<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 要注意!ブドウ棚のトンネルに使うビニールは0.05cmの「農業用ポリ」 #240316

岡山での今シーズン初めての農作業も今日で一段落して明日東京に戻る予定だ。

やり始めると、いろいろとやることが出てきて、結構忙しい10日間だった。

今月やらなければならない作業の一つが、ブドウ棚の上部を覆うトンネルに新しいビニールをかける作業だった。

伯母が使っていたビニールは経年劣化でボロボロになり、あちらこちらに大きな穴が開いてしまった。

そのため古くなったビニールを全て剥がし、新しいものに掛け替える。

去年一度経験しているので、作業の方法はだいたいわかるため、妻の助けを借りて15メートルほどの長さにカットしたビニールを一筋ずつかけていく。

しかし、作業の途中で納屋に残っていたビニールが足りなくなってしまい、仕方なくホームセンターに買いに行くことになった。

これまで使用していたビニールのロールの幅を測り、幅180センチの透明な奴を購入した。

さあ、残っている棚を全部終わらせてしまおうと作業を再開すると、妻から鋭い指摘が・・・。

「このビニール、今までのより薄くない?」

確かに、妻が言う通りペラペラで、厚みは0.02cmと表記されていた。

「物価高騰でビニールも薄くなったんじゃない」と私は根拠のない解釈をして作業を続けようとするが、妻は納得しない。

「これじゃ、すぐまた穴が開いちゃうよ」

妻はすぐにホームセンターに電話して、ブドウ棚に使う厚めのビニールがないかと問い合わせをする。

すると、ホームセンターの人が調べてくれて、0.05mmの物がある言う。

「すぐに買いに行ってきて」と妻にきつく促されて、私はしぶしぶホームセンターを再訪した。

私が先ほど購入したのは「マルチ」と書かれた厚さ0.02cm、幅180cm、長さ200mの透明ビニールだった。

幅のことばかりに注意が向いていて、ビニールの厚みのことは全くチェックしなかった。

そもそも透明ビニールのロールは1種類と思い込んでいたという方が正確だろう。

しかし、よく見ると同じ棚に「農業用ポリ」と書かれた別の透明ビニールが売られていたのだ。

こちらは、厚さ0.05cm、幅180cm、長さ100m。

厚さが厚い分だけ、長さが短い。

しかし、どちらも「地温上昇と作物の育成に」と同じ説明が書かれていて、同じような写真が添えられていた。

これは私が間違えたのも無理はないと自分を慰める。

明らかに紛らわしいのだ。

値段は「マルチ」が4000円台、「農業用ポリ」が5000円台と似たような感じだが、ブドウ棚に使用するビニールは「農業用ポリ」の方でないと使い物にならない。

一つ、勉強になったとはいえ、無用になった「マルチ」に利用方法はあるだろうか?

妻に何度も嫌味を言われながら、新たに買い求めた「農業用ポリ」を使って、その日のうちに全部のトンネルにビニールをかけることができた。

プロの農家が張ったトンネルはピンとシワもなく美しいが、私たちのブドウ棚はトンネル自体が歪んでいて、しかもビニールもところどころにシワが入っているので、きっと雨が降ると凹んだ部分に水が溜まってしまうに違いない。

でも、何事も経験。

やっているうちに少しずつ上達するものだ。

ビニールを張り終わったブドウの木に、去年に引き続き、納屋に眠っていた「石灰硫黄合剤」を予防散布をする。

樹皮の下に隠れて越冬している虫を対峙するものらしい。

去年、桃の木に散布するついでにブドウの畑にも撒いてみたが、多少効果があったようなので今年も縁起を担いで再びやってみることにしたのだ。

毒々しい色をした液体を水で7倍に薄め、タンクを担いで桃とブドウの木全てに散布するのはそれなりの作業である。

農薬が皮膚にかからないよう、上下の雨具にゴーグルとマスク、長いゴム手袋で完全防備すると、3月といえども汗だくになる。

そういえば、去年ブドウを寄付した「コミュニティフリッジ」からハガキが送られてきて、子供の字で「おいしいぶどう、ありがとう」と感謝の言葉が書いてあった。

「こんなのが届いたよ」と妻にそのハガキを見せられた時、すごく嬉しかった。

苦しい生活を送る子供たちに喜んでもらえるよう、今年も頑張ってブドウを育てよう。

一枚のハガキにやりがいを感じながら、新たな年の農作業がまた始まる。

<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 生活困窮世帯を支援する「コミュニティフリッジ」にブドウを寄付する #220914

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