<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 エンジン式のチャーンソーを久しぶりに持ち出し庭のアラカシを切り倒す #231112

ルーズな私に代わって家の片付けを一手に担っている妻が以前から切りたがっている庭木がある。

秋になると大量のドングリを落とすアラカシの木である。

子供たちは大好きなドングリも掃除をする妻からすると厄介者らしく、おまけに成長した枝が塀を乗り越え道の方へ出っぱっているため、道路に落ちたドングリまで掃除しなければならないことがストレスだという。

去年、道路にはみ出た枝は小型の電動チャーンソーを使って切ったので、これで一件落着かと思っていたのだが、やはり妻には目障りなようで、今年は「根元から切ってほしい」と強く要求された。

特にこの木に愛着があるわけではないが、根元は太いし面倒なのでずっとのらりくらりと妻の要求をはぐらかしてきた。

しかし、私が剪定した枝などを燃やすために家庭用の焼却炉をAmazonで購入したところ、妻はそれを認める代わりに不要な物を処分することを私に要求した。

納屋の整理と併せて、懸案だったアラカシにも手をつけざるをえない状況に追い込まれたのだ。

まずは、小型の電動チェーンソーを使って、上の方の枝を少しずつ切っていく。

一応安全のためにヘルメットをかぶり、三脚に上って、楽に持てるぐらいの重さの枝をつかんで順番に切る。

そうして上部を丸裸にしてから、いよいよ幹の伐採に取り掛かった。

アラカシは放置しておくと高さ20メートルにもなる高木であり、我が家のアラカシも一度伐採した形跡が残っている。

今残っている奴は、切り株からまた生えて大きくなった二代目ということらしい。

だから幹の太さも20センチほどで、電動チェーンソーでもぎりぎり切断することができた。

ここからが問題だ。

今回切った二代目の方はまあなんとかなりそうだが、初代の切り株の方は太さが50センチぐらいあって、とても小型のチェーンソーでは太刀打ちできない。

裏山の竹を切るために10年ほど前に購入した本格的なチェーンソーを使うしかないだろう。

ゼノア製のチェーンソーはここ数年ずっと物置に眠っていた。

畑仕事をするようになり裏山の竹などに構っている余裕がなくなったことと、後から購入した小型の電動チェーンソーがとても使い勝手が良いため、出番が回ってこなかったのだ。

果たしてエンジンがかかるかどうか、試してみる。

燃料の混合ガソリンを入れ、リコイルスターターを引っ張るがエンジンはやはりかからない。

どうやらチョークの扱い方が間違っていたらしく、YouTubeなどで情報を仕入れ翌日改めて試してみたら今度はなんとかエンジンがかかってくれた。

太い幹に悪戦苦闘しながら、どうにかこうにか初代の幹を切り倒すことに成功した。

やはり電動チャーンソーとはパワーが違う。

久しぶりに聞くエンジンの唸り声。

恐怖を覚えるような大きな音が近所中に響きわたる。

切り株は重い。

なんとか一輪車に乗せて、裏庭に運ぶ。

この木が朽ちるまでには相当の時間が必要だろう。

チェーンソーを使って切り株をきれいに整える。

これでひとまず作業終了だ。

妻も私の仕事を評価してくれた。

庭の隅にあったアラカシが消え、道から見るとスッキリした印象に変わった。

丸く剪定しているキンモクセイも、アラカシがあった部分だけ枝が育たず穴が空いているように見える。

その部分に日が当たるようになれば、樹形が良くなるだろうか?

妻もこのキンモクセイが気に入っているので、この気が我が家の庭のシンボルツリーとなる見通しだ。

こうして少しずつ、この家が私たちのものへと変わっていく。

<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 塀からはみ出した庭木のアラカシを電動チェーンソーで切る #221210

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