鎌倉暮らしを擬似体験する5泊6日の夏のバケーション。
滞在初日の晩御飯は、蚊よけスプレーを買いに行った鎌倉駅周辺で食べることにした。

スーパー紀ノ国屋で食材を少し買って、どこかいいお店がないかと歩いていると、「かかん」と書かれた古びた扉が目に止まった。
喫茶店だろうか?
ちょっと気になって店先のメニューを見てみると、麻婆豆腐とか魯肉飯とか書いてある。
ぱっと見そうは見えないが、どうやら中華料理または台湾料理のお店のようだ。

時刻は6時15分前、妻も中華でいいと言うので、とりあえず入ってみることにする。
エスニックな印象の店内、壁にはメニューが書かれた赤い紙がびっしり貼られていた。
麻婆豆腐だけ他より一回り大きな紙に書いてあり、この店の看板メニューだということが一目でわかる。

とりあえず、生ビールを注文して、じっくり壁を眺めながら注文するメニューを品定めする。
運ばれてきたビールは「SORACHI1984」(中 700円)。
上富良野町で開発された伝説のホップを使ったサッポロビールのブランドである。
美味い!
歩き回って喉が渇いていたせいもあるが、実際に美味しいビールなのだろう。

さて、私たちがこの日選んだお料理の一品目。
「ピーマンとピータンの冷菜」(600円)
すり鉢の中に、ピータンと味付けされたピーマン、そのほかネギやパクチーなどの薬味がいろいろ入っていて、店員さんは「すりこぎで全部をぐちゃぐちゃにすりつぶして食べてください」と言った。
言われた通り混ぜてみると、確かに得体の知れない練り物のようになるが、味の方は深みのある旨味に変わった。
これは美味い。

続けて水餃子。
壁のメニューには「8個 840円」と書かれていたが、聞くと4個でもいいと言われた。
見た目の通りツルっと仕上がった水餃子、ゴマと醤油、好きなタレでいただく。
これはまあ、普通かな。

そして最後に真打登場。
「麻婆豆腐 小」(950円)と「ライス 中」(280円)。
2人前の「麻婆豆腐 中」は1600円で、3人前の「大」なら2000円、「夜は葉ニンニクが増量」らしい。
さすが看板メニューというだけあって、見るからに美味そうであり、辛そうである。

妻と分け合って一口食べてみると、見た目の通り、美味くて辛かった。
いやあ、この麻婆豆腐はホンマもの、まじで絶品である。
こんな美味い麻婆豆腐を食べたのはいつ以来だろう。
知らない街でたまたま通りがかった偶然の出会い。
これこそが旅の醍醐味である。

卓上には2種類の山椒が用意されていた。
「お好みでお好きな方をかけて」と言われたが、この麻婆豆腐、そのままで満足度100%である。

私たちが食べている間に次から次へとお客さんが入ってきて、6時過ぎには店は一杯になった。
圧倒的に若い人が多い。
偶然入った鎌倉の人気店。
やっぱり鎌倉にはいいお店がたくさんある。
食べログ評価3.53、私の評価は3.70。
「かかん 鎌倉本店」
電話:0467-22-4772
営業時間:11:30 - 14:30/17:00 - 20:30
定休日:不定休
https://www.instagram.com/kakan_honten/