<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 いつもより遅い春!今年の畑仕事をスタートし、桃、みかん、キウイ、オオデマリの苗木を植える #250316

日本海側では記録的な大雪に見舞われた今年。

岡山でも春の到来は少し遅い。

例年ならば2月に咲くはずの梅が、3月になってようやく咲き始めた。

2週間ぐらいは遅いのではないだろうか。

3月4日に東京から岡山に来て、蕾の状態で摘んで玄関先に飾っていたウメの枝も、このところの暖かさでやっと満開になってきた。

3月上旬に見頃を迎えるはずのミモザもまだ蕾が少し黄色くなってきた状態。

例年ならば3月8日の国際女性デーが「ミモザの日」と呼ばれ、その頃黄色い花が咲き誇るはずなのだ。

17日には一旦東京に戻る必要があるので、下手をすると今年はミモザの見頃を見逃してしまうかもしれない。

そんないつもより少し遅い春。

岡山に到着した日には珍しくまとまった雨が降り、畑をひと回りすると、昨年植えたニンニクが元気よく育っていた。

ただ、それでなくても水はけの悪い我が家の畑は大量の水分を吸い込み、グチャグチャのぬかるみである。

とはいえ乾燥して土がカッチカチに固まった状態に比べると作業がしやすく、雨が上がるのを待って畝に被せていたビニールのマルチを剥がす仕事から始める。

去年はマルチを固定するのに土を使ったため、その土に草が茂ってしまって、もはや地面と一体化している。

薄いマルチを剥ぎ取る作業は、予想以上に難航した。

金属製のスコップを使い畝の端を掘り返しながらマルチを少しずつ剥ぎ取っていく。

息が上がり、腰や太ももが痛くなってくる。

今年は土で固定するのはやめようと思う。

苦労の末、1年ぶりにマルチを剥がされた土壌が顔を出す。

黒マルチのおかげで、畝には雑草は生えていない。

マメな農家さんならマルチなど使わず、日々生えてくる草を除去するのだろうが、私のように東京との行ったり来たりでは不在の間に草まみれになることは避け難い。

とにかく、土づくりをしてから再びマルチを張り、そこから今年の野菜作りが始まるのだ。

畑がグチャグチャの状態では耕耘機も入れられない。

少し乾燥するまでの間、剪定した枝や刈り取った雑草を焼却し草刈りをしやすい状態に片づける作業を始めた。

すっかり使い慣れた焼却炉を一輪車で畑まで運び、邪魔なものを一つずつ片付けていく。

今年の冬は、野焼きが原因で各地で大規模な山火事が発生して大きな被害も出た。

火の扱いには細心の注意が必要ということで、効率は多少悪くても、こうして蓋のある携帯式の焼却炉があると安心だ。

太い薪、細い枝、枯れ草。

その組み合わせを考えながら、効率的に燃やしていく方法も少しずつ身についてきた。

何より、こうして燃える炎を眺めながら屋外で過ごす時間が好きになり、家に薪ストーブを購入したいというかつての夢も私の中で徐々に薄れてきている。

こうして多少綺麗になった畑に、果樹の苗木を少しだけ植えた。

まずは桃の苗木を2本。

岡山を代表する名産品「清水白桃」と最近よく見かける「川中島」という品種だ。

みかんの苗木も植えてみた。

「清見オレンジ」と「はるみ」という品種。

「清見」は温州みかんと外国産のトロビタオレンジの交配種、「はるみ」はこの清見にさらにポンカンをかけ合わせた品種だそうだ。

果たして実をつけるまでうまく育つかどうか、今年の新たな挑戦である。

伯母が残してくれたキウイの受粉のため、オスの苗木も購入した。

キウイにはオスとメスの木があって、両方が揃わないと実をつけないらしい。

私が伯母から畑を引き継いだ時にはキウイの棚はすでに倒れていて、その片付けの過程でキウイの木を根元から切断したのだが、生命力が強くて切り株からニョロニョロと再生してきた。

そのため棚を立てて育てているのだが、どうやら雌雄が揃っていないようで全然実をつける様子がない。

オス、メスの見分け方を調べてみると、花が咲かないと素人には判別が難しいと書いてあった。

しかしこのまま放置していても実がなりそうにないため、これはメスだと勝手に判断してオスの苗木を購入して植えてみたという次第である。

これも今年の新たな挑戦となる。

果樹だけでなく、四季折々の花が楽しめる木も少しずつ増やしていきたいと思い、ホームセンターで目についた「オオデマリ」の苗木を1本購入、畑の入り口付近に植えてみた。

花期は4〜5月頃だそうで、無事に育てばアジサイに似た白い花が咲くという。

以前この畑に植えたアジサイの苗木は全滅したが、果たして今回はどうだろう?

こうして畑の片付けをしたり、苗木を植えたりしている間に畑が適度に乾いてきたので、小型の耕耘機でひと通り耕して、ホームセンターで少しまとまった量の堆肥と牛糞、石灰を購入して、畑の土づくりを始めた。

1週間ほど寝かしてから、今年最初の植え付けはジャガイモだ。

今年も品種は「キタアカリ」と「メイクイーン」である。

ついでに、大根やニンジン、レタスなどのタネも蒔く。

大根とニンジンはどうも相性がよくなくて、周辺の農家の畑では普通に育っているものが我が家の畑ではなかなか成功しない。

大根をちゃんと育てられるようになることは、今年の重要なテーマに決めた。

こうして少しずつ手を広げ、やることが増えてくると、水やりの問題が浮上してきて、近所のおじさんに相談してみる。

おじさんはすぐに農業用水を使うための書類を手配してくれたのだけれど、その使用のためにはいろいろな決まり事があり初期費用もかかるみたいで、とりあえず今年については従来通り家から車で水を運ぶことにした。

農業用の灌水を使用するための設備の設置や費用について、1年かけてじっくり調べ、結論を出そうと思っている。

ということでまだまだ寒い3月だけれど、2025年の農作業がいよいよ始まった。

去年までよりは多少マシな成果を求めて、67歳の挑戦、少しワクワクしている。

今年も、退屈している暇はなさそうである。

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