<吉祥寺グルメ>パン屋めぐり🍞 「ル ・リス」の「ピティヴィエ」&「フロマージュ」

自転車で少し遠出をした帰り道、三鷹にあるフランス菓子のお店の前を通る。

「フランス菓子 ル・リス」。

駅からはあえて離れた場所に店を構える人気店だが、以前ケーキを買った際に、美味しそうなパンも売られているのを思い出す。

ちょうど昼時だったので、立ち寄ることにした。

決して店内は広くないので、入店できるのは4人までに制限されていたが、私が入った時には幸いお客さんは1人だけですぐに入れた。

しかし、私の後から次々に女性客がやってきて、外で待つ状態となる。

奥の厨房で手作りされたケーキやチョコレートが並ぶショーケースの上に、パンのケースが置かれている。

「パン・オ・ショコラ」や「クロワッサン・オ・ザマンド」など、すでに本日分が完売したパンも多いようで、ケースの中には3種類しか残っていなかった。

でもどれも、美味しそうだ。

私は2種類のパンを1個ずつ買った。

「ピティヴィエ」(330円)。

店のラベルには「アーモンドクリームを包んだシンプルなパイ」と書かれていたが、とにかく見た目が美しい。

調べてみると、「ピティヴィエ」というのはフランス・オルレアン地方の小さな町ピティヴィエ発祥の伝統菓子だという。

ピティヴィエはパリの南西90キロにある。

表面の美しい模様には、こんなエピソードがあるという。

フイユテ表面に施されている模様についてはこんなエピソードがあった。16世紀フランス王シャルル9世はピティヴィエの町の近くで強盗団に捕えられてしまった。しかし王であることがわかると、彼らはあるパテを王に食べさせた。王はそのおいしさに感激し、釈放されると、ピティヴィエの町の職人に王家御用達の特権を与えた。そしてその職人はそのパテの表面に、王の馬車の車輪をまねた筋をつけるようになった。それがあのピティヴィエ・フイユテの模様。

引用:辻調おいしいネット

カットしてみると、中にはほんわかとした甘さがあるアーモンドクリーム。

甘すぎない上品な味だ。

もう一つ買ったのは、「フロマージュ」(170円)。

文字通りチーズのパンで、「グリュイエールチーズを練りこんだブリオッシュ」という説明が添えられていた。

こちらは中には何も入っていないが、パン全体にチーズの風味があふれていて、とても美味しい。

見た目も味もとてもレベルが高い「ル・リス」のパン。

吉祥寺駅から歩くと20分ぐらいはかかると思うが、その価値は十分にあると思う。

食べログ評価3.60、私の評価は3.60。

「フランス菓子 ル・リス」
電話:0422-70-5002
営業時間:水〜土10:00〜17:00/日10:00〜16:00(生菓子が完売次第閉店)
定休日:月曜・火曜
https://www.facebook.com/patisserie.lelis/

<吉祥寺グルメ>吉祥寺deデザート「フランス菓子ル・リス」の「マントン」

吉祥寺パン屋めぐり

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