ダイニングの椅子が古くなりだいぶ前から妻が気にしていたので、少し体調が良くなった昨日、新しい椅子を探しに街に出た。
そのついでにランチを食べて帰ろうという話になり、久しぶりに妻と二人で外食をした。
選んだのは妻のお気に入りであるハモニカ横丁の小さなお店「エプロン」。
夜はおでんを中心とした居酒屋だが、ランチタイムは年配の女性が一人で切り盛りする焼魚定食のお店となる。
私たちが入った時には2組の先客がいて、私たち2人が座るとカウンター席はもう一杯になった。
いつきてもこじんまりとまとまった気持ちの良い空間だ。
店の奥には階段があり、小さいながら2階にテーブル席もいくつかある。
でも女将さんも一人だと1階のカウンター席の相手だけで大変だろう。
毎日変わらない不動のメニュー。
過去のブログを読み直して、まだ食べたことのない定食を注文することに。
私は「赤魚鯛の粕漬け」、妻は「ホッケの塩焼」をお願いした。
女将さんの年齢のせいか、以前来た時よりも棚の上が雑然としてきたなあ、などと店内を眺め回している間に手際よく料理がお盆の上に並んでいく。
まずは妻が注文した「ホッケの塩焼」(830円)が出来上がった。
ホッケといえば大きな干物しか食べたことがないので「塩焼」というのはどんなものだろう。
すぐに私の「赤魚鯛の粕漬け」(830円)も目の前で出来上がる。
「赤魚鯛」とはアコウダイのことらしく、水深の深いところで獲れるメバルの仲間だそうだ。
表面には粕が残っているものの、ぷりぷりの身にはさほど味が染み込んでおらず見た目よりずっと淡白な味だ。
個人的にはもう少し漬け込んだ粕漬けの方が好みだが、妻のような女性客にはこういうあっさりとした味が好まれるのだろう。
妻のホッケも一口食べてみたが、こちらも薄口でほっこりしていた。
妻は美味しいと喜んでいる。
総じてヘルシー指向の焼魚定食。
やはり私には「ぶり大根」が一番合うように感じた。
食べログ評価3.31、私の評価は3.30。
「エプロン」 電話:0422-23-5334 営業時間:11:30~14:00/17:00~23:00 定休日:無休 http://hamoyoko.jp/menu/kichijoji_epuron/