<きちシネ>#12 「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年/イギリス・アメリカ映画)

妻はこのところ機嫌が悪い。原因は、突然の水漏れ事故。年末にかけて余計な仕事が増えてしまった。 ちょっとイライラ気味の妻が見たい映画があると言う。 それが「ボヘミアン・ラプソディ」。意外だった。 伝説のロックバンド「クイー…

華為の王女

ファーウェイ事件の行方が気になっている。 突然カナダで拘束されたファーウェイの副会長。彼女は絶対的な権力を握る創業者の娘であり、ファーウェイの「王女」と呼ばれる次期後継者だった。 ネットメディア「JPpress」に、ジャ…

幸せの4条件

今日、おもしろいセミナーを聞いた。 ソフトウェア会社「サイボウズ」が開いたイベントでのセミナーで、慶應大学大学院の前野隆司教授が講師だった。 前野先生は、大学院の中に設けられた「システムデザイン・マネジメント研究科(SD…

<きちたび>3泊4日ホーチミンの旅⑥ 忘れてはならない枯葉剤の悲劇!「ベトドク」の思い出を胸に夕暮れのホーチミンを歩く

私のアルバムに一枚の写真が残っている。 1986年、ホーチミンのツーズー病院で私が撮影した写真だ。 ベトナム戦争で米軍が使用した枯葉剤の影響で、結合双生児として生まれたグエン・ベトとグエン・ドクの双子の兄弟。日本では「ベ…

樹木希林・安室奈美恵・松本穂香

安室奈美恵さんの引退一色になるはずの日に、樹木希林さんが亡くなった。   素晴らしい女優さんだった。 その演技もさることながら、その生き様、発言、すべてが素晴らしかった。 普段はあまり見ないフジテレビの「Mr….

グラフィック

六本木にある東京ミッドタウンは、東京の中でも私が好きな場所の一つだ。 六本木ヒルズに比べて品がいいのだ。 ミッドタウンの庭はいつも綺麗に整えられて気持ちいいのだが、手入れ以前に植物のチョイスがとてもセンスが良く、東京でも…

Lovin’ You

昨日病院で血液検査の結果を聞いた妻。コレステロールの値が高かったらしく、運動をしなければと思い立ったらしい。 朝、二人で井の頭公園にジョギング(お散歩?)に行くことになった。 いつもなら公園の池の周囲を回るのだが、今日は…

落合陽一

今、一番気になる日本人といえば・・・。 私的には、大谷翔平と並んで落合陽一の名前をあげる。 「デジタルネイチャー」というキーワードを掲げる研究者。「現代の魔法使い」の異名を持つメディア・アーティスト。 どの表現も、今ひと…

岸井成格

今朝のTBS「サンデーモーニング」の冒頭、司会の関口宏さんがこんな話をした。 『 最後に見舞いに言った時に、『私に何か言いたいことあるでしょ?』って言ったら、振り絞るような声で『たるんじゃったな、みんな』って。この一言が…

大谷翔平inUSA

やはりすごい男だ。 大谷翔平の二刀流は、メジャーリーグでも通用することを早くも示した。   オープン戦は全然ダメだった。投打に精彩を欠き、アメリカのメディアから厳しい洗礼を受けた。ところがだ。   大…

大坂なおみ 初V

女子テニスに新たなスター誕生である。 大坂なおみが四大大会に次ぐ規模の「BNPパリバ・オープン」で見事ツアー初優勝を果たした。しかも、現在の世界ランク1位を含むランキングトップ経験者3人に圧勝しての優勝だった。 しかし、…

「皇帝」習近平

日本は森友問題で「安倍一強」が大揺れだが、お隣中国ではますます「習近平一強体制」が強化された。国家主席の3選を禁じた憲法が改正されたのだ。 賛成2958票、反対2票、棄権3票。 果たしてどんな人が反対票を投じたのだろう?…

ムッソリーニ

この夏旅行する予定のイタリアで総選挙があった。事前の世論調査の通り、過半数を制する政党のいなかった。 ポピュリスト政党「五つ星運動」が単独政党としては第1党となったが、政権にもっとも近いのは極右政党「同盟」や元首相のベル…

大杉漣 急逝

久しぶりに本当に驚いた。 役者・大杉漣さんが急死した。死因は急性心不全、享年66歳だった。 舞台役者から北野武監督に見出され映画「ソナチネ」に出演した。乾いた演技がタケシ映画にピタリとはまった。一度見ると忘れない存在感が…

藤井聡太六段

藤井聡太五段がついに棋戦優勝を飾った。中学生棋士として初の快挙だ。 持ち時間40分で戦う朝日杯将棋オープン戦。準決勝で国民栄誉賞を受賞したばかりの羽生善治竜王、決勝で広瀬章人八段を撃破して棋戦初優勝を飾った。 この大会に…

スペースX

宇宙ビジネスに民間が参入し価格破壊が起きている。電気自動車の革命児イーロン・マスク氏が世界最大のロケット「スペースX」の打ち上げに成功した。 日経新聞の記事を引用する。 『 米宇宙開発ベンチャーのスペースXが6日、現時点…

栃ノ心 優勝

不祥事に揺れた角界。大相撲人気の陰りが心配されたが、平幕栃ノ心の優勝は予想外の爽やかな印象を残した。 旧ソ連から独立したジョージア人で、世界遺産の街ムツヘタの出身。2004年、世界ジュニア相撲選手権大会に出場し3位となっ…

西本喜美子

時々、心の底から衝撃を受ける人というものがある。このおばあちゃんは、私にとって久々の破壊力だった。 「自撮りおばあちゃん」西本喜美子さん。御歳89歳だ。 西新宿で彼女の写真展が開かれていることを知り、妻を誘って行ってきた…

東 信

フラワー・アーティスト東信(あずままこと)さん。 朝テレビをつけたら彼を追ったドキュメンタリー番組をやっていた。NHK-BS1「世界の果てに花を生ける」。偶然見始めた番組に最後まで目が離せなかった。 東さんは、東京青山で…

安藤忠雄と新海誠

国立新美術館が10周年の特別展を次々に展開している。従来の美術展の常識にとらわれない意欲的な展覧会が並ぶ。 2つの10周年企画を見て来た。 まずは「安藤忠雄展ー挑戦ー」。世界的な建築家・安藤忠雄氏の軌跡をたどる展覧会だ。…

新政 No.6

昨日は農業関係の方との会食だった。 そこで出された日本酒についてぜひ書いておきたい。 秋田・新政(あらまさ)酒造のお酒「No.6」。その最上級モデルがこの「X-Type」である。 日本酒とは思えないワインのようなボトル。…

税所篤快

社会起業家・税所篤快(さいしょあつよし)という若者に興味を持った。 図書館でたまたま手にした「ゆとり世代の愛国心」という本を読んだためだ。 彼は早稲田大学在学中、バングラデシュに渡り、DVDを使った映像授業「eEduca…

ネコ日和

アマゾンプライムビデオで久しぶりにドラマを観た。 「パンとスープとネコ日和」という群ようこさん原作の4話シリーズだ。もともとWOWOWが制作した。 「かもめ食堂」「めがね」など小林聡美を主演とした一連の脱力系映画の制作ス…

サニブラウン

サニブラウン・アブデル・ハキーム。18歳。 一気に日本の頂点に立った。 いつになく注目された今年の日本選手権で、100メートル、200メートルの2冠を達成した。2冠達成は末續慎吾以来14年ぶりの快挙だと言う。 しかも凄い…

小林麻央

美人薄命。日本中の多くの人がそう感じただろう。 乳がんを発表してから1年。小林麻央さんが亡くなった。34歳だった。 「愛している」が、最後の言葉だったと言う。 この1年、多くの人が彼女の闘病生活を我が事のように見つめた。…

大久保利通

私は日本史に疎い。高校では世界史と地理を選択して日本史は取らなかった。 司馬遼太郎著「翔ぶが如く」第5巻(文春文庫)を読んで、知らないことの多さに改めて驚いた。維新直後の日本が台湾に軍を送ったこと、清や列強から責められ大…

藤井聡太20連勝

彗星の如く現れた中学生棋士が、対局ごとに日本中の注目を集める。 藤井聡太四段。 中学生といっても将棋をやっていると普通の中学生とは空気感が違う。老成して見える。 ついにデビューから無敗のまま20連勝を飾った。私のような将…

宮里藍 引退

浅田真央に続き、日本女子ゴルフ界のスーパースターだった宮里藍が引退会見を開いた。 まだ31歳。ゴルフ選手の引退としては若い。 2003年、日本で初めての女子高生プロゴルファーとして一躍アイドル選手となった。 「藍ちゃん人…

ターシャ

妻が観たいというので「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」という映画を観にいった。 場所は恵比寿ガーデンプレイス。久しぶりにやって来た。 昔、赤ん坊を連れていて入店拒否された高級フランス料理店「ジュエル・ロビュッション…

美宇アジア初V

私の一押し、卓球の平野美宇が、期待を上回るスピードで急成長している。 中国勢をなぎ倒し、アジア選手権で優勝を果たしたのだ。日経新聞の記事を引用する。 『 卓球のアジア選手権は15日、中国の無錫で行われ、女子シングルス決勝…

大村益次郎

司馬遼太郎著「花神」の続きである。中巻に名前の話が出てくる。 蛤御門の変で惨敗した長州藩が滅亡の危機に直面した時、実権を握った桂小五郎の推挙により、村田蔵六が「用所役・軍政専務」に抜擢された。「国防局の局長といったふうの…

適塾と鳩居堂

「翔ぶが如し」も「龍馬がゆく」も続きが借りられず、仕方なく同じ司馬遼太郎さんの「花神」を読み始めた。蘭学の医者から近代兵制の創始者となった大村益次郎を描いた大作だ。 あまり期待していなかったのだが、この本が意外に面白い。…

金正男暗殺

いつか書こうと思いながら日が過ぎてしまった。 北朝鮮の金正恩委員長の異母兄・金正男氏の暗殺についてだ。 2月13日、マレーシアのクアラルンプール空港で事件は起きた。金正男氏は家族が暮らすマカオに向かうため空港に姿を現した…

山県有朋

「翔ぶが如く」の第二巻で、司馬遼太郎は明治の元勲・山県有朋を辛辣に規定している。 『僧院の陰謀家のように陰鬱で無口で、異常に権力と金銭のすきな、そして国権の徹底的確立だけが護国の道であると信じきっていた国家的規模の大迷信…

川路利良

「竜馬がゆく」の続きを読みたかったのだが、第2巻は貸し出し中。仕方なく同じ司馬遼太郎さんの「翔ぶが如く」の文庫版を借りた。仕方なく、というのは適切ではない。これも読みたかった本だ。 冒頭、川路利良という人物から始まる。彼…

世に棲む日々

司馬遼太郎の「世に棲む日々」全4巻を読み終えた。吉田松陰と高杉晋作。二人について初めて具体的なイメージを抱くことができた。 60年近くほとんど本を読まずに過ごしてきてしまった私には、知らないことが実にたくさんある。明治維…

スノーデン

インバウンドの展示会を終日見て回った後、日比谷で映画を観た。 オリバー・ストーン監督の最新作「スノーデン」。 インターネットを使ってアメリカ政府が国民の個人情報が不正に収集している事実を告発し、一躍世界的なニュースの主役…

トランプ考①

トランプ大統領が次々に署名する大統領令が波紋と混乱を引き起こしている。予想されたことだが、トランプ氏の言動や政策はアメリカが体現してきた「自由と民主主義」の根幹を揺るがし、人類が少しずつ積み上げてきた理性的な成果を台無し…

長井雅楽

司馬遼太郎の「世に棲む日々」を第二巻まで読んだ。吉田松陰と高杉晋作を中心に維新の人間模様を描いた小説だ。 司馬さんが描く松蔭や高杉は一言で言えば「明るい狂人」だと感じた。今風に言えばテロリストである。狂気がなければ革命は…

稀勢の里

稀勢の里がついに優勝賜杯を手にした。 二人の横綱が休場した初場所。白鵬との一騎打ちだった。優勝の鍵を握るとみられた豪栄道まで休場、残る2人の大関も10敗という体たらくの場所だった。 14日目、白鵬が初顔合わせの平幕・貴の…

平野美宇

全日本卓球選手権を見た。たまたま見たのではなく、見ようと思って見たのだ。 私が見たかったのは、石川佳純ではなく平野美宇だ。女子シングルスの決勝は2年連続でこの2人の対戦となった。Eテレで生中継された。 凄まじい試合だった…

奥華子

今朝は冷え込んだ。この週末は快晴が続くらしい。 朝のランニングに出る。いつもはヒップホップを中心に洋楽を聴きながら走るのだが、きょうは気分を変えてJ-POPにしてみた。アマゾンミュージックのプレイリストを適当に選んだ。 …

川村元気

今朝のNHK「あさイチ」に今年気になった人がゲスト出演していた。 川村元気さん。「君の名は。」の大ヒットを飛ばした東宝の看板プロデューサーだ。 「電車男」「告白」「バケモノの子」など幅広いジャンルのヒット作を次々に仕掛け…

レンツィの誤算

反グローバリズムの流れはイタリアに飛び火した。憲法改正をめぐる国民投票で政府の改正案に反対する有権者が多数を占め、レンツィ首相が辞意を表明したのだ。 今回の国民投票、事前には日本でそれほど報道されていなかった。問われてい…

ケーキデザイナー

朝のNHK BS1でニューヨークのケーキデザイナーを紹介していた。シルビア・ワインストックさん、86歳。今も現役で活躍する世界的なケーキデザイナーだ。黒ぶちの大きな丸い眼鏡がトレードマークで、50歳を過ぎてから、この仕事…