日本遺産というのをご存知だろうか?
文化庁が3年前から始めた地方創生を睨んだ認定制度だ。詳しくはこちらの「日本遺産ポータルサイト」をご覧いただきたい。

今日、新たに13の日本遺産が認定された。私も仕事の関係で認定証交付式に行ってきた。80件ほどの申請の中から選ばれたということで、認定自治体からは市長さんらが乗り込んで地元の売り込みに励んでいた。

過去の認定分を合わせて、これで日本遺産の数は67となった。2020年までにおよそ100の日本遺産を認定する予定だ。
私もこの日本遺産のブームアップをお手伝いしているのだが、認定地域をこまめに見ていくと、日本にこんな場所があったのかと思うような私たちも知らない魅力的な場所が多い。そういう意味では興味深い取り組みなのだ。
しかし、なかなか日本遺産の知名度は上がっていかない。地元ではそれなりに知られているのだが、東京の人たちはほとんど知らないのではないだろうか。
理由の一つは、東京に日本遺産が一つもないからだ。岩手や鹿児島、沖縄にも一つもない。どういう基準で選定されているのか、今ひとつわかりにくいのも原因かもしれない。

日本遺産を国内外にアピールするため7人の「日本遺産大使」が選ばれている。
武井咲、きゃりーぱみゅぱみゅ、松井秀喜、マーティ・フリードマン、三國清三、村田吉弘、中村時蔵の7人。
マーティは日本遺産をイメージした曲を作った。フレンチ「オテル・ドゥ・ミクニ」の三國シェフと和食「菊乃井」の村田料理長は、認定地の食材を活かした料理やスイートを考案して盛り上げに協力しているらしい。
しかし一般の知名度の高い武井咲、きゃりーぱみゅぱみゅ、松井秀喜は日本遺産のイベントにも登場せず、名前だけという不徹底ぶりだ。
地方創生やインバウンドというキーワードが日本全国で叫ばれる中で、競争も激化している。
人口の減少が続く地方。いかにして人を呼び込むか、模索はまだまだ続く。