岡山に帰省するたびに訪れるホームセンターの近くでランチを食べることにした。
スマホで探してみると、近くにちょっと気になる洋食店を見つけた。

『懐古喫茶 サクラウミ』。
「懐古喫茶」という名前に惹かれて行ってみることにした。

店のホームページを覗くと、こんな説明が書いてあった。
高屋の隠れ家、懐古喫茶「桜海」へようこそ。
桜海ではカレー、ハンバーグなど、バリエーション豊富な洋食をご提供しております。
どなたでも美味しくしっかりと食べて頂けるメニューです。
店内はアンティークな家具や雑貨でレトロな雰囲気をお楽しみいただけます。
「懐古喫茶 桜海」公式サイトより
なるほど「懐古喫茶」というのはアンティークな家具や雑貨があるからで、名前を漢字で書くと「桜海」なんだということがわかる。

店内に入ると、とても落ち着く雰囲気で、おっさん一人でも入りやすい。
住宅街の中にあるお店なのに、ランチタイムにはほぼ満席だった。

メニューを眺めると、目移りしてしまうほどたくさんのランチメニューが並ぶ。
一番高い「牛ロースステーキ」(1480円)から海老フライ、ハンバーグ、各種カレーまで、手描きのイラスト付きで実に魅力的。
家庭的なファミレスのようだ。

日替わりのランチメニューも2種類用意されていた。
Aランチが「チキン南蛮、海老クリームコロッケとハンバーグデミグラスソース」、Bランチが「ハンバーグトマトソース、牛肉ポテトコロッケと野菜入りハヤシソース」でどちらも950円とお手頃価格である。
こんなお店が吉祥寺にあったらきっと人気店になるに違いないと思う。

少し迷った末、私はBランチを注文し、プラス100円で食後にホットコーヒーをもらうことにした。
窓際の席に陣取ると、窓の外に手入れのされた小庭が広がる。
特に高級感があるわけではないが、その空間がとても気に入った。

まず最初にカップ入りのコンソメスープが運ばれてきて、あまり待つこともなくメインのプレートが運ばれてきた。
これが「本日のBランチ」(950円)である。

まず目を引くのが「牛肉ポテトコロッケ」。
こんがりと揚がったコロッケにケチャップのようなものがかけてある。
食べると柔らかくて素朴なコロッケだった。

コロッケの影に隠れるように置かれているのが「ハンバーグトマトソース」。
こちらも至って見た目通り、トマトソースの酸味がデミグラスソースとの違いを示している。

そして奥に控えていたのが「野菜入りハヤシソース」と「ミニサラダ」。
「ハヤシソース」をご飯にかけてハヤシライスとして食べるのが一般的だ。

最初予想していたよりも、野菜がたくさん入っている。
レンコン、ニンジン、オクラ・・・。
久しぶりに食べるハヤシライスにちょっと気分がハイになる。
ハヤシライスが一番好きかも・・・。

白いカップに入ったコンソメスープ。
コンソメというのも随分久しぶりな気がする。
「懐古喫茶」の名前の通り、どこか昭和を感じさせる洋食屋さんだ。

私が食べ終わるや否や、頼まなくてもホットコーヒーが運ばれてきた。
昭和のお店というのは確かにこんな感じだった。
今よりも飲食店の従業員が多くて、常に客の食べるペースを確認して、すかさず次の料理を出す・・・みたいな。

とびきり料理が美味しいというわけではないが、とても居心地のいい洋食屋さん。
私のお気に入りの場所が、岡山にまた一つできた。
食べログ評価3.45、私の評価は3.50。
「懐古喫茶 桜海」 電話:086-273-7777 営業時間:11:00~15:30/18:00~21:30 定休日:日曜 https://sakura-umi.jimdofree.com/
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