<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 2024年の桃栽培で上手くいったこと、上手くいかなかったこと #240717

今日はメジャーリーグのオールスターゲーム。

4年連続で選出されたドジャーズの大谷翔平は2番指名打者で先発出場し、3回の第2打席で先制の3ランホームランを右中間スタンドに叩き込んだ。

オールスターゲームではこれまでヒット1本だった大谷にとって、初めてとなるオールスターでの本塁打だった。

試合は逆転負けで大谷の MVPはならなかったが、各チームのスター選手たちと通訳なしで楽しそうに話す大谷の姿は、もはやメジャーを代表するオールスターの中でも頭ひとつ抜けたスーパースターという風格を感じさせる。

そして今年の大谷は、いろんな意味で去年までとは違う。

常に傍に寄り添っていた水原通訳が違法カジノ事件で姿を消し、代わって妻の真美子さんと手を繋いでレッドカーペットに現れた。

その2人の姿は堂々として洗練され、日本人離れした格好良さを感じる。

大谷の茶色のスーツの裏地には愛犬デコピンのイラストが描かれていた。

奥さんを表に出そうとしなかったイチローや松井秀喜とも違い、家族を同伴するアメリカのスタイルを受け入れ見事に体現してみせた大谷は、波瀾万丈だった今年、更なる進化を遂げたことを見せつけた。

さて、新たな一歩を踏み出したという意味では、私の桃栽培も今年、いろいろ学ぶところの多かった年となった。

12日に岡山に到着した直後、私は畑に直行し、木にぶら下がっていた桃の実をほとんど収穫した。

通常ならば8月になってから収穫する「清水白桃」という品種で、まだ実は緑色がかっていたが、高いところにある実を少しだけ残して、手当たり次第に摘み取ることにしたのだ。

なぜならば、何者かが食いちぎったと思われる袋がいくつか木の下に散乱していたからである。

一昨年は害虫にやられ、去年は獣に食われてしまった反省から、通常よりも早く袋掛けを行い、ある程度実が大きくなった段階で早めに収穫して追熟させるというのが今年の作戦だったので、異変を見つけたらそのまま放置しておくことはできない。

桃がいくつか実っていた地面に近い枝は何者かにへし折られ、すでに葉は枯れ、実は消え去っていた。

去年もこうした異変をそのまま放置した結果、収穫適期を迎える前にほぼ全ての桃を獣に食われてしまったのだ。

今年は同じ過ちを繰り返すことは許されない。

袋を破って桃の状態をチェックしていくと、虫に食われて一部が変色してしまっているものもあれば、未熟なまま袋の中で干からびているものもある。

しかし、中には大きく育った立派な桃もあって、これを獣に食われるのはどう考えてももったいない。

完熟するまで木に置いておいた方が美味しくなるのだろうが、ここは去年試した追熟に賭けてみようと思った。

結局、今年収穫できた桃は30個あまり。

追熟の状態が観察できるように玄関の土間に置いた木箱に並べて、桃が熟してくるのを待つ。

店頭に並んだプロが作る桃に比べると、虫食いの穴があったり、アザのような部分があったりするものの、ほとんど無農薬でこれだけできれば上出来である。

なるべく硬い緑色の桃を選んで、子供の頃桃が大好きだった息子たちにも送ってやる。

1家族2〜3個しかないけれど、私と妻が頑張って育てた桃なのだ。

収穫した段階で、傷みが激しかった桃は、食べられそうな部分だけを妻がカットして、2人で恐る恐る食べてみた。

まだ硬かったり、渋かったりする実もあるが、思いのほか甘くて美味しい実もあるではないか。

こうして、収穫から5日間。

緑色から白桃色に変わり、甘い香りが漂うようになった実から順番に、冷蔵庫で冷やして食後にいただく。

美味い。

果肉はすっかり柔らかくなって、とろけるような上品な甘みが口の中に広がった。

そして今日、仏壇に供えたものも含め最後まで残った桃を全部食べた。

冬の剪定作業に始まり、定期的に観察し下草を刈り、摘果、袋かけをして育てた桃だが、食べてしまうと実にあっけない。

でも、こんなに美味しい桃が食べられるなら、世話をするのも苦にはならないのだ。

むしろ、どうせ手をかけるならば、もう少し桃の木の数を増やして飽きるほど桃を食べてみたいという欲望が私の中に芽生え始めている。

今年の冬は、もう何本か桃の苗木を買って畑に植えてみよう。

「桃栗3年」というから、3年後には桃の実がなるかもしれない。

また一つ、岡山でやることが増えてしまったようである。

<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 桃を食べたのは誰だ? 獣害により予定より半月早く桃を収穫する #230713

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