう一品「天然海老とブロッコリーのアヒージョ」(980円)を追加して、これを2人でシェアすることにした。

ちょっと嬉しかったのは、日本の店では珍しい「カラフェ(ピッチャー)」で提供されるワインが用意されていた。

結婚記念日の前祝いということで、赤ワインを注文する。

「カニャーダ・ティント」というイタリアワインらしく、カラフェで1320円と良心的な価格だった。

ワイングラスも大きめ、カラフェにもたっぷりとワインが入っていて高評価、まるでヨーロッパに来たような錯覚を覚える。

日本にももっとカラフェワインの文化が根づいてほしいと思う。

まず、「シーザーサラダ」が運ばれてきた。

これまた予想していたより量がたっぷりある。

食器のセンスも私好みで、自家製ベーコンも見るからに美味そうだ。

二人でシェアしていただく。

ベーコンもチーズも塩味がしっかりしていて私好みだ。

妻はベーコンは食べないので、全部私にくれたが、レタスも新鮮で妻も美味いと言った。

続いて、ピッツァが来た。

「ブリアンゼッタ」とはイタリア産の豚バラのスモークハムのこと。

柔らかくて適度な塩味のあるこのハムと卵の相性は最高で、予想を遥かに超える美味しさだった。

これまた、妻はハムを食べないため、ブリアンゼッタは全部私がいただき、濃厚な旨味が口の中に広がる。

ほとんど期待せずに訪れた琵琶湖湖畔の店。

このレベルのピッツァなら吉祥寺でも十分に商売になるだろう。

最後にアヒージョが運ばれてきた。

パンが添えられていたが、私は妻が残したピッツァを全部食べるので、パンは全部妻にあげた。

アヒージョは好きなメニューではあるが、美味しいピッツァやサラダの後だったからか、このアヒージョはちょっと物足りなかった。

私たちが食べている間に、客が増えたようで、バルコニーには若者たちが集まっていた。

ちょうど夕日が雲の隙間から顔を出し、湖面が金色に輝く。

ホテルで高いディナーを食べるより、私たちにはピッタリのお店だと思う。

滋賀県内に4店舗姉妹店があるそうで、ショッピングモール内にもいいお店があるんだとと今更ながらに学んだ。

食べログ評価3.19、私の評価は3.60。

「オレンジ・バルコニー」
電話:050-5594-6008
営業時間:カフェ11:00~20:00
               ランチ11:00~15:00/ディナー17:00~20:00
定休日:無休
https://orangebalcony.jp/

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