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ゴールド免許

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今日は朝から免許証の更新手続きに行ってきた。

中央線で武蔵小金井駅まで行き、そこからバスで府中の試験場に行く。平日なので試験場は空いていて、スムーズに手続きは進んだ。

申請書の日付は元号で書くようになっていて、「平成31年」と書いた。最近、元号を書く機会がないので、おそらく今年初めて「平成31年」と書いた気がする。

平成最後の年に発行された免許証というのも、「平成好き」の私にはちょっとうれしい。

そして、今回の更新により、私は人生で初めての「ゴールド免許」を手にすることになった。過去5年間、無事故無違反だったドライバーだけが手にするゴールド免許。それは私には遠い存在だった。初めて免許を取得してから苦節40年、何度かチャンスはあった。後少しというところで、スピード違反で捕まったり、車線変更や右折などの軽微な違反で捕まり、ゴールドへのチャンスを逃してきた。

事故も起こした。まだ幼かった三男を助手席に乗せて伊豆下田から箱根に向かう途中、居眠りをしてしまい湯ヶ島の下り坂でガードレールに突っ込んだ。そこはちょうど橋になっていて、左の前輪が宙に浮いた状態で危うく止まった。橋の下は数十メートルの谷底。後少しブレーキを踏むのが遅ければ、私も三男も生きてはいなかった。

他人様を巻き添えにしなかったことも、不幸中の幸いだった。

そんな私がゴールド免許を手にできたのも、車を持つのをやめたおかげだ。吉祥寺に引っ越したのを機に、妻に強引に押し切られて車を手放した。車を運転するのはごくたまにレンタカーを借りた時だけ。だから事故も違反もリスクは圧倒的に減った。しかも年をとったので、運転も極めて穏やかになった。

その反面、視力が落ちた。これはリスクだ。今日の更新手続きでも、視力検査で手間取った。これまでこんなことは一度もなかった。白内障も出ていて、視界が少しぼやけている。

そして認知能力、反射神経も徐々に落ちていることは自分でもわかる。慎重派の妻は、自分の脳が衰えていると言って、もう二度と運転しないと早々に決めた。高齢者の事故のニュースを見るたびに、人生の最後で人様に危害を加えるのは本当に辛いだろうと思う。どんないい人生でも、その一事ですべてが台無しだ。目指す「穏やかな老後」が一瞬で吹っ飛んでしまうのだ。

とりあえず、吉祥寺で暮らしている分には、車がなくても何の問題もない。むしろ車は維持費がかかって邪魔だ。

ただ岡山の老人たちを介護するとなると、やはり車を運転する必要も出てくるだろう。また、海外旅行に行った先でレンタカーを借りたくなる局面も出てくる。今年の夏、アイルランドやルクセンブルクに行くことにしたが、田舎を回るにはやはりレンタカーが便利である。

だから、免許更新のついでに、国際免許証も申請した。30分間の講習を待つ間に、簡単に取得することができた。

結果的に、免許の更新と国際免許証の取得を両方済ませて、かかった時間は1時間ちょっとだった。昔に比べてスピーディーになった気がする。

とにかく、交通事故だけは起こさずに、人生を全うしたいと切に願っている。

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