ポルト・フランコ

2日目のディナーは、こんな日本語の看板が掲げられたお店を選んだ。
1919年オープンの老舗「ポルト・フランコ」だ。

スヴェトランスカヤ通り沿いの階段を地下に降りると、重厚な扉が待っている。

扉の奥には不思議なエントランスホールが・・・。
ほうきのような物を持った人形は何なんだろう?

そしてこれが店内。やはり不思議な空間だ。
100年前からこんな内装だったのだろうか?

この店には写真付きの英語メニューがあった。これはわかりやすい。
その代わり値段は高い。さすが老舗、今夜はちょっと奮発しよう。

まずはロシアのビールから。
「ゾロタヤ・ボツカ」(350p)という銘柄のようだ。
ちなみに、ロシアでは2011年にビールをアルコール飲料とする法律ができた。それまではアルコール度数10%未満の物はお酒ではなく食料品に分類されていたというから驚きだ。

写真を見ながら私がこの老舗レストランの豊富なメニューから選んだのは、まずこちら。
「Pancake with Caviar」(650p)だ。
ブリヌイと呼ばれるロシア風パンケーキに包まれているのは・・・

あふれんばかりの、イクラ。
要するに、たっぷりイクラの茶巾包みといった料理だ。

イクラをクレープで包んだだけだから、不味いはずがない。
しかも、さすがロシア極東はイクラの本場。これだけイクラが入って1300円ぐらいだ。安いといえば安い。
ただイクラが多すぎて、塩っぱいかもしれない。ご飯が欲しくなるほど、贅沢だ。

続いての一品は「Salad with Squid and Caviar」(435p)。
「イカとイクラのサラダ」ということになる。こんなの食べたことない。

サワークリームをかけていただく。
このサワークリーム、ロシアではスメタナと呼ぶらしい。
こちらはイクラの塩分がイカやレタス、サワークリームで緩和され、食べやすい。そして、もちろんこれも美味い。

そして、ロシアに来たからには食べておきたい「ボルシチ」(350p)。
小さめのピロシキが付いているのも、旅行者にはうれしい。スメタナとハーブを加えて食べるようだ。

ロシア料理の定番中の定番「ボルシチ」はビーツ(砂糖大根)のスープだ。
見た目、具が少なそうに見えた。しかし、かき混ぜてみると・・・

スープの中から、肉やジャガイモがごそっと顔を出した。思いの外ボリュームがある。
そして、ここのボルシチは本当に美味しかった。日本で食べるボルシチとはまったく違う気がする。
やはり、外国人が食べても美味しいからロシアの定番料理と見なされているのだろう。

創業100年の老舗レストラン。
支払いは1785ルーブル(約3500円)と高かったが、その価値は十分にあるお店だと思った。
突然失礼いたします。1日目にクラフトビールで出てきたのは、蜂蜜酒です!クマの上に書いてあるмёдが、ロシア語で蜂蜜という意味です。ビールではありませんが、アルコールは入っています。