旅ブログの準備

今、新しいブログを立ち上げる準備をしている。

先日参加したWordPress Meetupで参加者の話を聞いたうえで、私なりに考えた末に一つの結論を出した。

今書いている日記ブログ「吉祥寺@ブログ」は現在のまま死ぬまで継続しながら、別に旅行に特化した新しいブログを始めるという決断だ。ただ、このブログの1つのジャンルとなっている「きちたび」はそのまま続ける。

「きちたび」はあくまで旅の日記として、私がどう感じたのか、何に興味を持ったのかを中心に書いていく。一方、新しいブログの方は、もっと旅行記事として役に立つものを目指す。

つまり、「きちたび」は私的なものであり、新しいブログはよりビジネス的なものを目指そうと思うのだ。

この結論にたどり着くまでには、多少の紆余曲折があった。

そもそもは、2016年の12月、著述業の届けを出したところから始まる

このブログを書き始めたのも、会社を辞めた後、ライターという肩書きで生きていこうと決めたからだ。

ただし、定年後、お金のためにやりたくもない仕事をする気はない。自分の興味があることを発信し、それが多少なりとも人様のお役に立ち、わずかばかりの収入が得られれば十分だと思っている。本当は、別に収入を得られなくてもいいのだが、ライターと名乗る以上、多少の収入がないと格好がつかないだろう。

そこでまず考えたのは、ライターを募集している旅行サイトに応募してみることだ。ネットで探すといくつも見つかった。

そのうち2つのサイトに応募してみた。結果は、あっさり不採用だった。

そこで「編集・ライター養成セミナー」の説明会にも行ってみた。現役の編集者やライターの話を聞いてみたいと思ったからだ。

ここで気づいたのは、これはビジネスだということだ。当たり前のことだが、自分が書きたいことを書くのではなく、ターゲットとなるお客さんが望む情報や記事をお客さんが好きなスタイルで書くのがライターなのだ。

長年マスコミで働いてきた私が、今更そんなことに気づかされるとはお笑いである。

マスを対象とする番組づくりでは、視聴率の細かい分析などを通して視聴者の関心を探り提供する情報を取捨選択する。自分が発信したい情報だけで番組づくりをしているスタッフはまずいない。テレビでは当たり前の話だ。

私はどうやら出版という仕事の幅をテレビよりも広く考えすぎていたようだ。あれだけ豊富な雑誌が出版されているので、私の書く記事もどこかに引っかかるのではないか、そんな甘い考えを持っていたのがわかった。

さらに図書館で樋口聡著「フリーライターズ・マニュアル」という本を見つけ、読んでみた。

この本の中で、フリーライターの樋口さんは「どういうライターがいいライターか」と題してこんなことを書いている。

『 横柄な編集者とも摩擦を起こさずに、いつもニコニコ締め切り厳守。発注者以上に企画意図を理解し、オーダー以上のハイクオリティの原稿を書き、メールも電話もレスポンスが早く、何につけても手早い。編集、校正、デザイナー、カメラマンなどの仕事をボーダーレスに越境してこなすが越権行為は厳に慎む。それでいて原稿料が安い。現に社会でデキる人、使える人といわれるような人がいいライター、らしい。早いうまい安い、という牛丼の吉野家のような人なら申し分ないということか。』

編集者から求められる理想のライター像ということだろうが、樋口氏はロバート・キャパが立ち上げた写真家集団「マグナム」を例に引き、高い専門性を持ち、一緒に仕事をしようという思われる人間性を持っている人たちが、世界でトップクラスの写真を撮り、トップクラスの報酬を得ていることを理解して、時にはそのように振る舞うことも必要だと書いている。

それだけ、現実は厳しいということだろう。

この本の中で、一番印象的だったのは、出版社の編集者の多くは20代・30代の若い人たちで、当然彼らが使いやすいライターに仕事を発注するという事実だ。テレビの世界でもよくある話で、若いプロデューサーはベテランのディレクターを使いにくい。つまり、年齢というのは出版業界でも重要な要素なのだ。

そんなことを理解する中で、既存のメディアでライターとして活動する道はまずは考えないことを決めた。

その代わりに考え始めたのは、ブログの収益化である。

今時ブログを書いている人の多くは、アフィリエイトと呼ばれる広告収入を狙ってブログを始めるらしい。中には、すごく稼いでいる人もいるようだ。

そうした人たちのブログというのは、最初から商品やノウハウの説明を目的としていて、金儲けのためにサイトを作り、よりお金が稼げるよう工夫して原稿を書いているのだ。だから、私のようなただの日記とは、ブログのスタイルも、記事の書き方も、全てが違う。

私も一時、アフィリエイトというものを始めてみたが、当然のことながらさっぱり収入は得られない。自分が書きたいこと、覚えておきたいことを備忘録的に書いてそこに広告を貼ったとしてもそれをクリックしてくれる人はいない。

他人様に広告をクリックさせるためには、思わずそのバナーを押してしまう仕掛けや記事による誘導が必要なのだ。

でも、私はそんなことに時間を使いたくない。

そもそも私自身、ネット広告をクリックすることがまったくなのので、どのような人がネット広告で商品を買ってくれるのか、そのターゲットのイメージがまったく湧かないのだ。

だから、これは私には向かないと判断した。

そこで目をつけたのが、GoogleAdSenseというサービスだ。ブログをやっている人はほとんどが利用しているというグーグルの広告配信サービスで、記事にあった広告をグーグルが勝手に貼ってくれるのだという。

今年になって私のブログでも、GoogleAdSenseを利用してみようと思い調べてみると致命的なことがわかった。私が現在利用していWordPress.comというアメリカのサービスでは、日本版のGoogleAdSenseは使えないというのだ。

だから、ワードプレスを始める日本人はみんなWordPress.orgという日本語サービスを利用しているのだということを今更ながらに理解した。

この2つのサービスはワードプレスという共通のソフトを使っているが、まったく違うサービスだ。

「.com」の方はワードプレスを開発したアメリカ人が立ち上げたAutomatticという会社が運営し、ソフトとサーバーが一体となったサービスで、利用者はこのサービスに登録するだけですぐにブログを書き始めることができる。だから、何も知らない私でもこのブログを始めることができたのだ。

一方の「.org」の方は、ワードプレスのソフトを無料ダウンロードするサービスなのだが、こちらは自分でどこかのレンタルサーバーと契約し、ワードプレスをダウンロード、さらにプラグインと呼ばれる様々な追加ソフトを組み込むなど、準備がいろいろ必要なのだ。

私はこの違いをネットで読んで、迷わず「.com」を選んだのだが、使い始めた後にネットを見ていると日本人利用者のほぼ全員が「.org」を選択していることを知った。

その理由は、日本人有志が運営しているサービスなので、説明が全て日本語であること。そして何より、GoogleAdSenseなどあらゆるアフィリエイトサービスが利用できることが魅力なのだ。

そこで私も、「吉祥寺@ブログ」を「.org」の移し替えることを検討した。ワードプレスの良さは、簡単にサーバーを切り替えることが可能なことだ。基本的には、元のドメインのまま別のサーバーに丸ごとサイトをお引越しできる。テーマと呼ばれるサイトの外観をコントロールする仕組みもそのまま移行することが可能だというので、私もやってみようと思ったわけだ。

ところがである。

「.com」と「.org」の間には深い溝があることが判明した。

まず第一に、私のドメイン「kichijoji.blog」は、WordPress.comだけが扱うドメインだということがわかった。だから、同じドメインのままサイトを引越しすることはできないのだ。

2番目の問題は、テーマだ。私が利用している「Dyad」というテーマもAutomattic社が開発したテーマで、「.org」で利用できるのかどうかよくわからなかった。

ドメインを変え、サイトの見た目を変えることには少し抵抗があった。

そして3つ目の問題は、サーバーの容量や将来的な安定性だった。「.com」は世界的な企業でおそらく巨大なサーバーを将来にわたって運営し続けるだろうと考えられる。現在私が契約しているサービスではサーバーの容量に上限がない。この先、どれほど記事を書こうが、将来動画をどんどんアップしても、無制限でアップし続けることができるのだ。

しかし日本人が使っているレンタルサーバーはあまり大きくない専業企業が運営していて、しかも多くの会社が並立している。10年後、20年後にそのサービスは続いているのか、私は不安に感じた。しかも、サーバーの容量には上限がある。

私はこの「吉祥寺@ブログ」を死ぬまで続けたいと考えているので、サーバーの容量と将来性は非常に気になるところだ。

以上のような試行錯誤を経て、私が出した結論。

①「吉祥寺@ブログ」は現状通りWordPress.comで死ぬまで続けるが収益を期待しない。

②新しく旅行ブログをWordPress.orgで立ち上げ、収益化を図る。

この方針のもと、私はまずレンタルサーバーを契約した。

先日のMeetupでのアドバイスに従い、「エックスサーバー」と契約した。4月はちょうど新規契約すると1つドメインを無料でもらえるというので、サイトの名前を考えながら新しいドメインも取得した。

エックスサーバーは日本人ブロガーの7割が契約しているという人気のサーバーで、わからないことがあってもネットで検索すると、その解決法が見つかる。ただ、その解説の内容が私には理解できないことも多々あったのだが・・・。

エックスサーバーとの契約が終わり使えるようになると、今度はワードプレスのソフトをダウンロードする。

「.com」のように最初からたくさんのテーマが用意されていないので、良さそうなテーマを読み込んで試してみる。どれも一長一短でなかなか気に入ったものが見つからない。このテーマ選びでは、「com」の方が簡単だった気がする。

今回テーマを選ぶにあたって私が重視したのは、2つだ。

①GoogleAdSenseとの相性が良さそうなこと。

②スマホで見た時のデザインがいいこと。

テーマというのは、誰でも作って売ることができるようで、小さなデザイン会社だったり、有名なブロガーさんが自分で作って売っていたりする。中には無料で利用できるものもあり人気のようだが、無料テーマの場合、自分でいろいろ設定する必要がありそうなので考えているうちに面倒臭くなってきた。

結果的に私は、「sango」という有料テーマを購入することにした。

決め手は、多くのブロガーが利用している人気のテーマで、自分でいろいろしなくてもすぐに使い始められそうなこと。そして水色のパステルカラーを基調とするやさしいデザインなので、幅広い人に抵抗なく見てもらえるかなと思ったことだった。

私は放っておくと、戦争やテロなど自分の興味のある記事を書きたがるので、それは今のブログに書くようにして、新たなブログはもっと幅広い人に興味を持ってもらえるサイトを目指そうと思っている。

そのためには、ビジネスとしてのネット記事のありようを勉強しなければならない。

まあ、時間はたっぷりある。

2つ目のブログを始める時には、「吉祥寺@ブログ」でも紹介させていただろうと思っているが、果たしていつできるものか、皆目見当もつかない。

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