<岡山@グルメ>明治38年創業の精肉卸売店直営!岡山市北区岩田町「肉のほそだ」の「牛鍋定食」

3月の岡山行きの最大の目的は、昨年末に亡くなった義母の納骨だった。

本来ならば四十九日のタイミングでお墓に遺骨を納めるのが普通なのだが、ちょうど寒い時期なので、わざわざ今月16日にずらして妻の弟妹4人で日程調整した。

ところがあいにく、その日は雨。

前日から降り続いた冷たい雨は昼になっても止まず、少し小降りになった時間帯に山道を登ってお墓に参った。

宗教嫌いだった義父のこだわりで、無宗教で弔ったため、お墓にはお坊さんもおらず、実に簡素な納骨式となった。

無事に納骨を済ませて家に戻り、仕出しの寿司を囲んで賑やかな会食が始まった。

その席で、岡山のブランド牛である「千屋牛」の話になり、千屋牛を食べるなら絶対に岡山駅近くの老舗「肉のほそだ」がいいと教わった。

そして昨日。

東京に戻るために空港に向かう途中、早速「肉のほそだ」の下見に出かけた。

忘れないうちに一度場所を確認したかったのと、月末に次男が岡山に来るというのでその時の会食に使えるかどうか調査のためでもあった。

岡山駅の東口からさほど遠くはないものの繁華街とは言い難い路地裏に、業務用精肉卸の「株式会社ほそだ」の古い本社ビルがあり、その裏手に回ると「ほそだ」「しゃぶしゃぶ」という大きな看板を屋上に掲げたこれまた古いビルが立っていた。

そのビルの1階にお目当てのお店「肉のほそだ」があった。

入り口には「千屋牛」と書かれたのぼりが立っていて、ちょっと敷居が高い雰囲気もある。

ところが、恐る恐るメニューを覗くと、これがどうして予想外に安い。

千屋牛のステーキや焼肉はさすがに少し値が張るものの、全体的には驚く安さと言ってもいいだろう。

これなら安心して家族を誘って食べに来ることができる。

お店はビルの2階にあった。

開店時刻の午前11時半に訪れたため、まだ先客はおらず、「お好きな席にどうぞ」と言って迎えられた。

店内の雰囲気はいかにも昭和レトロだ。

奥に新館への通路があって、こちらは掘り炬燵の個室で、ゆっくりとしゃぶしゃぶ、すき焼き、焼肉が楽しめるらしい。

私が注文したのは名物と書いてあった「牛鍋定食」(1200円)。

この店の看板メニューでもあるすき焼きの安価版ということだろうが、どちらかといえば明治時代の「牛鍋」といった風情だ。

そう、まさに文明開化の味がする。

牛肉はもちろん千屋牛ではない。

それでも、精肉卸が選んだそれなりの肉なので、値段の割に悪いものでもなさそうだ。

すき焼き用の牛肉はスーパーで買っても結構高いのだから、1200円でいただける牛鍋としてはかなりボリュームがあると感じた。

特徴は、鍋を満たすたっぷりのタレ。

かなり甘口で、すき焼きの割り下とはちょっと違う独自のレシピのようだ。

具材にお麩が入っているのも、岡山で子供の頃に食べていたすき焼きでは当たり前だったのでちょっと懐かしい。

まあ、結論から言えば特別美味しいという感じもしなかったけれど、物価高の今どきとしてはかなり頑張って安い牛肉を提供しているお店という印象を受けた。

月末、次男が岡山に来た時に母も誘って食べに来ようと予約してから店を出た。

次回訪れる際には、奮発してぜひ千屋牛を食べてみたいと思っている。

食べログ評価3.31、私の評価は3.40。

「肉のほそだ」
電話:050-5593-9387
営業時間:11:30 - 14:00 / 17:00 - 22:00
定休日:日曜祝日
https://www.instagram.com/hosoda_niku/

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